文化大革命をなかったことにする北京政府【中国:歴史修正の実態】

2018-01-16 18:05:23 | 日記
 中国の文化大革命、毛沢東主席の10年にわたる粛清によって何百万人にも及ぶ方々が犠牲となった事実は良く知られているところです。この事実は決して隠蔽されてはなりません。教訓として記録記憶にとどめておくべき歴史上の大事件です。ところが、中国が学校で使われる公式の歴史教科書から文化大革命を削除したというニュースが伝わってきました。都合の悪い真実を隠して歴史に向き合おうとしない共産独裁国家中国です。人権を蹂躙され犠牲となった方々の叫び声が聞こえるようです。
「海外ニュース翻訳情報局」様の記事から引用させて頂きました。ありがとうございます。

海外ニュース翻訳情報局
【中国:歴史修正の実態】文化大革命をなかったことにする北京政府 2018/1/15

https://www.newshonyaku.com/china/pollitics/20180115

 南京大虐殺など中国共産党が主張する歴史に異論を唱えると、すぐさま中国から(あるいは日本国内のリベラル勢から)歴史修正主義との批判が降りかかってきます。では、イギリスのThe Timesが報道したこの記事を読んで、皆さんはどう思われるでしょうか。これこそがまさに、中国共産党が現在進行形で行っている、歴史修正主義というものではないでしょうか。
■毛沢東主席の10年にわたる粛清による数百万の犠牲者には触れないプロパガンダ
 中国は、学校で使われる公式の歴史教科書から文化大革命を削除したことで非難を浴びている。批評家によるとこれは、数百万人が殺害された粛清への非難を免れるための中国共産党の企みだという。改訂版教科書はこの春から14歳の生徒に対して使われることになる。
 通常であれば、学校の1時限を丸々使って教えられるべきひとつの大きな章として扱われるこの事項が、ここでは別の項目の中のわずか6段落にまとめられている。さらに、「真の共産主義イデオロギー」の名の下に、毛主席が人民同士の抗争を促したことに対する批判が除かれている。そして、国家の発展が「珍しいほどにスムーズだった」と締めくくっている。
 しかし実際は、中国全土にわたって数百万人の人民が迫害され、公衆の面前で晒し者にされ、投獄され、拷問を受け、そして財産を没収され、あるいはあっさりと処刑された。多くの人々が都会から農作業に従事するために強制的に田舎に移住させられた。数々の文化的、あるいは宗教的建造物が破壊・強奪された。
 1976年の毛沢東の死後、鄧小平率いる改革派は文化大革命に由来した政策を撤廃しはじめ、1981年に党は「党、国家、人民が被った非常に深刻な進歩の妨げと重大な損失に対する責任」を宣言した。
 しかし、2016年、政府は文化大革命開始50周年を記念しなかったし、政府紙である人民日報の短いコメントを除けば、官製メディアはこの件についてはおおむね沈黙を貫いた。
 教科書改訂は、官製メディアを使って共産党を崇拝させる新たな動きと同期するように行われた。そして、批評家たちが文化大革命のような大事件を取り上げて党の統制力を弱めるような言動をしないように細心の注意を払い、北京政府はこの案件についての個別の調査を徹底的に禁じた。
また、教科書改訂がネットを通じて若者に広まらないよう検閲機関が投稿を削除しようとしたが、それでもいくつかの記事は検閲を免れた。「現代史がもうこんなにも改竄されている」「(政府は)自分で歴史を尊重しないのに、どうして僕たちにそうしろなんて言えるんだ?」
 歴史ファンのグループという名による別の投稿はこう問いかけた。「近代史における中国の方向性に影響を与え、何世代もの人々に多大なインパクトを与えた文化大革命が、この程度の扱いを受けているのは正しいことなのだろうか? 文化大革命はもっと別格に扱われるべきで、これは我々が過去、未来、そしてこの国に対して負っている責任である。」この投稿は現在、削除されてしまっている。
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