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まだ読んでます。あいかわらず1週間に1冊のペースでしか進みません。
日露戦争のイメージが変わりました。変わったというのも変ですね。何も知らなかったのですから。本当になにも知らなかったのですよ。日露戦争といえば、戦勝祝いの提灯行列くらいしか印象になく、大勝したのかなんて思っていたくらい。恥ずかしい限りです。
日本の戦争、軍隊といえば、太平洋戦争時代のものしか印象にありませんが、40年違えばずいぶん違うものですねぇ。
個々の戦況の様子は私にとっては、ちょっと退屈です。うまくイメージできないこともあり、私は、それよりいろいろなリーダの姿がとても面白いし、いろんな意味で勉強になります。
軍のリーダというのは、絶対にぶれてはいけない。兵隊の命は重いが、その重みに負けてもいけない。彼らは将の持ち駒なんですから・・・。つらい仕事ですね。
相手を大きく評価しすぎても、小さく評価しすぎても判断を誤る。結果がわかっている今、小説を読みながら各面々を評価するのは容易ですが、いざその場に自分がいたら・・・・。
これは戦争がテーマですが、自分の仕事でも通じところがあると感じました。自分はリーダではないけれど、とてもその格でもないけれど、”もしリーダーだったら”と考えてみることは大切なことかもしれない。一兵隊になってしまったら、仕事なんてつまらないから。
”侵略戦争は民族戦争をする相手には勝てない” という意味で、日露戦争は日本が勝つと考えたイギリスの軍人がいたそうです。日露戦争は民族戦争だったんだぁ(いや、断定するといわゆる近隣諸国から文句を言われそうですが)。ともかく、これを読んで、ふっとイラクやアフガニスタンでの戦争を思い浮かべてしまいました。
後2冊。見積もりではあと2週間です。