ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

本当にあった怖い話

2006-02-24 20:52:59 | ミュンヘン・TUM
それは僕が夜を徹して部屋の片づけをしていた一昨日の晩のことでした。

僕は部屋でゴミが出るたびにゴミ袋をつくってこまめに寮の一階にあるゴミ集積場に捨てに行っていたのでした。最後のゴミ袋を持ってポストに放り込み、やれやれと思って外に出たときです。聞き覚えのある電子音が聞こえた気がしたので耳を澄ますとどうやらポストの中から聞こえているようで。そういえば去年の暮れに壊れたまま部屋に放置していてさっき捨てたばかりの携帯電話の着信音がこれだったのではないかと気になりゴミ箱をあさると、たしかにその携帯電話が音を発していたのでした。二ヶ月も放置して電源はすでに切れていたはずなのにと不審に思いながら画面を見たのですが、去年の暮れにしりもちをついたときに液晶が割れてしまったので、かろうじて電源が入っているとわかるほかはまったく表示が読めません。しばらくすると音が鳴り止んだのですが、電源は入ったままでした。徹夜で頭がボンヤリしていたのでそのままゴミ箱の中にそっと置いて僕は部屋に戻り、何事もなかったかのように荷造りを続けました。明け方、ようやく荷造りは終わったのでしたが、そのゴミ集積場にもう一度行く気にはなれませんでした。今日追加のゴミが出たので集積場に行くと、回収車がすでに来てポストはもはやすべて空になっていたのです。


これからミュンヘンを発つところ。2月中はしばしドイツ国内西側を回る。
部屋はすでに片付け終わっていて、これから大家さんのところに鍵を返しに行く。スーツケースと模型とパソコンはくろさかくんに預けてあって、3月1日にパリに移動する直前にもう一度ミュンヘンに荷物だけ取りに戻る予定。さようならミュンヘン。
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