陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。

アニメ「うしおととら」

2015-09-30 | アニメの話題
だいぶ前に書いたはずの、セーラームーンCrystalの最終回の記事がやたらと目立っていたので、なにかと思ったら、テレビ放映分が最終回だったんですね。第三期のデスバスターズ編の制作も決定したようで。海王星と天王星の人の話、原作どおりにやるんですよね。たぶん、旧版とかなり違ってくるんじゃないでしょうか。

アニメはもう観ないといいつつ、七月から一作品だけ視聴を続けていました。
アニメ「うしおととら」。

いや、ずいぶんと懐かしいタイトルですね。藤田和日郎先生による原作漫画の連載が90年代。これを子どもの頃にご覧になっていた世代って、もう、いい大人ですよね。佐々木望さん主演で、OVAになったはずで、その昔、長期休暇ごとにあった読売テレビの「アニメ大好き」という番組で放映されていたんじゃないでしょうか。

私、この作品、初回に主人公少年が、囚われていた妖怪の封印を解く、という場面しか知らなくて。そもそも、週刊少年サンデーのコミックって、「名探偵コナン」か「らんま1/2」ぐらいで、あんまり読んだことなかったもので。人気があったのは聞き及びつつ、内容はまったく知らずに、視聴してみました。

で。これが、なかなかおもしろいです。
主人公の蒼月潮という男の子が、単細胞なんだけど無駄に熱血漢で、とても好感度がもてます。彼が家の地下牢からうっかり解放してしまった妖怪とらと、最初は食うか食われるかでいがみ合っていたのが、共闘していくうちに、存在の差を越えて、絶妙なコンビネーションを発揮していくという。コミカルな部分もあるのですが、なかなか泣ける話もあります。

原作がかなり長期連載だったのを、かなり短縮してるらしいので、中身を知らないこちらとしては、展開が早くてありがいたのですが、原作ファンからしたらどうなのでしょう。

人間と人間ならざるものとの共存というのがテーマのようで、こうした博愛主義、友情とバトル(+ちょっぴり恋愛要素)というのは、少年漫画の王道で、気持ちいいぐらい、この王道を突き進んでいってくれる作品なのですが。感動できる反面、最近、こうした異質なものを受け入れる寛容さと美しさを純粋に信じつづけるには、あまりにも自分が現実に追われ過ぎていることを感じざるをえません。

難民問題にしても、自分の食べようとしているパンを分け与えたり、住まいを貸したり、というそれだけのことでは済みませんから。自分の家族、周囲、この国自体をおざなりにして、世界平和だの、人類の安寧だの、大風呂敷な理想主義を広げたあげくに、いったい何が残るのだろうか。戦争反対、武力放棄と言いながら、その平和を守護するために、事実、穏便ならざる方法で主義主張を通そうとする傾向は何なのか。

正義とか愛とかって、じっさい、よくわからないですよね。
いや、漫画やアニメで学ぶものでもないとは思うのだけど…。
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