ローダー@オヤジ 気まぐれブログ

ロードレーサーとカメラが主な内容の、自分の備忘録のようなブログ。
完全不定期更新

アルテグラにフル換装  ~今さらの紐アルテ、その結果は・・・~

2012-12-24 05:34:54 | 日記
今やフルモデルチェンジされて、ラインナップから消滅してしまったエントリーカーボンロードの名車?RFX-8。

キープコンセプトでRL8となった。

ちょっと軽くなって、ワイヤー類が内蔵されたり、電動ギアに対応したりと、正常進化形なのだろう。まあ悪くないとは思うが、なぜかこれがRFX8程のベストセラーになるとも思えない。(なるかも知れないけれど)。

それはさておき、我が愛機RFX8である。
フレーム買いもできたし、アルテグラモデル(エリート)、105モデル(エキップ)も選べた。
でも、誰もが言う。「最初は105で十分」だと。

そしてご多聞に漏れず、ワタシも105モデルを選択し、はじめは喜々として乗っていたのだが、もともとメカいじりの好きなワタシは、パーツを自分で交換できることにも喜びを見いだし、気がつけば購入したときからそのまま付いているパーツはフレームのみになってしまったという、ハマる人間にありがちな、まっとうな経路を着実にたどっている。

前回のエントリーでも触れたが、今回、STI,BB,SPD-SLペダル、ワイヤー、FD等を替えた。

デュラエースは9000番台になり、アルテグラはDi2が主流になりつつある現在、なぜ今さら紐アルテ?、だったら105のままで良かったんじゃね?と、おそらく多くの方々が思うだろう。さらにいえば、はじめからアルテグラモデル選んでいれば良かったじゃん。バカじゃね?とも・・・。
実際にそうかも知れない。そうかも知れないが、ここに至るまでに自分の中に蓄積されてきたであろう知識や整備スキル、そしてメカを弄っているときの時間・空間は、自分にとって非常に貴重なモノであるということにしておきたい。

ワタシの場合、趣味とは道楽そのものである。たまに「趣味が仕事」とのたまう高尚な方もお見受けするが、ワタシはそう言う人間ではない。振り返ると若い頃はそうだったかも知れないが・・・。
ただし、金は減るので、道楽で生活を困窮させてはいけないし、誰かに迷惑をかけるのも論外である。

ということで、各パーツのインプレ

まずはBB

これはデュラエース7900である。せっかくなので9000番台にしようかなと思ったが、どうやら互換性がないらしい。
これは換装する前から分かっていたことだが、105と全く変わらない。構造的な違いはおそらく塗装だけではないだろうか。したがって替えた効果は全く分からない。かといって105に不満があったわけでもないので無問題ではあるが。
しかしなぜBBは9000番台との互換性がないのか。その理屈がよく分からない。

次にペダル


先日我が愛車ラ○ドクルーザー100が忽然と姿を消したときにSPD-SLシューズも見事に消えてしまったので、クリートのキャッチ&リリースの具合などは比べられない。
ただ、105と比べれば明らかに軽くなっているし、なんとなく回転も良いような気がする。しかし、スニーカーで乗っている今はそれこそ宝の持ち腐れである。
車盗んだヤツ、シューズだけでも返せ!
シューズは今注文中だが、黄色ではなく、さらにタイトな青色のクリートが同梱されていて、ちょっとひるんでいる。立ちゴケが・・・。

そしてSTI

レバーがカーボン。違いは以上。
・・・だと少し寂しいので、多少は違いを探してみると、握った感じはほぼ同じ。
重量もカタログ値では多少軽くなっているが、持ち比べてもあまり変わらないような気がする。
あえて言うなら、ややアルテの方がブラケットのくびれが細く、手に馴染みやすい。そしてギアチェンジの際のクリック感はアルテの方が若干スムーズ(引っかかり感が少ない)。レバーの重さは軽くなっているが、これはシフトケーブルの取り回しや、シフトケーブル自体を替えたことによる効果かも知れない。
全体的な作りは105とそう変わらないが、もしかしたら耐久性などは違うかも知れない。更にいうと、レバーにこれ見よがしに付いている「アルテグラ」の文字がハクをつけている。よって、この文字はもっとデカイ方がよろしい。

FD6700
※写真無し
交換の際にFD5700と並べてまじまじと比較してみたのだが、「いったい何が違うのだろう」というのが率直な印象であった。ほとんど同じに見える。重量もさほど変わらないし、価格差は単なる差別化のためなのか?などと思いながら替えてみた。
しかし、あら不思議。フロントの変速はスパッ、スパッと小気味良く一瞬で決まるようになった。これは間違いない。重さは同じでも剛性が違うのか?
ただ、これはセッティングが前よりもうまくいっただけかも知れないし、STI交換の効果もあるかも知れないので、FD単体の評価はできない。多分値段なりに少しは良くなっているのだろうが、いや、そう思いたいのだが、クランクやらSTIやらケーブルやらセッティングやら、他のパーツや調整との相乗効果で、効果を発揮するものではないかと思う。一応互換性はあるといっても「コンポーネンツ」としてグレードが統一されている意味は多少はあるはずだから。

これでほぼフルアルテグラ(一部デュラエース)というきわめてありがちなマシンとなったのだが、乗った感じは少なくとも悪くはなっておらず、スパンスパンと無意味なシフトを繰り返し、自分ではひらりひらりとコーナーを通過しているつもりの軽快感、寒風の中いつの間にか出てきている涙と鼻水・・・。

走る喜びと所有感、自己満足感は確実に向上しているのである。

現在の自転車の姿(自宅の庭で撮りました)



世間はデフレである。モノがあふれているのにモノが売れない。
(モノを買いまくっているバカがここにいるが)
政治家や学者は眉間にしわを寄せてデフレ脱却への議論を重ねている。
政権がまた交代し、混迷をきわめている。

自分の仕事も大変である。
年齢を重ねて、子育ても終えつつあり、少しは楽になるかと思いきや、全くそうでもない。責任も大きくなり、若い頃よりプレッシャーは大きくなっている。
時々、体も心も仕事に飲み込まれそうになる。

しかし、自転車を弄っているとき、自転車に乗っているときだけは頭はリセットされる。
別に自転車でなくても良いのだが、心身をリフレッシュするための自分なりの方法論を持つことは大切だと思うこの頃である。


PD9000が7900よりも勝っている部分はあるのか?

2012-12-22 20:16:17 | 日記
突然ですが、車が盗難にあいました。
8,9年乗って10万キロを超えていた車でしたが、盗難率ナンバー1のラ○クル100だったので、「ついにやられちゃったか」という思いもあったのですが、自宅の車庫から忽然と姿を消していたのを発見したときは、一瞬何が起こったのか分かりませんでした。

まあ、購入当初、盗難もある程度想定していて、たっかい車両保険に入っていたので、満額が下りることになったのですが、運悪くその時に車の中に入れていたシューズやポンプ、ヘルメット、サングラスなどの自転車グッズも盗難に遭ってしまい、それは当然保障されないわけであります。

そんなこんなでいろんな手続きをしたり、たまたま仕事も忙しかったこともあり、ブログの更新は滞っていた次第であります。

しかし、しっかりと自転車に乗って弄っては続けていました。

ここ1か月あまりでのパーツの変更点は、

◇STIを105の5700からアルテグラ6700に


◇BBを105からデュラエース7900に


◇ペダルを105からデュラエース9000に


◇フロントディレーラーを105からアルテグラ6700に


と、まあ相変わらずの散財ぶりでありました。

その他、ワイヤーケーブルの張り替えや取り回しの改善、グリスアップなどを行っておりました。

ちなみにペダルは当初、デュラエース7900を発注したのですが、発注先から連絡があり、「7900はメーカーでの生産はもう中止していて、9000ではダメでしょうか?値段は同額にしますので」と打診があって、正直7900の方がデザインは好きだったので残念だったのですが、まあ最新型でもあるし9000でOKとしました。どっちみちオーバースペックであることには間違いないわけですし。

これ、製造中止だそうです。

ワタシにはこっちの方が精悍に見えるのですが、9000の実物見たらかなり質感が高く、見た目は少なくとも105の比ではありません。まあ、ペダルに質感を求めるのもどうかとは思いますが・・・。
ちなみにペダルは7900も9000も重量やベアリングは変わっていないようで、9000にした意味はあるのか?どこかが進化しているのか?ただ、売らんがためにちょっとだけ形を変えてみただけではないのか?というきわめて濃厚な疑義がぬぐえないのであります。(藤井教授流?)

車の盗難のショックを紛らわすべく、今回自転車もかなりバラしてオーバーホールに近いことをしました。まあ、まだ全然そんな時期ではないのですが、けっこう汚れていたりグリスに砂が混入している部分があったり、ヘッドのがたつきが改善されたり、ワイヤーの種類と取り回しを変えてレバーがやや軽くなったりして、それなりにやった価値はあったかも知れません。メンテはやっぱり大事ですね。

素人目線での各パーツのインプレッションはボチボチしていきたいと思います。

今回のパーツ交換で105のフルセットがそのまま余剰となったため、フレームさえ手に入れればもう一台組めることになってしまいました。
オヤジはオヤジらしく落ち着いたクロモリを組んでみるか・・・。しかしクロモリにブラックの105はあまりに合うとも思えないし。

まあ、フレームはそこらに落ちてないし、しばらく105はデッドストックとして綺麗に磨いてから眠らせておこうかな。