陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

ブログ五周年

2011-10-07 | ブログのお知らせ
本日、十月七日をもちまして、陽出る処の書紀は五周年を迎えました。
ご訪問くださった皆さまに御礼申し上げます。
これまでご愛顧くださった方々に感謝いたします。

五年前といいましたら、二〇〇六年。
早いものですね。ブログを続けている間に生活環境が変わり、プライベートでいろいろありました。

ブログをはじめる前からいつか発表しようとしていたことがまだ未完成であったり、ついつい時流に流されて書きやすいことに走ってしまったり、生活の苦言を呈したりと反省点は多々あります。けれど、やはり五年前のこの日、勇気をもって自分の言葉を置く場所を設けておいてよかったなと感じざるを得ません。人間はやはり弱いもので、どこかで悩みの捨てどころを持たねばならないのです。

五年間をふりかえってみるに、やはり、ブログを続けていて楽しかったことの方が多くありました。自分が書くだけでなく、他のブロガー様(サイト管理人様)のところに立ち寄らせていただいて交流できたのも、嬉しい。発言だけを拾うならツイッターなどあるかと思いますが、自分はやはりブログが好きなんですね。その一記事を書くために、この人はどれだけの思いを込められたのだろうか、と感心することがある。こんな読み物が、見せ物がほしかったと膝を打って手を叩きたくなることがある。身を竦めてしまうような状況を聞き及ぶにつけ、自分なら果たしてどうしただろうか、と問い直したくなる。なんらかのフィルターにかけられていない、書き手の人格に結びついた文章だからこそ、ときに笑いたくもなり、泣きたくもなり、またすこしひねくれた思いすら抱いてしまうこともある。ブログというのはふしぎなものです。そして、私はぜひとも言いたいのですが、何げなく発表されたブログのなかの言葉が、不意にそこを訪れた相手を励ますこともあるのだということを知っていて欲しいのです。

また、自分の愛しているものを自分と同様、またそれ以上に好感をもっている方々を発見するにつけ、微笑ましくなります。この何かに対する想いを共有する作業は、ときにこころの縛りともなることがありますが、ときに生きるための糧となることもあります。出版物と違い、書いた本人の生々しい魂と肉迫している感じがブログにはあり、それこそがブログ活動を続けるうえでの醍醐味なのではないでしょうか。

今後とも趣味に走ったブログを気まぐれに続けていく所存です。
「忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動 
そんな想いをかたちにしています。」というかしこまった但し書きの精神をときに忘れそうになって、自堕落に書いてしまいますが。荒んだと言われる世の中だけれど、自分の身の周りには楽しいことや嬉しいことはたくさん転がっているわけです。ささやかなことですが、それを伝えていけたらと思っています。それを伝えて欲しいと願っています。

ふつつかなブログですが、どうか今後ともよろしくお願いいたします。



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