カクレマショウ

やっぴBLOG

知らなければおバカなのか?

2008-04-29 | ■テレビ/メディア
かつて視聴者参加のテレビ番組といえば、のど自慢かクイズ番組。前者はいまだに綿々と続いていますが、「アップダウン・クイズ」とか「クイズ・タイムショック」とか「ベルトクイズQ&Q」など、かつてあれほど人気クイズ番組も、時代の流れとともに消え去っていきました(「タイムショック」は復活しましたが、もはや視聴者参加ではなくなっていました)。 ところが、今、空前のクイズ番組ブーム。どのチャンネルも様々な趣向 . . . 本文を読む

青空と桜と花馬と。─十和田市現代美術館オープン。

2008-04-27 | ■美術/博物
昨日、午後から十和田市で用事があったので、その前に、ちょうど昨日オープンした「十和田市現代美術館」に寄ってみました。 美術館の立つ官庁街通りは桜並木で有名。今まさに満開の桜と、青い空と、真っ白な美術館の建物と、そして庭にそびえるあでやかな「フラワーホース」、すべてが見事に溶け合っていました。さすがにオープン直後だけに行列ができていました。それでも20分ほどで入場できるあたりが東京の美術館とは違う . . . 本文を読む

「日本沈没」(1973)と「日本沈没」(2006)─「何もしない」ということは。

2008-04-25 | ■映画
「日本沈没」 1973年/日本/140分 監督 森谷司郎 原作 小松左京 脚本 橋本忍 特技監督 中野昭慶 出演 藤岡弘/小野寺俊夫 いしだあゆみ/阿部玲子 小林桂樹/田所博士 夏八木勲/結城 丹波哲郎/山本総理 「日本沈没」 2006年/日本/135分 監督 樋口真嗣 原作 小松左京 脚本 加藤正人 出演 草なぎ剛/小野寺俊夫 柴咲コウ/阿部玲子 豊川悦司/田所雄 . . . 本文を読む

「サンシャイン2057」─太陽の力を侮ると。

2008-04-23 | ■映画
SUNSHINE 2007年/米国/108分 監督 ダニー・ボイル 脚本 アレックス・ガーランド 出演 キリアン・マーフィ/キャパ 真田広之/カネダ  ミシェル・ヨー/コラゾン クリス・エヴァンス/メイス  ローズ・バーン/キャシー トロイ・ギャリティ/ハーヴィー ベネディクト・ウォン/トレイ クリフ・カーティス/サール 先日のNHKスペシャル「病の起源」を見てたら、アフリカから世界各 . . . 本文を読む

「希望社会」と現実

2008-04-20 | ■教育
少子高齢化の加速化、腐敗する官僚制度、国民ではなく政局しか見ていない政治家、いっこうに先行きの見えない景気、国民の負担だけが増える中で、日本は本当に「希望社会」を作っていくことができるのか。 そんな思いから、朝日新聞が社説シリーズとして昨年10月から週1回のペースで連載してきた「希望社会への提言」全24回がこのほど完結しました。   1 連帯型の福祉国家へ   2 地域連合国家・ニッポンへ . . . 本文を読む

「道州制」と「ムラ」の自治

2008-04-18 | ■社会/政治
地方分権の声が高まる中で、数年前から「道州制」をめぐる議論がさかんに行われるようになっています。様々な区分の仕方やスタイルが唱えられていますが、いずれにしても現在の都道府県の枠組みを変えて、国の権限を「道・州」に移行していこうという仕組みになっています。 私は、基本的には行政体は「国」と「市町村」があればことは足りると思っています。考えてみると、ずっと昔は、小さな生活共同体としての「ムラ」しかな . . . 本文を読む

「強い米国」のシンボル、チャールトン・ヘストン死去。

2008-04-17 | ■映画
先日、俳優チャールトン・ヘストンが死去しました。凶年84歳。アルツハイマー病に苦しみ、晩年の写真を見ると、あの若き日の精悍な顔立ちと結びつくまで一瞬間があいてしまうような衰えぶりでした。 チャールトン・ヘストンといえば、私にとっては、「十戒」(1956年)、「ベン・ハー」(1959年)、そして「猿の惑星」(1968年)の3本に尽きます。前2本は言わずと知れたハリウッドの黄金時代を飾る歴史大作。「 . . . 本文を読む

徹底的に「無駄」をなくするというやり方。

2008-04-16 | └キャリア教育
米国の自動車会社フォード社の歴史は、1908年に発売された大衆車、「T型フォード」に始まります。フォード社の創始者ヘンリー・フォードは、この「フォード・モデルT」を大量生産するために、画期的な生産ラインを生み出しました。ベルトコンベアによる流れ作業方式です。ベルトコンベアに乗せられて移動してくる部品に、労働者が次々と別の部品を加えていくことによって、最終的に製品が完成するという方法。のちに「フォー . . . 本文を読む

先生も親も、まず「大人」である。

2008-04-15 | ■教育
千葉県の県立高校で、入学金(9万円)未納の生徒2人を入学式に出席させなかったというニュース。その日のうちに保護者が入学金を納めて(1人は一部納入)、入学は認められたそうですが、「入学金を納めないと入学を認めないという県条例に従ったまで」と学校側は、判断は間違っていなかったと話しているそうです。 なんとまあ杓子定規なことよと学校の対応に驚きます。一生に一度の(たぶん)高校の入学式に出られなかった2 . . . 本文を読む

「クローバーフィールド/HAKAISHA」─姑息な"ムービー映画"

2008-04-14 | ■映画
CLOVERFIELD 2008年/米国/85分 監督 マット・リーヴス 製作 J・J・エイブラムス 脚本 ドリュー・ゴダード 出演 マイケル・スタール=デヴィッド/ロブ マイク・ヴォーゲル/ジェイソン オデット・ユーストマン/ベス ジェシカ・ルーカス/リリー リジー・キャプラン/マレーナ T・J・ミラー/ハッド 冒頭のシーン、何やら国防総省?だかの暗号名「クローバーフィールド」と . . . 本文を読む

「近現代史」の必修。

2008-04-13 | ■世界史
おもしろい、おもしろくないはこの際別として、歴史の中で中学生や高校生が一番学んでおかなければならない部分は、もちろん「近現代史」でしょう。 社会人として世に出た若者が「第二次世界大戦」や「太平洋戦争」のことを知らないというのはどうなんだろう。「知らない」にもほどがあるというのはまさにこのことで、たとえば日本がかつて米国と戦争をしていたことさえ知らないというのは、どう考えてもぞっとしない。「原爆」 . . . 本文を読む

「見て判断する」権利は誰も奪えない。

2008-04-10 | ■社会/政治
ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映を予定していた東京、大阪の5つの映画館が、すべて「自主的に」上映の中止を決めたというニュースを聞いて、情けないなと思いました。一部の自民党国会議員がこの映画を「偏向している」と問題視し、試写会を開催したことが上映中止に至る契機になりました。 「偏向」とは、何なのでしょう? あるいは「中立」とは? ドキュメンタリーは、すべて「偏向」しているに決 . . . 本文を読む

「元気な昭和」の象徴、青梅赤塚不二夫会館

2008-04-09 | ■美術/博物
東京・青梅駅で電車を降りて改札に向かおうと地下通路を通ると、壁一面に古い映画の宣伝看板が描かれているのが目に飛び込んできます。階段を上がると、今度は赤塚不二夫キャラクターがお出迎え。改札を出れば、金のバカボンパパが逆立ちして待っています。「赤塚不二夫会館」をめざして青梅までやってきた旅人には、なんともうれしい演出です。 青梅赤塚不二夫会館は、駅から歩いて10分ほどの町中にあります。もともと病 . . . 本文を読む