陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

アニメ「美少女戦士セーラームーン Crystal」第二十七話

2016-04-06 | テレビドラマ・アニメ

第三期の放映が発表されて以来、期待せずに待っておりましたアニメ「美少女戦士セーラームーン Crystal」。いよいよ地上波放映。今回はニコニコ動画では発信しないんですね。個人的に、動画のコメントがいたずらにつくあの発信方法って、制作者の意欲と集中力を削ぐんじゃないかと思ってますけど。ウケ狙いで変な方向に走っているようにも感じますし。

さて、今回も原作準拠なので、やたらと線が細いキャラ造形なんですが、さすがにアニメファンに遠慮したのか、旧作アニメに近いつくりだと感じます。

このシーズン3は、セーラー外部惑星戦士が登場するお話。
無限学園の生徒が先祖返りをするという不可解な事件が発生。セーラーチームはさっそく退治をしますが、その戦いぶりを注視する不穏な存在が…。

ファンにはお待ちかねの百合界のカリスマこと、はるかとみちるのご登場。このお二方、なんとまあ、EDでデュエット。しかし、はるかさんの声、男にしか聞こえないんですが…。というか、越前リョーマそのまんまといいますか。どうしても緒方さんの男っぽいんだけど色気のある声と比べてしまいますよね。みちるさんも声に華やかさがやや足りないようには思うけども、この二人のEDの歌唱力はなかなかよろしい。

しかし、OP。
「輪るピングドラム」のやくしまるえつこ歌う曲なので期待大だったのですが、やや大人しめ。前期までのももクロの曲のほうが、まだ活気がありましたよね。旧作の「ムーンライト伝説」は第三期でテクノヴァージョンになっていて良かったのになあ、と懐古主義者めは思ってみたり。あの二人が登場するたびごとの、残り香が漂うような出崎演出とBGMとがなつかしや。敵さんが現れるときの、あの恐怖感が増す音楽の効果というのを、今更ながら思い知らされます。アニメって絵柄が悪くても、動きが鈍くても、音でカバーできるものなんですよね。幾原監督の名残りの呪縛から逃れていない往年のファンからすると、どうも手厳しい意見になりますね、これは。

声といいましても、うさぎと亜美ちゃん、ルナ、ちびうさ以外の声はいまだに慣れないですね。とくにアルテミス(爆)!

最近は自治体の証明書に登場したり、読売ジャイアンツとコラボしたり(朝日放送だったのに、なぜ阪神ではないのか…)、伊勢丹で企画展示あったり、いろいろメディア進出がすごいですね。そのうち、山梨あたりにセーラームーン博物館とか建てられていそうですよね。でも、作品の舞台になっている麻布十番商店街自体は、セーラームーンとタイアップしていないんですよね、不思議。

子どもの頃、セーラームーンもそうですが、CLAMPの漫画の影響もあって、東京タワーのある都会というのに憧れまして、大人になったら行ってみたいという想いが募ったものです。でも、最近のアニメはど田舎をロケ地にしたような場所が下敷きになっていることが、まま多いですよね。


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【美少女戦士セーラームーンシリーズ レヴュー一覧】

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