1981年の台湾映画「風が踊る」は、「ステキな彼女」で成功を収めた候孝賢(ホウ・シャオシェン)監督のじんわりメロドラマ。ですが、前作に比べるとおもしろみに欠けます。
ちなみに主演が「ステキな彼女」とおなじ人気歌手のふたりだったというのも、新鮮味がないですよね。
とある海辺の街に、CM撮影の一行が訪れた。CM監督の男と同棲している女性カメラマン、シンホイは、撮影に協力してくれた盲目の青年にこころ惹かれてしまう。
朗読テープの吹き込みに参加したり、視力回復の手術に尽力した彼女は、ついに青年と両想いに。けれど、CM監督は親の決めた婚約者で…。
これまた女ひとりを巡る男ふたりの三角関係。
盲人とカメラマンという素材はおもしろいのですが、すこし退屈でした。
というか、邦画でも、シリアスを狙った恋愛映画ってあまりおもしろくないですよね。やっぱり、野暮ったく思えるからでしょうか。
そして、CMとはいえ映像作家が出てくる時点で、よくある業界通の自伝めいたストーリーになるのがなんとも嫌味たらしくて、マイナス効果ではないか、と思うのですが…。
ちなみに主演が「ステキな彼女」とおなじ人気歌手のふたりだったというのも、新鮮味がないですよね。
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とある海辺の街に、CM撮影の一行が訪れた。CM監督の男と同棲している女性カメラマン、シンホイは、撮影に協力してくれた盲目の青年にこころ惹かれてしまう。
朗読テープの吹き込みに参加したり、視力回復の手術に尽力した彼女は、ついに青年と両想いに。けれど、CM監督は親の決めた婚約者で…。
これまた女ひとりを巡る男ふたりの三角関係。
盲人とカメラマンという素材はおもしろいのですが、すこし退屈でした。
というか、邦画でも、シリアスを狙った恋愛映画ってあまりおもしろくないですよね。やっぱり、野暮ったく思えるからでしょうか。
そして、CMとはいえ映像作家が出てくる時点で、よくある業界通の自伝めいたストーリーになるのがなんとも嫌味たらしくて、マイナス効果ではないか、と思うのですが…。