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「経世会」と「清和会」

2010年01月06日 14時56分49秒 | 政治・社会
私は大手マスコミが絶対報道しないような隠された情報を知るために投稿記事掲示板「阿修羅」をよく見ます。

特に「拍手ランキング」http://www.asyura.us/hks/ranking_list.php?term=1&pageID=1 のページは、「拍手」が多い順に記事がランキングされていますので大変見やすくなっています。

今ランキングが高い記事の多くは、東京地検特捜部による小沢民主党幹事長に対する異常とも言える「国策捜査」への批判記事です。

その中で特に注目したのは、1月3日の投稿記事「東京地犬特捜部」http://asyura.com/10/senkyo76/msg/1128.htmlのコメント欄に書き込まれた【「経世会(旧田中派)」VS「清和会」】の記述でした。

東京地検特捜部がこれまで摘発し失脚させた主な自民党政治家の名前を列挙したリストですが、すべて田中角栄元首相の流れを汲む「経世会」の政治家たちなのです。

対照的に岸信介元首相の流れを汲む「清和会」の政治家たちは誰一人として摘発されず全員が「安泰」なのです。

以下のリストをご覧ください(* の項目は私が原文に追加したものです)。

▲「経世会(旧田中派)」VS「清和会」

(田中派)田中角栄 逮捕 ロッキード事件(←東京地検特捜部)
(経世会)竹下登  失脚 リクルート事件(←東京地検特捜部)
(経世会)金丸信  失脚逮捕 佐川急便献金・脱税(←東京地検特捜部&国税) 
(経世会)中村喜四郎 逮捕   ゼネコン汚職 (←東京地検特捜部)
(経世会)小渕恵三 (急死)(←ミステリー)
(経世会)鈴木宗男 逮捕 斡旋収賄 (←東京地検特捜部)
(経世会)橋本龍太郎 議員辞職 日歯連贈賄事件(←東京地検特捜部)
(経世会)小沢一郎  西松不正献金事件 (←東京地検特捜部)
(経世会)二階俊博  西松不正献金事件 (←東京地検特捜部)

(清和会)岸信介    安泰
(清和会) 佐藤栄作   安泰 *
(清和会)福田赳夫   安泰
(中曽根派)中曽根康弘 安泰 *
(清和会)森 喜朗    安泰
(清和会)三塚 博   安泰
(清和会)塩川正十郎  安泰
(清和会)小泉純一郎  安泰 *
(民間) 竹中平蔵   安泰 *
(清和会)尾身幸次   安泰
(清和会) 安部晋太郎  安泰 *
(清和会) 福田康夫   安泰 *
(麻生派) 麻生太郎 安泰 *
(清和会) 中川秀直 安泰 *
(清和会) 町村 信孝 安泰 *

▲ なぜこれほどまでに露骨に色分けされているのでしょうか?

それは「清和会」をつくった岸信介元首相と「経世会」をつくったの田中角栄元首相がとった「米国との関係」の違いに根本原因があると思われます。

「清和会」の岸信介元首相と米国との関係は、対等や従属どころの話ではなく彼はCIAに金で雇われた米国の利益代理人=エージェントだったのです。

このことは日本の大手マスコミは一切報道しませんが、岸信介元首相がCIAに雇われたエージェントであったことは情報公開された米国務省資料や米公文書館資料ですでに証明されていることです。

ピューリッツア賞受賞のティム・ワイナー・ニューヨークタイムズ記者が書い「CIA秘録上」(文藝春秋社)の第12章「自民党への秘密献金」に詳しく書かれていますのでぜひお読みください。

他方「経世会」をつくった田中角栄元首相は、1972年夏電撃的に中国を訪問して「日中国交正常化」を実現しました。また米石油メジャーの独占支配に抗して日本独自のエネルギーや資源の確保に向けて積極的に「日の丸外交」を展開したのです。

同じ時期「米中国交正常化」を秘密裏に計画していたニクソン米大統領の特別補佐官キッシンジャーは田中角栄に先を越されたことに烈火のごとく怒り、「ジャップは最悪の裏切り者」と口汚くののしったと、解禁された米公文書に書かれていす。

■「ジャップは最悪の裏切り者」 72年にキッシンジャー氏 共同通信 2006/5/26
http://www.asyura2.com/0601/senkyo22/msg/475.html 阿修羅掲示板より転載 

【ワシントン26日共同】ニクソン米大統領の中国訪問など1970年代の米外交政策を主導したキッシンジャー大統領補佐官(後に国務長官)が72年夏、田中角栄首相が訪中して日中国交正常化を図る計画を知り「ジャップ(日本人への蔑称(べっしょう))」との表現を使って日本を「最悪の裏切り者」と非難していたことが、26日までに解禁された米公文書で分かった。キッシンジャー氏の懐疑的な対日観は解禁済みの公文書から既に明らかになっているが、戦略性の高い外交案件をめぐり、同氏が日本に露骨な敵がい心を抱いていたことを明確に伝えている。日米繊維交渉などで険悪化した当時の両国関係を反映しており、70年代の日米関係史をひもとく重要資料といえる。

▲ 結論

戦後の日本は見かけは独立国ですが実体は米国の植民地そのものであり続けたのです。

日本人が営々として築いてきた富は米国と日本人エージェントに収奪され続けてのです。日本人の生活は破壊され人権は侵害され続けてきたのです。

米国は米国の利益を第一に考える「清和会」系の政治家を代々日本の首相に据えてきました。

田中角栄などのように、米国の意向にそわない「経世会」系の政治家が国民の広範な支持で首相となり反米的な独自政策を実行し始めたとたん、米国はCIAや公安警察が集めた個人秘密情報を基にして東京地検特捜部に「国策捜査」を指示するのです。

日本の大手マスコミはCIAの支配下にありますので、東京地検特捜部の「国策捜査」に全面協力し「世論誘導」をして「何も知らない国民」をだますのです。

現在進行中の東京地検特捜部による小沢民主党幹事長に対する異常とも言える「国策捜査」の背景には、米国と日本人エージェントの「小沢つぶし」と「民主党政権転覆」によって「新たな日本の支配体制」を確立する明確な意思があると思われます。

私たちが今なすべきことは、米国と日本人エージェントたちが死に物狂いで仕掛けている「小沢つぶし」→「民主党政権転覆」→「新たな日本支配体制確立」の意図を見抜き、大手マスコミの「世論誘導」にだまされずに東京地検特捜部の「国策捜査」を批判してつぶすことです。

私たちが今なすべきことは、せっかく政権交代を実現したのですから、民主党政権を米国と日本人エージェントたちの「謀略」から守り、「戦争」と「謀略」と「人権侵害」の国=米国から一刻も早く日本が「独立」するようにすべきなのです。

私たちが今なすべきことは、「日米安保条約」を即時に破棄して日本の国土から米軍基地を全面撤去させることなのです。

(終わり)

 
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