総合診療医からの健康アドバイス

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診断エラー研究

2017-05-18 09:21:22 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。ブルッ。今朝の沖縄地方は平年に比べ、だいぶ気温が下がり、四月の上旬並みの気温になりました。みなさん慌てて長袖をたんすの奥から引っ張り出した方も多かったのではないかと思います。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、お気をつけ下さい。では、本題へ。
 
 
 
 
 診断エラーについて、さまざまな研究が行われています。


 外来や入院などの診療場面でやや異なるものの、エラーの割合は5~10%程度です。


 ただ、エラーが全て有害な事象(医療事故)につながることは少なく、時間経過で検査が追加されるにつれてエラーが是正されたり、診療チーム(他の医師や看護師、コメディカル)の他のメンバーのカバーによってエラーが是正されたりするので、事故に直結する割合は少ないのです。



 また、診断エラーは「まれな疾患」でおこるよりは、非典型的症状をみたコモンな疾患の患者に対する診断で起こることが多い、ということもわかっています。


 むしろ、脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓などの、コモンで緊急性の高い疾患でおこることが多いのです。

 

(本文の内容と関係ありません)

 

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