【註：このブログのレヴューは虚妄と背徳に満ち満ちております】
第六話のサブタイトルは「予期せぬ客人」
そう、とうとう、あのひとが、このひとに、急接近な回です。ウフフ（怪笑）
今回、前回のまとめから入ったのですが、なんだかすごーく話が進んだような。原作二冊分はかるく消費しちゃった気がします。じっさい、『薔薇のミルフィーユ』と『未来の白地図』にまたがった回だったんですね。文章にすると十頁費やすものが、アニメだと数秒程度。
でも、今回、やはり映像ならでは、アニメならではの演出が見られましたね。人間の想い描くもの、しみついたイメージをどう表現するか。福沢祐巳には、「彼女」がこういう人に見えていたんでしょう。
実家で乙女チックに編み物なんぞしていた祐巳。そんな穏やかな休日を乱すのは、一本の電話。なんと、またあの保険男、柏木でした。
さて、彼の用件は…
１．「ユキチは俺の嫁！」
２．「お義母さん、結婚してください！」
３．「お義父さん、結婚してください！」
はい、答えは４番の「瞳子が家出しちゃったんだけど、匿ってんじゃねぇだろうな？」でした。
なんと瞳子はご両親と諍いごとを起こしてしまったらしいのです。いまさら、反抗期～？ ちょっと遅いアドゥレセンスに微笑ましくなっちゃいますね。にしても、さすがの柏木でも行方がつかめないようす。あんなドリル頭が街にいたら、たちまち見つかりそうなものですが？ 管理人も十代のころ、プチ家出（行き先は祖父母の家）したけど、マイ母上に速攻で連れ戻されました、アハハっ（←どうでもいい）
祐巳ママ、けっこう若いですね（プチ衝撃）
祥子ママはけっこう老けてましたよね。年齢あまり変わらないはずでしたよね。
祐巳の部屋、なんだか歯医者さんの待合室みたいだったんですけど。といいますか、アニメの住まいって背景に手を抜くといじょうに広く感じられるんですよね。福沢邸がすごい豪邸にみえてしまいました。都内でこんな家建てたら、固定資産税がすごそうだ（苦笑）
その頃、さっちー（その呼び方やめて）は、なんとヘタ令ちゃんとたのしくティータイム！瞳子のいち大事ってのに、あんたらときたら！（怒・怒・怒）といいますか、祥子さまにとって瞳子ってその程度の存在？（がーん）
ここ、めずらしくも祥子・令のスキンシップが見られるおいしい時間だったのですが。例のお見合いイベントが説明で片づいちゃいました。黄薔薇組にとっては、キーポイントなエピソードなんですけれど。これじゃあ、菜々の存在を知った令が由乃から離れようとする決意のほどが強く感じられないような。けっきょく、ふたりの抱擁だけ見せたかった感じですね。ありがとうございます（嬉）
肝心の瞳子は、ユキチに連れられて福沢家を訪問。なんと、祐巳ったら、ためらいもなく自室に通しちゃいます。見たね、見たね？ 祥子さまにだって、見られたことないのに…ッ！（by 古谷徹）
瞳子はなんとなーくお散歩してたら、祐巳さま宅近くに来ちゃいましたと、言いつくろってましたが、たぶん彼女のポケットには祐巳宅の住所がきっちり載った住宅地図のコピーが潜んでいるに違いありません！確信犯的な迷子です。
瞳子は庶民料理カレーをごちそうになっただけで、あっさり帰ってしまいました。この機会に距離を縮めたかったのに、祐巳はちょっと残念なようです。
その後、山百合会はクリスマスパーティーを企画。もうほんと、この人らお茶会大好きですね、どこの貴族様ですか。この不景気（註：この回の原作が発表された時点はすこし経済は上向いていたと思われ）に、おこづかいがカットされた高校生だってたくさんいるというのに、なんというセレブっぷり！
よしのんは瞳子を招待したい祐巳をそそのかして、菜々を誘いたいという思惑。が、しかし！乃梨子にあっけなく拒否られてしまいました。いまの二年生組って、ほんと権威がないんですね。一年生妹ひとりに楯突かれて動かせないってちょっと情けないかも…。
志摩子さんの機転（さすが！）もあって、なんとか瞳子（＋ハリガネ長身）の招待にこぎつけた祐巳。しかし、彼女が近づこうとすればするほど、瞳子はなにかを隠して遠ざかっているようで…。
瞳子の闇をうけとめる覚悟が、祐巳にあるのか？ここから、けっこう重い内容になるんですけれど、どうまとめるんでしょうね。
ところで、可南子を呼ぶならついでに夕子ちゃん（中の人：姫宮千歌音）も呼んでくださいッ！（まだ言うか）
アクセス
トータル
