静岡地元クワガタ採集飼育記

主に静岡のクワガタの記録。silenthill.stagbeetle@gmail.com M

富士山に危険物があった日 2016年記事

2017年11月21日 | 高山性クワガタ
2016年10月23日 晴れ



※初めに画像を載せてしまうとトップページに表示されてしまう為別の画像を先頭に置いた














いつもの駐車場に着くとこんなものが落ちていた























日本一の山ということで燃え上がってしまったのか?













もしくは映画などでよくある男女が肩を組み星空を見上げているシーン、そのままカメラは星空だけを映すように移動していく・・・翌朝までカット。









なのか?












いずれにしても場所をわきまえてほしい(笑)









というか片づけなさい。








てか寒くない!?











一応避けることは知っているようだ。クワガタがそれを知ってしまったら今日という日が無意味な一日になってしまう





















改めて2016年10月23日 晴れ


かねてより計画していた地元ショップオーナー様との富士山の採集。綾瀬氏にも同行頂き、数日前に良心的なツヤハダ材を見つけたエリアにヒメオオ材を見つけていたこともあり、先ずはそちらからご案内することにした。



既に先行者が削った材が大木があったが殆どおいしい部分は無く、近くの材を削るとすぐに成虫が現れた。




もう来年は無いだろうという小型中心の材から成虫がそこそこ出る


「あれ?ここに出たのか」


と言っているようなこの個体を取り出そうとすると






「!!!!!!!!!!」








・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


私の人差し指は一日中痛みを感じていた







そんなところへ綾瀬氏からのプレゼント!




モンスズメバチ。

ヒメオオが脱出後の蛹室に潜っていることが多いがこのエリアでは未採集であり、この年はスズメバチを集めていたので非常に嬉しかった。


地元ショップオーナー様も何匹か成虫を出していたので次のポイントへ移動することにした。




まだホソツヤを未採集であった私はホソツヤがいるであろう木の周りを調べるが成虫は見つからず、心が折れていつものコルリモードに突入した。





ポツポツ成虫が出る中、地元ショップオーナー様から店で使わないからと当たり材を頂いた。



削ってみるとすぐに成虫が姿を現し、短い時間で複数の個体が得られた。



展足が大変になると思いながらも手は止まらない



偏りもあまり無く数ペア採集することが出来た



続いてツヤハダも採集。この付近は良心材が多く採集するのに手が痛まずに済んだ。




ホソツヤこそ採れなかったがなかなか良い結果に終わった



この他にも抑えてあるポイントがあり、翌年案内したのだがこの日の結果からすると散々であった(後に記載)
















県東部の高山調査 2016年記事

2017年11月21日 | 調査 下見 新規開拓
2016年10月22日

ヒゲちゃん氏にお誘いいただき県東部の高山を調査しに行くことになった。




この日は前回ご一緒したW氏に夏のポイントを案内しつつ午後は高山という予定だったので、まず道中にある夏は採集者が殺到するという樹液ポイントに案内していただいた。
林内には大変綺麗なルリタテハが飛んでおり早急に網が必要だと感じたのを覚えている。



喧嘩をするジョロウグモ。


またオスのスズメバチがメスと戯れており、非常に欲しかったのだが刺されたばかりなので手を出せずにいた苦笑

近くの材置き場でヒゲちゃん氏とW氏が材割にて大きめのノコと思われる幼虫を採集。私は未だ狙ってノコの幼虫を採集した事が無い。

そして高山に移動しようとすると


「カカカカ・・・・・カカカカ・・・!」


という音が林内に響き渡っている。





音のする方向を見ると・・・












こちらは生木専門の木津月氏でカミキリムシ幼虫を探しておられたのではと思う。





場所を移動しさっそく登山道を上る。ヒゲちゃん氏はヒメオオ、私はこの時未採集のホソツヤ狙いである






道中に綺麗な花を見つけた。



しかし時間も押している為先を急ぐ。我々の目的は「クワガタ」であり「カブト」ではない




登山道はかなりきつく、何人かの登山の方とすれ違うと「ずいぶん遅い出発ですね」と毎度なじみのツッコミをされる



登山道脇の木からコルリ幼虫を割り出したので一旦この辺りを調べることにした。



コルリ成虫が入っていそうな材を削ってみると



コルリのメスが出た。新産地ラベルはいつも嬉しいものがある



せっかくなのでワンペアほしいところ



白枯れ材からオスも採集。



ホソツヤ材を探すが出してみるまでは特徴がわからず、誰か教えてくれる人もいないので今のところ最高難関種であった。

日が暮れてくるのでホソツヤをあきらめヒメオオ材を探すが全く見当たらない。
立ち枯れの根本付近からミヤマ幼虫を採集し翌年ヒゲちゃん宅で無事に羽化したようである。標高の低い場所の根っこはノコが担当なのだろう。



ヒメオオを狙うためにさらに登っていくと


「この前コルリクワガタを探してる人に会った」


という言葉を嬉しそうに永遠に繰り返すおばちゃんに会い、よくコルリを覚えているなと思い


「私はホソツヤルリクワガタを探しに来ました」


と伝えておいた。

ホソツヤおばちゃんに会われた方、その方のおっしゃることは事実です。




標高を上げると霧が凄くなりまともに先が見えない状況になった。日も落ちて来た為あたりがまともに見えない状況で周辺を調査する


ヒゲちゃん氏撮影

半枯れの良さげな木を見つけ、枯れている部分を削ると非常に古いがヒメオオらしき食痕を確認。しかしもう下り始めないと迷子になるか熊に襲われてしまうので下山することにした。

麓に着くころには辺りは真っ暗になっていた。


また機会があれば調査してみたいと思う。ヒゲちゃん氏運転お疲れさまでした。W氏是非高山病を発症してください。