ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

設備図のチェック

2016-10-31 23:59:59 | 群馬/東京・設計と博論
朝から会社へ。H倉庫計画の電気図のチェック。夕方、施工会社と打合せ。夜はK学校計画の機械設備図のチェック。終了後、帰宅。明日の打合せの準備をしてから就寝。
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起工式

2016-10-30 23:59:59 | 群馬/東京・設計と博論
朝から「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)についての説明会」に参加する。来賓の方の挨拶に続いて、県から木造に関する施策の説明。そのあと僕ら含め設計チームから一言ずつ挨拶をし、設計部の方から採択された計画概要の説明。終了後、敷地に移動して起工式。地鎮の神事を執り行う。

http://www.sagatv.co.jp/news/20161030/

終了後、昼食会。労をねぎらい、今後も引き続いての協力を要請していただく。僕らは空港まで送ってもらい、休憩室でしばらく仕事してから羽田行きの最終便で関東に戻る。電車を乗り継いで前橋へ。時差ボケでしばらく眠れず。
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ロンドン視察8日目 HCLA

2016-10-29 20:24:34 | 群馬/東京・設計と博論
朝起きて銀行へ行き、現金で持っていたポンドを口座に預ける。始業時間を待ってHCLAへ。受付の人はまだ僕を覚えてくれている。ホールデンに挨拶。どれだけゆっくりできるかわからなかったので連絡が前日になってしまったが、ホールデンは我が家と思っていつでも帰っておいでと言ってくれていた。ビリー、デイビッド、ジェームス、アンヘルら懐かしい顔。会社の様子を案内してもらう。僕からはKingsgate Houseの経験が、日本で色々につながっていることを報告する。

いったん辞してぬいぐるみ等お土産を購入したあと、昼前にHCLAに戻り、ホールデン、ビリーと昼食をともにする。いつも同じような話でごめんね、と言いつつホールデンは夢のプロジェクトを話してくれた。このプロジェクトはきっと日本に合っている気がするんだ…料理が来るまでの間ひとしきり紙のランチョンマットにスケッチがすすみ、最後にFor Komiと添えて僕にくれた。僕からは帰国後に携わってきた仕事の話をする。食事後、ビリーが送ってくれて、元同僚のレイモンを訪ねる。短い滞在だったが旧交を温める。夕方、三浦先生加藤先生とホテルで合流してヒースロー空港へ。

羽田行きに搭乗し、帰国。僕は福岡を経由して佐賀へ。

設計部の方が企画してくれた打上げの会に合流。父も先に到着している。終了後、ホテルにチェックインし早めに就寝。
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ロンドン視察7日目 Winchesterへ

2016-10-27 23:59:59 | 群馬/東京・設計と博論
朝、ホテルのロビーに集合。地下鉄でWaterloo駅に移動し、電車でハンプシャー州のWinchesterへ。ロンドンが首都になるまでイングランドの首都だった街。伝統的に教育水準が高く、ロンドンに比べて住宅価格も安いので、近年はロンドンで働く若い家族が多く移り住んできているそうだ。漆原さんと待ち合わせ。サッチャー政権後、自治体にあった設計部は解体されていったが、唯一残ったのがハンプシャー州だった。これはハンプシャー州がユニークというよりも、設計部が独立してもやっていける能力を持っていたこと、すなわち早くから各分野のスペシャリストを集めた組織設計事務所化していたこと、国内外で評価される優れたデザインを行ってきたこと、によるものだという。リーダーのマーティン氏から、レクチャーのあと市内のコンバージョン事例を案内してもらった。19世紀のとうもろこし取引所を改修した図書館、1960年代の駐車場を改修したオフィス、学生寮をコンバージョンした多目的ホール。終了後、漆原さんから市内の歴史的建造物を案内してもらう。中世以来の構造物が数多く残り、街には活気と余裕がある。イギリス人にとっての理想の街でもあるそうだ。暗くなるまで市内を散策し、僕らは電車でロンドンへ戻る。打上げを兼ねて三浦先生加藤先生と中華街で夕食を食べ、ジェラートの店にはしごし、ホテルに戻る。今日で視察の全日程が終了した。自分は事前調査〜アポ取り〜・解説・通訳を勤めさせていただいたが、自分のロンドンでの経験を振り替えることもでき、貴重な体験であった。
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ロンドン視察6日目 ロチェスターへ

2016-10-26 23:59:59 | 群馬/東京・設計と博論
朝、ホテルのロビーに集合しビクトリア駅へ。チアキさんメイソンさんと合流し、ロンドンの南東、Rochesterへ。今日も自分が通訳を務める。行きの車中でK学校計画に関するいくつかのやりとり、日本へ電話など。午前中はエクストラケアホームの事例を見学。ホーム併設のカフェで昼食のあと、アフォーダブルハウジングの改修の現場を見学。ハウジングアソシエーションであるハイドグループの方をヒアリングする。HCA、RSL、s106、LHDG…ロンドンで働いたことがある人が通訳しないとなかなか理解は難しいだろう。終了後、電車でロンドンに戻り、サウスバンクの諸施設を見学。6時過ぎに漆原さんと合流。近くで夕食をご一緒しながら、行政の立場から見たイギリス建築の現状を教えてもらう。終了後、ホテルの近くで解散し、僕はここ数日のブログ記事を書いてからホテルに戻る。H倉庫計画の書類作業が発生し一部処理したものの、ここしばらくの睡眠不足を解消すべく早めに就寝。
HCLAで経験したことのうち、CLTとBIPVに関してはこれまでも日本で発表・報告の機会があった。でも今回の視察ではそれ以外の部分、ロンドンで働いていたときはとにかく大変でもがくだけだった法規的な部分・実務的な部分・政治的な部分…、通訳と解説を通してHCLAで過ごした7年間がそっくり役に立った気がした。
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ロンドン視察5日目 マンチェスターへ

2016-10-25 23:59:59 | 群馬/東京・設計と博論
朝、ホテルのロビーに集合してシェフィールド駅へ。電車でマンチェスターへ移動。移動の車中でK学校計画の図面チェック。マンチェスターでは駅の近くの倉庫改修ホテルを見学したあと、ニューイズリントンと呼ばれる地区へ。今日も自分が通訳を務める。Urban Splashのポールさんと合流し、周辺の開発について解説をしてもらう。勤務の傍ら大学で歴史的建造物再生の研究をしている彼からは、理論と実務のはざまの話、そこを切り抜けていく方法を聞けたように思う。Urban Splash社も訪問し、制度の問題はじめ彼我の比較の話をいろいろすることができた。終了後、遅い昼食を食べてから、ノーマン・フォスターが故郷に設計し今年竣工したばかりのMaggie'sセンターへ。センター長に案内を受ける。センターの思想とフォスターの設計がぴったり寄り添っているような気がして感動した。ホールデンのよく言っていた意味でのlightnessを感じる。差し込む光と軽い構造。木造の柔らかさとか優しさとか、こういうことなんだなあ。ゆっくりときを過ごしてから駅に戻り、電車でロンドンへ戻る。たまっていたメールを一部処理してから夜半すぎに就寝。
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ロンドン視察4日目 シェフィールドへ

2016-10-24 23:59:59 | 群馬/東京・設計と博論
朝、ホテルのロビーに集合してファーリンドンヘ。今日も自分が通訳を務める。Hawkins\Brownを訪ね、キジマさんアンドリューさんと合流。Urban Splashのもとで彼らが設計したシェフィールドのParkHillのレクチャーを受ける。HCLAで過ごした最初の数年は自分もこれとよく似た再開発プロジェウトの担当であった。そのときの経験があるので、彼らのレクチャーもよく理解・通訳できたと思う。時間のかかる政治的プロジェクトで、担当していたときは苦しい経験だと思っていたが、何が役に立つかわからないものだ。その後一緒にセントパンクラス駅に移動し、電車でシェフィールドへ。キジマさんには5月の欧州木造建築視察でもお世話になった。行きの車中で、今回もCLTに関してヒアリングをさせてもらう。ちょうど校正中だった新建築の記事を読んでもらったり、自分が携わっているCLT建築を見てもらったり、防水に関する委託調査の内容をヒアリングしたり、キジマさんのCLT建築設計の経験を教えてもらったり、今後の協力をお願いしたりする。やはり、ロンドンには日本に先んじてノウハウが蓄積していると感じた。それを伝達し、日本に合わせて適用するの自分の仕事だろう。シェフィールドに着き、さっそくParkHillへ。広大な土地に60年代に開発された集合住宅群。Barbicanのようにはならず、Robin Hood Gardensのように荒廃して今に至ったようだ。住人のひとりの協力も得て、住戸内部も見学することができた。改修は、オリジナルを設計した建築家も満足する出来だという。シンプルながら元の空間がうまく生かされていると感じた。駅の中のパブでひとしきり話してから、ロンドンに戻るHawkins\Brownの二人とは分かれ、僕らはホテルにチェックイン。野澤さんから教えてもらったシェフィールド大学運営のパブにて夕食。ホテルに戻ってから、僕はK学校計画の図面チェックのあと新建築の座談会原稿とCLT記事の校正。明け方データを送信してから仮眠する。
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ロンドン視察3日目

2016-10-23 23:59:59 | 群馬/東京・設計と博論
朝、ホテルのロビーに集合し、キングス・クロスへ。DTTでも研究対象にしているので概要はわかっている。古い倉庫やガスタンクなどを活かしながら再開発している様子を解説する。続いてバービカンに移動し、今に生きながらえる60年代の集合住宅と文化施設のコンプレックスを見学。カフェで昼食のあと、オリンピック公園へ。しばし散策の後、ザハのアクアティックセンターを見学したり、巨大なショッピングモールを見学したりした。バスで移動してヴィクトリアパークを散策したあと、ベスナルグリーンのV&Aこどもミュージアムへ。1850年の万博後にクリスタルパレスの収蔵物を収めるためにつくられたものの、その「醜さ」から解体移築され、V&A別館として再生し今に至る。クリスタルパレスと同時代の貴重な遺構である。資料も収集できたので、帰国後のゼミ担当回はこの構造物についてまとめようと思った。何度か訪れているが、今回はゆっくりと構造物自体について観察してみた。鉄部材に製造者の記名がないかと探したが見つけられず。でもこれはきっと文献資料が見つかるだろう。柱径を測ったところ列柱の太さは少なくとも2パターンあるようだ。左右対称な空間なのに、一部左右で柱の太さが違う箇所がある。解体移築時に取り違えたのか?平面形が移築前後で違うとか?それとも他に何か理由が?何か資料が見つかるだろうか。夜はBistrothequeにて夕食。倉庫を改修したレストランで、HCLAにいたときスティーブンに連れられて訪れたことがある。解散後、僕は別れてキングスクロスへ。石井くん夫妻、竹山くん、圭吾君、照吾くん、二本柳さん、武藤さんと合流し、旧交を温める。いろいろ情報交換もすることが出来た。ロンドンへの懐かしさは常にもっているが、友人たちと会うと否応なくその気持ちが増す。楽しい時間を過ごしてからホテルへ戻る。僕は新建築の座談会原稿の校正。明け方修正原稿を送信してから仮眠。
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ロンドン視察2日目

2016-10-22 23:59:59 | 群馬/東京・設計と博論
ゆっくり起きて、昼過ぎまで新建築の記事作成。送信後、RIBA Book Shopへ。木造関係の書籍をひととおり購入する。そのままV&A Museumへ。『Engineering the World: Ove Arup and the Philosophy of Total Design』展を見る。18時にホテルに戻り、視察の先生方と合流。田中さん南雲さんへのヒアリングを行う。終了後、近くのインド料理店にて会食。面白い話を色々聞くことができた。ホテルに戻り、新建築の座談会記事のチェックバック作業を始める。明け方就寝。
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ロンドン視察1日目

2016-10-21 23:59:59 | 群馬/東京・設計と博論
朝起きて、羽田空港へ。搭乗を待つ間、K学校計画など各方面に連絡。搭乗口で視察の先生方と合流。機内では新建築の記事を書きながら合間に映画を数本見る。午後3時前にロンドン到着。ホテルにチェックイン後、視察の先生方と一緒にフォスター事務所へ。横松さんにご案内いただく。終了後、ホテルの近くのパブで夕食。初日から充実した内容であった。
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