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東京地検特捜部暴走の真の指揮官は大鶴前特捜部長現最高検検事

2010年01月28日 12時34分44秒 | 政治・社会
■ 東京地検特捜部暴走の真の指揮官は大鶴前特捜部長現最高検検事

東京地検特捜部は小沢民主党幹事長の「土地購入資金疑惑」をでっち上げて大手マスコミに捜査情報をリークして「小沢一郎=金権政治=悪」のイメージを国民に刷り込む世論誘導を盛んに行っています。

ここに来てさすが鈍感な国民も「検察はやりすぎ」「マスコミ報道は一方的」と検察と大手マスコミの胡散臭さに気がつき始めまています。

大本営発表を垂れ流す数多くの大手マスコミの中で、「日刊ゲンダイ」と「週刊朝日」は一連の検察の暴走を真正面から批判して日本の民主主義の危機を訴えています。まさにジャーナリストの義務である「権力批判」を果たしているのです。

「週刊朝日」最新号(2月5日号)では「暴走検察」特集「本誌にリークされた検察情報」として検察の内部情報を以下のように伝えています。

1) 関係者からの情報

「今捜査の指揮棒を振っているのは特捜部長の佐久間(達哉)さんではなく大鶴さん。大鶴さんは本気だから、弱腰の"上"に活を入れて、石川(知裕衆議院議員)逮捕に持っていったんだ。石川は任意じゃウソばっかり言っていたからな。」

2) 関係者からの情報

「相手が民主党なんで、大鶴さんも法務大臣の指揮権発動の可能性もちゃんと視野に入れている。発動させないためにも、もっとマスコミを使って嵐を強く吹かせないと。場合によっては、国会に逮捕許諾請求をださせないとといけないかもしれないし」

3) 別の法務省関係者の話

「彼(大鶴最高検検事)は最高検検事でありながら、自分を東京地検の次席にして事件の指揮をとらせて欲しい、と検事総長の樋渡(利秋)さんに直訴したともいわれています。『東北のゼネコン談合では検察内のだれよりも詳しい』とのアッピールだったようです。」

一連の東京地検特捜部青年将校の暴走を直接指揮しているのは佐久間達也特捜部長であると今まで考えていましたが、実は前任の大鶴最高検検事が指揮していることが判明しました。「指揮棒を振っている」のは佐久間部長ではなく大鶴最高検検事のほうだというのです。

▲ 大鶴最高検検事とはいったい誰?

1) 学歴・職歴

鹿児島県生まれ。ラ・サール中学校・高等学、東京大学法学部卒業後1980年4月東京地検検事に任官。1981年福岡地検、1983年大阪地検、1985 年釧路地検1992年4月東京地検特捜部へ異動。交通部長を経て2005年春特捜部長に就任。その後函館地検検事正、現在最高検察庁検事。

2) おもな担当事件

ゼネコン汚職事件,第一勧業銀行総会屋事件,日歯連闇献金事件,ライブドア事件,佐藤福島県前知事収賄容疑事件(東京地検特捜部長のとき)

3) 捜査手法に関する証言

(1) 大鶴と一緒にゼネコン汚職事件で特捜検事として働いた元同僚

「あらかじめ決められたストーリーに沿って『こういう供述を取って来い』と命じられると必ずやり遂げる男だった」

「大鶴はゼネコン汚職事件の梶山静六ルートでこのような見込み捜査の失敗を犯したことがある。ゼネコンの元幹部から梶山に現金が渡されたという調書がとられたが、実は梶山には現金は渡っておらず、ゼネコンの元幹部が個人的に着服していただけであった。法務大臣を務めたこともある梶山にたいする捜査としてはあまりにも荒っぽかった。大鶴は手柄を焦っていたのではないか、彼の取調室からはいつもすごい怒鳴り声が漏れていた。」

(2) 大鶴の元上司だった高検検事長経験者

「自分の内面の弱さを隠すために権力を笠に着て取り調べ、事件を作ってしまうという大鶴の捜査手法を何度もたしなめた。」

(3) その他

「大鶴は日歯連闇献金事件では後ろめたいことがありそうな人物を重要証人に仕立てて、狙った獲物を撃つという捜査手法を使ったことがあり、ライブドア事件でも宮内亮治をライブドア元社長の堀江貴文を有罪にするための証人にし、見返りとして宮内の横領疑惑を不問にしたのではないか」

▲「佐藤前福島県知事収賄容疑事件」の真実

大鶴最高検検事が東京地検特捜部長、佐久間東京地検特捜部長が特捜部副部長の時に二人が手がけた事件は全くのでっち上げだったことが記の福島県前知事佐藤栄佐久氏の「日刊ゲンダイ」に掲載された二回のインタビュー記事で分かります。

記事の中で佐藤栄佐久氏は、取り調べ中の検事が「知事は日本にとってよろしくない。抹殺する」と言った述べています。

大鶴最高検検事と佐久間東京地検特捜部長は「小沢一郎は日本にとってよろしくない。抹殺する」と決定して「小沢幹事長土地資金疑惑」をでっち上げたのです。「福島県佐藤前知事収賄容疑事件」と「小沢幹事長土地資金疑惑」は同じ手口でどちらも検察によるでっち上げなのです。

佐藤栄佐久氏は述べています。

「特捜部長の出世と引き換えに、私の政治生命は絶たれ、弟の会社は廃業し、100人以上の社員が路頭に迷うハメになった。今後、私の無実が証明できても自殺した人々は戻りません。検察と一体化したマスコミも共犯です。」

以下に 佐藤栄佐久氏のインタビュー記事(上下)を転載しますのでぜひお読みく
ださい

■ 福島県前知事・佐藤栄佐久氏が語る~“地獄”から生還できた(上)

2010/01/27「ゲンダイ的考察日記」より転載

http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1198.html

どんな筋書きもデッチ上げる検察の手口

手段を選ばない検察捜査で、福島県前知事の佐藤栄佐久氏(70)は政治生命を絶たれた。担当副部長として事件を手がけたのは現在、特捜トップの佐久間達哉部長だ。

佐藤氏の控訴審判決で、検察の主張がことごとく崩された焦りが、強引な小沢捜査を生んだともいわれる。冤罪を訴える佐藤氏は今、“暴走検察”に何を思うのか。話を聞いた。

佐藤栄佐久

「小沢事務所に入る特捜検事の姿を見て、私はナチス将校の行進を連想しました。ナチスにもナチスなりの正義があった。しかし、正義の暴走ほど恐ろしいものはない。私はそのことを身を持って体験したのです。

<特捜部が佐藤氏を収賄の罪で逮捕・起訴したのは、06年10月のこと。捜査の端緒は小沢事件と同様に、土地取引をめぐる疑惑だった。02年夏、実弟の経営する縫製会社「郡山三東スーツ」が旧本社用地を売却した。約8億7000万円で購入したのは水谷建設。小沢事件でも「裏ガネの証言者」として登場してくる中堅ゼネコンだ。>

「当時、弟が土地を売ったなんて寝耳に水。当然、売却代金は三東スーツに入ります。私の手元には、一銭もカネが入っていなかったのです」

<それでも検察は、この取引に固執した。取引の2年前に県発注の木戸ダム建設を準大手ゼネコンの前田建設工業が約200億円で受注。水谷は前田の下請けだった。前田は下請けに水谷に三東スーツの土地を購入させたのではないか。知事が“天の声”を発した見返りに違いない――。そんな筋書きがハナから、特捜部は描いていた。>

「収賄で立件するため、検察が持ち出した“ウルトラC”が土地の売却価格と時価相場との差額」。私と弟が一蓮托生となって時価よりも高い値段で土地を買い取らせ、その差額が賄賂にあたると決めつけたのです」

<佐藤氏が土地の“時価”を知らされたのは、逮捕後に収監された東京拘置所の独房の中だ。>

「独房のスピーカーからNHKのニュースが流れ、『(三東スーツの)土地の実勢価格は3億円』と伝えました。バブル期には200億円程度の価値があった土地です。収賄罪に問われた私が“収賄にあたる額”を聞くのも変な話ですが、『そこまで、値が崩れるはずがない』と思い、取り調べ検事に実勢価格の真偽をたずねたのです」すると、検事は「別の新聞は2億7000万円と書いている。(検察の)上の方は勝手なことを言うからね」と答えた。

「小沢事件でも大手マスコミは『検察からのリーク情報はない』と言い張っていますが、現場の検事はリークの実態を認めていますよ(笑い)」

特捜部、土地取引、水谷建設…小沢事件とソックリ

<結局、検察側は土地の時価を8億円と設定。売却価格との差額と、水谷から三東スーツへの追加融資1億円を合わせた計1億7000万円を賄賂と主張し、佐藤氏を起訴した。このシナリオは、昨年10月の2審判決で一蹴された。>

「時価の鑑定結果がまちまちで『証拠上不明』として『賄賂額はゼロ』とする実質無罪の判決をいただきました。現在、三東スーツの土地はショッピングセンターとして賑わっています。不動産業界では、土地開発後の収益を見越して高値で取引するケースも珍しくありません。そんなことはマスコミもちょっと調べれば分かったはずです。

事件後に水谷建設は購入価格を上回る9億6000万円で土地を手放し、さらにファンドに転売された時の価格は12億円を超えました。これで収賄の罪で有罪と言われても、中身のないヘビの抜け殻のようなもの。納得しかねます」

<検察の有力証拠もひっくり返った。1審で「『(前田側から)言い値で買ってくれ』と言われ、恩を売るつもりで、その通りにした」「ダム受注の礼に高く買うと思った」と証言した水谷建設元会長の水谷功も、態度を豹変させたのだ。>

「2審開始の直前、水谷元会長は脱税事件で実刑判決を受け、服従することが決まった。すると、私の弁護士に『実刑を回避するため、検察の言われるままに証言した』『土地取引は自分が儲けようとしてやった』と連絡してきたのです。正義の検察は一度立てた“正義のストーリー”のためなら、どんな証拠や証言もデッチ上げます。その結果、私の事件では多くの命が犠牲となりました」

■ 福島県前知事・佐藤栄佐久氏が語る~検察の暴走と恐怖(下)

2010/01/27 「ゲンダイ的考察日記」より転載

http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1199.html

「知事は日本にとってよろしくない。抹殺する」取り調べ中の検事の言葉です

佐藤栄佐久

「私の事件では、特捜部の過酷な取り調べによって、弟の会社の総務部長と私の支援者、そして東急建設の支店長2人が自殺を図りました。総務部長は一命を取り留めましたが、今も意識は戻らないまま。ベッドの上で男性の声を聞くと、検事の声を思い出すのか、険しい表情を浮かべ、顔を背けるのです。よほど取り調べがツラかったのでしょう……」

<東京地検に出頭した佐藤氏の後援会の幹部たちは「栄佐久氏の悪口を何でもいいから言ってくれ」「15分以内に言え」「想像でいいから言え」「もう図は完成していて、変えられないんだ」と執拗に迫られたという。>

「いま『取り調べ可視化』が取り沙汰されていますが、検察の恫喝には抜け道がある。弟は拘置所に向かう車中で『中学生の娘が卒業するまで出さない』と脅されました。相手は今から取り調べを受ける検事ですよ。あまりに卑劣です」

<佐藤氏も約50日間に及んだ拘置中に精神的に追い込まれ、ほぼ全面的に供述してしまった。>

「逮捕後2日間は検事と怒鳴り合っていましたが、次第に『私が自供すれば支持者は解放される』『早く“火の粉”を消さなければ…』『検事に身を任せよう…』と思うようになったのです。私は“ストレイシープ(迷える羊)”になっていました」

<一方で検察は有利な証言をした人物を手厚くもてなすようだ。>

「検察に『私から“天の声”を聞いた』と証言した元県幹部は、私の事件に絡み、競争入札妨害罪で特捜部に逮捕されましたが、起訴を免れました。公判の過程では、この人物の口座に約3000万円の出所不明な入金記録があることが発覚。特捜部はこのカネの流れを取引材料に県幹部を締め上げ、“天の声”をデッチ上げたのではないかと思っています」

特捜部長の出世と引き換えに私は政治生命を絶たれ、4人が自殺を図った

<東大法卒、参院議員を経て知事5期。「改革派知事」として霞ヶ関と戦ってきた佐藤氏には、今の検察の動きこそ、「霞ヶ関官僚の行動原理の縮図」と映る>

「ダム建設や原子力行政と同じで、一度決めた方針を覆そうとしない。いかにムチャな方針だろうと、保身に走って突っ走ってしまう。完全に『経路依存症』に陥り、捜査そのものが自己目的化しています。検察の正義は国民にとっての正義であるべきなのに、国民不在の捜査が今も続いています。政権交代を選んだ国民の意思を踏みにじってまで、強引に小沢捜査を進める必要はあるのか。はなはだ疑問です」

<佐藤氏の事件については、「当時の大鶴基成特捜部長が『これができるかどうかで自分の出世が決まる』と息巻き、乗り気でない現場を怒鳴りつけていた」と報じられたものだ。>

「特捜部長の出世と引き換えに、私の政治生命は絶たれ、弟の会社は廃業し、100人以上の社員が路頭に迷うハメになった。今後、私の無実が証明できても自殺した人々は戻りません。検察と一体化したマスコミも共犯です。『知事は日本にとってよろしくない、抹殺する』。弟の取り調べ中に検事が吐き捨てた言葉です。事件の犠牲となった人を思う、その発言のあまりの軽さに驚かされます。強大な捜査権力は実に気まぐれで、特捜検事にとっての“おもちゃ”に過ぎないのです」

<佐藤氏の裁判は現在上告中だが、検察の強引な筋立てと捜査が、いかに多くの悲劇を招くか。

小沢事件を指揮する大鶴最高検検事と佐久間特捜部長は、肝に銘じておいた方がいい。>

小沢捜査~何が目的で誰のためにやっているのか

検察の捜査を見ていると、つくづく、こう感じてしまう。とにかく、その執念のすさまじいこと。政権交代前から、執拗に小沢を追いかけ、まさしく、政治生命を抹殺しようとしているのが歴然だ。

ターゲットは小沢ひとり、それも狙い撃ちではないか。小沢が角栄のごとく、誰が見ても黒幕、巨悪であるのならば、それも分かる。しかし、政治団体が不動産を買うのはおかしいだとか、岩手ではゼネコンは小沢に逆らえないとか、“この程度”で巨悪か?

小沢がクリーンな政治家だとは言わないが、少なくとももっと露骨で、金に汚い政治家はゴマンといる。検察の捜査には大きな疑問符がつくのである。

(中略)

本来であれば、特捜部が暴走すれば、検事総長がストップをかける。しかし、樋渡利秋検事総長は赤レンガ組の法務官僚で捜査の現場経験がない。それが佐久間の暴走を許している。

「それと、誰が指示したわけではないが、霞ヶ関全体が検察を応援しているという側面もあるでしょうね。小沢幹事長の政治生命を潰せば、永田町は混乱する。政治が混乱すれば、役人の出番になる。そんなアウンの呼吸が検察を後押ししているのです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

よこしまな野心や怨念、権力闘争。さまざまな側面が見え隠れするのだが、少なくともそこに正義はない。これが小沢捜査なのである。

(日刊ゲンダイ 2010/01/27掲載)

(終わり)


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