
東京・青梅駅で電車を降りて改札に向かおうと地下通路を通ると、壁一面に古い映画の宣伝看板が描かれているのが目に飛び込んできます。階段を上がると、今度は赤塚不二夫キャラクターがお出迎え。改札を出れば、金のバカボンパパが逆立ちして待っています。「赤塚不二夫会館」をめざして青梅までやってきた旅人には、なんともうれしい演出です。

青梅赤塚不二夫会館は、駅から歩いて10分ほどの町中にあります。もともと病院だった建物をを改造したものらしい。正面には駅にあったのと同じバカボンパパの逆立ち像が…。ただし、こっちは銀色だ!その隣にはイヤミのパネル。ただしイヤミは、シェー!はしてません。
窓口で「昭和レトロ商品博物館」と「昭和幻燈館」の3館共通割引券というのがあって、大人700円だと言われたので、せっかくだからそれを購入。で、いよいよ中へ。まずグッズの販売コーナーがあって、傍らでは天才バカボンのDVDがテレビから流れています。グッズはあとのお楽しみとして、「バカボンのパパ」が口を開けている絵が描かれた入り口から展示室に入る。
壁いっぱいに、赤塚キャラが総出で行進している絵があります。もうこれだけでわくわくしてしまう。知らないキャラクターももちろんありますが、こういう「全員集合モノ」ってなんだか心ときめきますよね。作品の掲載誌やら関連する新聞記事などを展示してある1階は写真OKということなので、ばしばし撮っておく。
写真といえば、思わず笑ってしまったのが、記念撮影用の書き割り。レトロな商店街にバカボンのパパが立っている。ニャロメ、ケムンパス、ベシの3人衆もそろい踏み。書き割りの前の床には足形マーク。ここに立って写真を撮れっつーことですね。で、撮った写真を見ると、バカボンのパパがこっちを指さして、「バカな顔なのだ!!」。バカボンのパパにバカな顔、と言われても、不思議に腹は立ちませんけどね!

館内のあちこちにバカボンのパパやア太郎、ウナギイヌ、ココロのボスといったキャラクターの等身大(?)パネルがあるのも楽しい。2階に上がる階段の下にはひみつのアッコちゃんが立っています。もちろんコミックバージョンの方。テレビアニメのアッコちゃんとは顔立ちがずいぶん違っていて、やっぱりこっちが赤塚不二夫っぽくていいなと思う。

さて、2階には、貴重な原画がたくさん展示されていました。こうして原画をナマで見ると、漫画って、ほんとに手間がかかるものだとつくづく思う。赤塚不二夫が様々な挑戦をした新しいコマ割りも、今見ても新鮮そのもの。さすが時代のパイオニアだ。私は、「もーれつア太郎」から入ったクチなので、特にそのあたりの原画に惹かれて見ていましたが、初めて目にする彼の初期の頃の作品も、とても興味深かった。
青梅・赤塚不二夫会館は、2003年にオープンしたのだそうです。青梅市が別に赤塚不二夫ゆかりの街だというわけでもなくて、「昭和」を体感する「レトロ」3館の一つとして、また、「パワフルな昭和」の象徴として赤塚不二夫が選ばれたということらしい。そう言われてみると、赤塚不二夫作品はまさに「昭和」だろうなと思う。彼の作品がちまたで大人気を誇っていたのは昭和30年代後半から40年代にかけて。日本の高度成長期と重なります。映画「ALWAYS」の舞台も30年代だし、懐古趣味やレトロという言葉が一番ふさわしい時代かもしれません。「昭和レトロ商品博物館」、「昭和幻燈館」もこじんまりとして、いい雰囲気を醸し出していました。駅の地下通路にあったような古い映画の看板も、街中あちこちで見ることができます。
こうして見てくると、青梅市はさぞかし「レトロの町」として売り出し中なんだろうな~と思って、青梅市のサイトを見てみましたが、そんなことには一言も触れられていません。市の観光協会のサイトでさえしかり。ちょっとちぐはぐな感じ…がしないでもない。市のホームページ上でも赤塚不二夫キャラクターが大活躍、というのは無理としても、映画の看板の紹介くらいはあってもいいのではと思ったり。
赤塚不二夫会館のグッズ関係だけは、もう一工夫ほしいところかもしれません。思ったより種類も少なかったし。漫画本とかDVDなら別にここで買わなくてもいいし、ここでしか買えない!というものをぜひ取りそろえてほしいもんです。ケムンパスとベシがそれぞれ描かれたせんべいというのはあって思わず買ってしまいましたが。絵はがきも赤塚作品をモチーフにした楽しい絵柄が確かにそろっていましたが、もっといろいろあっていい。欲を言えばきりがないですけど。青梅は遠かったけれど、はるばる出かけてった甲斐はじゅうぶんありました。

青梅赤塚不二夫会館は、駅から歩いて10分ほどの町中にあります。もともと病院だった建物をを改造したものらしい。正面には駅にあったのと同じバカボンパパの逆立ち像が…。ただし、こっちは銀色だ!その隣にはイヤミのパネル。ただしイヤミは、シェー!はしてません。
窓口で「昭和レトロ商品博物館」と「昭和幻燈館」の3館共通割引券というのがあって、大人700円だと言われたので、せっかくだからそれを購入。で、いよいよ中へ。まずグッズの販売コーナーがあって、傍らでは天才バカボンのDVDがテレビから流れています。グッズはあとのお楽しみとして、「バカボンのパパ」が口を開けている絵が描かれた入り口から展示室に入る。
壁いっぱいに、赤塚キャラが総出で行進している絵があります。もうこれだけでわくわくしてしまう。知らないキャラクターももちろんありますが、こういう「全員集合モノ」ってなんだか心ときめきますよね。作品の掲載誌やら関連する新聞記事などを展示してある1階は写真OKということなので、ばしばし撮っておく。
写真といえば、思わず笑ってしまったのが、記念撮影用の書き割り。レトロな商店街にバカボンのパパが立っている。ニャロメ、ケムンパス、ベシの3人衆もそろい踏み。書き割りの前の床には足形マーク。ここに立って写真を撮れっつーことですね。で、撮った写真を見ると、バカボンのパパがこっちを指さして、「バカな顔なのだ!!」。バカボンのパパにバカな顔、と言われても、不思議に腹は立ちませんけどね!

館内のあちこちにバカボンのパパやア太郎、ウナギイヌ、ココロのボスといったキャラクターの等身大(?)パネルがあるのも楽しい。2階に上がる階段の下にはひみつのアッコちゃんが立っています。もちろんコミックバージョンの方。テレビアニメのアッコちゃんとは顔立ちがずいぶん違っていて、やっぱりこっちが赤塚不二夫っぽくていいなと思う。

さて、2階には、貴重な原画がたくさん展示されていました。こうして原画をナマで見ると、漫画って、ほんとに手間がかかるものだとつくづく思う。赤塚不二夫が様々な挑戦をした新しいコマ割りも、今見ても新鮮そのもの。さすが時代のパイオニアだ。私は、「もーれつア太郎」から入ったクチなので、特にそのあたりの原画に惹かれて見ていましたが、初めて目にする彼の初期の頃の作品も、とても興味深かった。
青梅・赤塚不二夫会館は、2003年にオープンしたのだそうです。青梅市が別に赤塚不二夫ゆかりの街だというわけでもなくて、「昭和」を体感する「レトロ」3館の一つとして、また、「パワフルな昭和」の象徴として赤塚不二夫が選ばれたということらしい。そう言われてみると、赤塚不二夫作品はまさに「昭和」だろうなと思う。彼の作品がちまたで大人気を誇っていたのは昭和30年代後半から40年代にかけて。日本の高度成長期と重なります。映画「ALWAYS」の舞台も30年代だし、懐古趣味やレトロという言葉が一番ふさわしい時代かもしれません。「昭和レトロ商品博物館」、「昭和幻燈館」もこじんまりとして、いい雰囲気を醸し出していました。駅の地下通路にあったような古い映画の看板も、街中あちこちで見ることができます。
こうして見てくると、青梅市はさぞかし「レトロの町」として売り出し中なんだろうな~と思って、青梅市のサイトを見てみましたが、そんなことには一言も触れられていません。市の観光協会のサイトでさえしかり。ちょっとちぐはぐな感じ…がしないでもない。市のホームページ上でも赤塚不二夫キャラクターが大活躍、というのは無理としても、映画の看板の紹介くらいはあってもいいのではと思ったり。
赤塚不二夫会館のグッズ関係だけは、もう一工夫ほしいところかもしれません。思ったより種類も少なかったし。漫画本とかDVDなら別にここで買わなくてもいいし、ここでしか買えない!というものをぜひ取りそろえてほしいもんです。ケムンパスとベシがそれぞれ描かれたせんべいというのはあって思わず買ってしまいましたが。絵はがきも赤塚作品をモチーフにした楽しい絵柄が確かにそろっていましたが、もっといろいろあっていい。欲を言えばきりがないですけど。青梅は遠かったけれど、はるばる出かけてった甲斐はじゅうぶんありました。
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