「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「10月が往く」

2021年10月31日 | 季節の移ろい・出来事

  

猫の額ほどの我が家の敷地。その北東の片隅に「北からやってくる魔を除け、家運を隆盛させる」と言い伝えのある南天の木を植えている。
南天は「難を転じて福と為す」と言われ縁起物の木でもある。これらの謂れは、確たる根拠があるのだろうが、そこまでの探求心が不足で、ただ迷信に頼る思いで「北方の魔除け」として南天を枯らせないようにしている。そんな無精者にも果たして幸運をもたらすのやら。

その南天の根元にツワブキを植えたのはいつだったろうか。こちらも、忘れたころに水やりをする無精を赦してくれて、毎年あの濃い黄色の花を咲かせる。よそより遅めではあるが今を満開に楽しませてくれる。季節は巡って10月つごもりを迎えている。ボーっと生きている私に、ツワブキが時の流れと季節の移ろいを教えてくれるようだ。

そして今ひとつ。つい先日、我が家のキンモクセイが遅まきながらやっとつぼみを付けたことを書いた。
あれよあれよという間につぼみが開き、そこはかとなく「秋の香り」を放っている。10月も終わりだものね~。などと今年1年のこれまでをチラッと振り返ったりしている。

そして今日は、任期満了に伴う衆議院議員選挙の投票日でもある。あれこれの訴えというか、我が意を主張せんがためには誹謗中傷も構わず、手を振り首を振ってジェスチェア交じりのがなり声もようやく終わった。安心してテレビをつけられる静けさが戻るのは有難い。
その国民の審判が下る開票作業は、午後8時に閉められる市内各地の投票所から、投票箱が集められる午後9時半から開始となっている。
某新聞社の依頼で、開票所に詰め、選管から発表される開票数値を速やかに集票センターに報告するという役目を仰せつかっている。

時あたかも2021年10月末日。一夜明けた11月ついたちは、どんな景色が待っているのだろう。
作業手順を間違えないよう今一度復習をして、いざ開票所へ出陣である。ちょっと大げさかな。

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「半年間の成果が」

2021年10月30日 | 晴耕雨読

                                         

採れたての新米、真っ赤に実った小豆、そしてお節料理に欠かせない黒光りする黒大豆。これらが毎年決まったように、娘の嫁ぎ先から冬の贈り物として届けられる。もちろんどれも出来栄えは超優れもの、有り難く頂戴し、大切に食している。

県内でも、いわゆる山奥と言われる島根県と境を接する寒い高地に、婿殿のご両親が住んでおられて、専業農家ではないが田んぼも畑もあり、耕作はお手の物である。お舅さんの年齢は私と大きく変わらず、昭和の高度成長を支えた企業戦士の仲間である。ただ、田畑の耕作経験では遠く及ばず、サカリキで頑張っても頂き物のレベルには届かない。

それを重々承知の上で、「ひょっとしたらこの腕前でも出来るかもしれない」などと身の程知らず、今年の6月初めに約25㎡の畑に小豆の種を撒いてみた。畑があって種を撒き、水をやれば芽を出すだろう、などという横着者の考えを聞き届けてくれるほど農耕の神様は甘くない。
先ずはキジバトのつがいがやってきて、撒いた種の半分くらいをついばみおった。それから慌てて防鳥ネットを張る始末。

これと似たような、無知ゆえの手間不足が重なって、なんと、丸半年近く手塩にかけた?つもりの成果がご覧の通り。
これは大きな声で話せる中身ではないので「ここだけの話」に留め置いて頂きたいのだが、最高の出来栄えの小豆を種として撒いた量の3倍程度の収穫。つまり1合(180ml)にも満たない、涙が出そうな大収穫である(笑)自分で笑うしかない。

「赤いダイヤ」と呼ばれる北海道産の小豆先物取引で、自殺に追い込まれるほどの大損をした、などと言う話を耳にしたことがあるが、まさに我が家の小豆は、少なくとも1升(1800ml)は採れるだろうと見込んで投資でもしていたら痛い目に遭うところだった。
でも、いつまでも贈り届けて頂くばかりでは気の毒だ。いつか「私の家でも作っていますから、今後は結構です」などと言ってみられる日が、来るわけないよね~。ということで、悪戦苦闘の果ての大収穫。あの夏の水やりは暑かったね~。トホホホ

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「越冬使者の飛来」

2021年10月28日 | 季節の移ろい・出来事

    

冬の使者とも言われるナベヅルが、遠くシベリアから越冬のために鹿児島県出水市に飛来したニュースが流れたのは10月18日であった。あの大きなツルが数千羽といえば、まさに見応えは最高だろう。

さてこちらも同じく、越冬のために冬の使者がやってきた。ただツルとは違って、身体はスズメほどの大きさ。しかもいっときも同じところにはとどまらない。素早くあっちこち飛び回るジョウビタキである。隣の荒れ地に毎年必ずやってくる。背中を見せると、まるで紋付きの羽織を着たような端正な後ろ姿。昨年も一昨年も只一羽で行動する姿ばかり見てきた。

ところが19日水曜日に初めて今年のジョウビタキを見つけた時は、紛れもなくカップルであった。
正直なところ、ジョウ君がカップルで表れること自体思ってもみなかったことで驚いている。つまり彼らも遠くからこの地に飛来するまでは、カップルで助け合い励まし合っているのだろう。そして昨年と同じ場所に到着したところで、それぞれ独立して互いに縄張りを作り、単独行動するのに違いない。

彼らの世界も人間様と似たように、メスが強くて、繁殖期以外はオスを寄せ付けないという。しかもメスは愛想がよくて人間の餌付けにも馴れるようだ。とすると、我が家の隣のジョウ君はさっぱり私に馴れてくれないので、愛想のよくないオスなのかも。
そして思うのは、隣にやって来るのは昨年と同じ個体だと信じている。だからというわけではないがカメラを向けたら、先ず右を向いて次に左を向いて、横顔をちゃんと撮らせてくれた。ザンネンなのは昨年の顔をカメラに納めてないので比較のしようがないが「今年もよろしくね」と挨拶してくれているみたいな親近感を覚える。

なんとヒマな奴だとお思いかも知れないが、本当はそんなヒマなどない忙しさなのだ。でも、季節には季節の目玉がある。それをチェックするくらいのゆとりを持つのも処世術の一つかも。などと要領が悪くていつも時間に追いかけられているご老人のたわごとと思し召せ。

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「遅い、季節の使者」

2021年10月27日 | 季節の移ろい・出来事

               

今年の秋の訪れに今ひとつ、何か足りないものを感じていた。なんじゃろう。はっきりしないまま迎えた10月も終わりに近い今日。
何気なしに庭に出てみたら、あのふくいくたるキンモクセイの香りがホンワカ~と漂ってきた。
目を上げると、毎年のように金色に開いた小粒の花が芳香を放つ我が家のキンモクセイが「遅ればせながら・・・」とあいさつでもするように、いっぱいのつぼみを付けているのを見つけた。この時期になってまだつぼみなのである。

あの芳香を放つ方向に鼻を近づけると、間違いなくこの木この枝の黄色い小粒が発信源であった。
キンモクセイの開花時期は気温の影響を受け、気温が高いほど開花時期は遅くなると言われている。ということは、9月に入っても一向に気温が下がらず、真夏の暑さが続いた。そしてつい先ごろいきなり冬を迎えるほど気温が下がってきた。だからようやく、キンモクセイもお目覚めと言うことか。

世の中はコロナコロナで商いはろくに出来なかった。特に飲食業界は様々な規制で商いにならず、なんとか細々と頑張ってきた。そんな世の中に季節の変わり目までが歩調を合わせたわけでもあるまいが、秋がなくて夏からいきなり冬。つまり秋ない一年であったような。

それでも、朝晩の冷え込みを感じてつぼみを付けたキンモクセイに倣って、秋ない季節が元通りの秋に戻ったのだ。コロナ感染率も少し下がって商える季節を取り戻した。商いは「飽きない」とも言われる。商売人に活気がなければ何事にも活気や好況感が生まれてこない。商いの力は大きいのだ。
かつての、大人数による大忘年会・新年会などバカ騒ぎまでには至らないが、ここ2年の不況を考えれば、少しの規模縮小は我慢して、多くの人が楽しめる場を提供して欲しいものだ。

香り高きキンモクセイも花を取り戻した。誇り高き商売人の売り声にも華を見せてもらいたいものだね~ご同輩。
ちなみにキンモクセイの花言葉は、「謙虚」「気高い人」「真実」「真実の愛」「初恋」「陶酔」とある。

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「祝福を!!」

2021年10月26日 | ビッグニュース

            

2021年(令和3年)10月26日大安吉日。日本中はおろか世界からも注目された、ひと組の結婚のお披露目が行われた。
言わずと知れた天皇陛下の姪ごさんであり、秋篠宮家ご長女の眞子さまと、小室圭さんの結婚報告の記者会見である。
素直に「おめでとう」である。これ以外に何の言葉が必要であろうか。お互いを認め合い、愛し合うカップルのおしどり人生スタートを、祝福こそすれ、とやかくやっかみ苦情を述べるなど愚の骨頂である。

新聞にしても週刊誌や雑誌にしても、およそ記者という名の仕事柄、おのれの訊きたいことは、質問される側に対する配慮も何もない情景が時々見られる。それもニュースソースとして大きな意味を持つ事柄に対しては一段と厳しい質問になりかねない。質問する言葉の内容によっては、どうかすると何もかも台無しにされかねない危険性を秘めた記者会見というひな壇。

今回に関しては、記者からの質問を関係者が取りまとめ、それに対するお二人の答えというか考え方を書面で示す、という気の利いたやり方で無事に記者会見が終わった。実によかった。安心したというのが個人的な見解である。

今日という日を迎えるまでに幾たびかの危機も見え隠れした。それもこれも二人に直接的な原因があるわけではなかったと思う。
発した言葉の揚げ足を取られて締め付けられたこともあったのではないか、そんな推察をする。それもこれも全てを二人の愛と絆で乗り越えて迎えた今日。晴れて幸せになる権利を我がものにされれたのだ。兎に角お幸せになって欲しい。理屈など要らない。

50年と10日前の1971年10月16日。人並みに挙式したあの日も確か大安吉日であったような。
紆余曲折を経て50年。なんとか保った。そんな我が経験など取るに足らない事柄だけど、末永くお幸せにという気持ちに大きな差はないのかな。

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「これってホンモノ?」

2021年10月25日 | ニュース・世相

               

自分では長いと思っている我が人生において、人や物をはじめ、ありとあらゆる出会いがあり、その数と同じくらいの別れもあった。
それは人との出会いに限らず、本やモノとの出会いも含めると、それこそ天文学的数値に及びそうである。そんな数限りない出会いの中で、「これはホンモノ」と信じて付き合った来た数々の対象に、モロに裏切られたという被害意識があまり多くない。あまり賢くない頭ゆえ、忘れてしまっただけかも。

とは言いつつも、「ホンモノ」と信じていたのにとんでもない「ニセモノ」だったとがっかりしたのは、相手が人間様の場合が多いことに気付く。もっとも、モノには意識がないから、こちらを攻撃的に傷付けることもない。モノの場合「こんなものを信じて手にしたオレがアホだった」と諦めが付く。ところがこと人間を信じて裏切られると、後に尾を引くね~。といってもさほど多く裏切られた苦い経験を持っているわけではない。むしろ、己の不甲斐なさで裏切って来た数の方が多いのかも。

そんな過去の話より、今この状況が「ホンモノ」か「ニセモノ」か、判定を下したいと思うのだが如何なモノか。
今日発表されたコロナ感染者の数値である。北海道=1、東京=17、大阪=26,兵庫=19、愛知=9,神奈川=7,広島=7,福岡=8,沖縄=5、そして全国合わせて153人だという。
信じたい。これが真実なら有り難い。そろそろ忘年会のシーズン、2年ぶりに楽しめるかな??などと、ホンのちょっと色めき立ってみる。

でもこれはどうも裏切られそうな公算が強い情報だね~。信じて裏切られて知った痛みを覚えている者の防衛本能とでもいうのだろうか、この状態が長く続くとはとても思えない。やはりまだまだ、カラオケ付きの飲酒宴会に出て行く勇気が持てないね~。

飲食店の時短営業の廃止や飲酒も旅行も、大幅に規制緩和が進められている。再びというか三たび四たびの感染拡大につながらなければいいのだが。全国で153。信じ難い数値に踊らされて6波・7波のやって来ない日を信じたい。裏切られないように。少なくとも自分自身は今少し厳しい規制の中に身を置きたい。臆病と言われても、甘んじて受けよう。

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「栄冠はいつか君に輝く」

2021年10月24日 | スポーツ・観戦

          
          準優勝のメダルを掛けてもらって、ちょっと複孫君孫君

「政権の選択」を叫ぶ衆議院選挙を1週間後に控えた今日、山口県では、参議院の補欠選挙が行われた。もちろん、一日の始まりに清き一票を投じてから次の行動を・・・と思っていたのだが、ちょっとした弾みで投票所に行くのが遅れてしまった。それでも夕方7時前には、意中の候補者の名前を書いて投じた。そしたらその1時間後の午後8時、NHK大河ドラマ「晴天を衝け」のオープニングには「山口選挙区参議院選挙は、〇〇氏の当選確実」というテロップが流された。オレたちの大事な一票も計算されているのかい??と思わせるほどの速さである。

もっとも、こういった国政選挙などでは「出口調査」という有権者の投票実績をあらかじめ調査していて、投票時間終了と同時に、それらの状況判断で「当確」が発表される仕組みが出来ている。そんなこんなで参議院の選挙区選挙は一件落着。次なるは1週間後の衆院選である。

さてその、ちょっとした弾みで投票所に行くのが遅れた理由とは。他ならぬ孫君のソフトボール大会追っかけ応援のせいである。試合開始時刻が予定よりずれたために、第1回戦に間に合うよう、約30kmの試合会場までクルマで飛ばすことになった。それで予定していた投票所行きがずれた。投票と孫の応援とどっちが大事なのか、などと硬いことは言いっこなし。今の私にとっては、孫の応援が最優先事項である。それに世の中には、こんな「弾みを食らって」という話はよくあることだ。

応援に駆けつけた結果は、先週の「愛宕大会」に続いて今回の「サザン瀬戸大会」も、決勝トーナメン進み進み決勝戦で敗れて、連続準優勝の憂き目に。
あのNHK朝ドラ「エール」で生き返った感じのある作曲家古関裕而の傑作「栄冠は君に輝く」を歌ってやりたいジジの気持ちを伝えることが出来ないまま終わった。これも致し方ない。むしろ頂点はもっと先で、もっと大きな場所で掴んで欲しい気持ちもある。

負け惜しみなどではないが、今のチーム状態を見れば準優勝が似合っている、と、このジジは思っている。そうして思うのは「栄冠はいつか君に輝く」である。いつか来るその日のために、今の口惜しさを胸の奥に蓄えて、バネにして、いつかきっと栄冠を君の頭上に輝かせて欲しい。と願うジジバカである。

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「選挙、中盤!」

2021年10月23日 | ニュース・世相

                 

各地各様で、もっともらしい話や嘘っぽい話、執筆者の主観による「信じてええんじゃろうか」といった談話などなど。政権を選択すると言われる今回の衆院選挙においても、表現の自由が保障されている我が国では、真偽を測りかねる噂話も飛び交うようだ。それゆえに週刊誌は売れる。

それもこれも選挙戦が中盤を迎え、与野党の勢力分布がまことしやかに報じられることで、選挙の成り行きを真剣に見守る人たちにとっては、つい行動を起こしたくなる時期に来ているということか。
ある政党では末端の党員まで、こと選挙に関しては市政に始まって県政・衆参国政に至るまで、それはそれは集票に熱心である。

選挙という字が躍り始めると、彼や彼女の体を流れる血潮も同時に踊りだすのではないかと思われるほど、熱心で活発な行動が開始される。具体的には、一人が同級生男子で、先ず一番に我が家にやって来る。「久しぶりだねー」や少し嫌味を込めて「選挙になったら来るねー」との挨拶などそこそこに、「このたびはかなり厳しいのであんたの一票を是非頼むよ」と頼まれたりする。

今一人は姪っ子で、これはもうガチにお願いに来る。特に今回の衆院選は「選挙区は叔父さんに応援するので比例代表の一票は是非我が党に」と具体的に攻めてくる。
まあ選挙違反でも何でもない話だから付き合っては上げるが、あの党の結束は羨ましいほどであるし、滅茶苦茶に他党を攻撃しない上に、絵に描いた餅のような話はしない。政権を担う自負と真面目さで迫ってくるのは、たとえ我が支持する党ではないにしても、応援したくなる。

やはり、選挙も中盤を迎えると、考えもまとまって来て関心度は上がる一方。さてさて我が思いが通るやいなや、結果は如何に。

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「季節の味を召し上がれ!!」

2021年10月22日 | 季節の移ろい・出来事

      
             早生種                                  中生種

全国的なレンコン産地ランクでは、4番目とも5番目とも言われる「いわくにれんこん」。収穫はこれからが本番、最もおいしい季節を迎える。

幼馴染の友がまだ現役のころ「ハス植えをしなきゃならんので、マージャンに誘わんとって」と不本意ながら宣告してきたのは5月初め。いわゆる誰もが遊びに誘われるゴールデンウイークのど真ん中であった。「よし、オレたちも手伝おう」とはなかなか言わない。というか迂闊なことは言えないのだ。素人が下手に田んぼに入ると、所かまわず踏んづける。これが、プロの農家にとっては有り難迷惑なことなのだ。結局、彼がハスを植え終わるまで我慢して待っていた、そんな過去もあったな~。

ところが近頃のハス植えは、5月初めにこだわらず植える時期が全体的に早くから遅くまで長くなってきた。というか、収穫時期をずらせることで、一気にレンコンが市場にあふれるのを防ぎ、長い季節を取れたてほやほやを消費者に届ける。そんな作り手の知恵と思いやりが、ハス植え時期を少しずつずらせることになったのではないか。yattaro-流、こうだったのではないか劇場の勝手な想像で、作り手ベテランに直接訊いたわけではない。が、当たらずとも遠からずかな。

そんな植える時期を反映して、この季節になると早植えと中生と晩生の差が、葉っぱの青さに出てくる。丸い葉っぱがほとんどなくなり、茶色く枯れた田んぼは収穫期を表している。特に今年は、7月半ばから8月半ばの太陽が照りつけて、秋の台風も影響しないまま存分に育っているはずである。ホクホク美味なるに違いない。ブランドは「いわくにれんこん」として全国に出荷されているはずだ。是非とも季節の味を召し上がれ。

但し、本当に一番美味しいのは、木枯らしが吹きすさぶ師走の1ヶ月だと、岡目八目、よその田んぼを眺めながら思っている。

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「覚悟はしていたものの」

2021年10月20日 | つれづれ噺

                                                    
 
左の肩に軽い違和感を覚えたのはいつごろだったろうか。「痛い!」と言うほどでもなく「何となく重いかな」といった程度のスタートであった。だから、今からどのくらい前に発症したのかはっきりしないまま、かれこれ1年くらい前に、K整形外科を受診してみようと気持ちが動いた。その時は、レントゲン写真は撮ったが痛み止めの注射と、鎮痛剤と湿布薬を処方して様子を見るという、お決まりの診断であった。

少しずつ違和感と傷みが増す中、行列の出来るO整形外科医に鞍替えしてみた。
すかさず、MRI検査を医療センターと交渉して紹介状作成。NRI写真を指し示しながら「この部分が痛みの主因です」。さらに「あなたの場合、このまま傷みを我慢しながらの生活より、手術という選択肢もありますよ」。さらに「肩治療の専門医を紹介しましょう」ということで、広島西医療センターN医師宛ての紹介状を引っ提げて、今日受診に出かけた。

受診予約時間の1時間前に受付は済ませたものの、そこは人気の医師らしく待たされるわ待たされるわ。
やっと診察の番が回ってきて、改めて患部の詳細な検査。その後「手術に同意されますか」の確認にたいして承諾すると、今度は私自身の現在の身体状況が、全身麻酔はじめ手術全体に耐えうるかどうかの精査。全てが終わったのは受付からおよそ7時間後。昼ご飯など食べる間もなく、検査漬けである。その間、どこの部署に行っても、昼休みなど関係なく看護師さんや医療事務職員がにこやかに対応してくれた。

そんなこんなで、約3週間後の内視鏡手術の予約をしてきた。
直接的な原因が何だったのかわからないまま、痛みやしびれが出てくるのが、人間様の経年劣化というなら、甘んじて受け入れるしかない。
残された時間を快適に生きるためにも、いっときの苦痛や不自由に耐えるのだ。と、今から自分に言い聞かせながら、その日を待つのである。覚悟はしていたものの、いざとなるとやはり不安がね~。

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