杉並からの情報発信です

政治、経済、金融、教育、社会問題、国際情勢など、日々変化する様々な問題を取り上げて発信したいと思います。

我々が望む来るべき【市民革命政権】が実行する10の革命(案)!

2015年02月05日 20時14分53秒 | 政治・社会
☆【今日の画像】:

①シリアの子供たちに囲まれる後藤健二さん

いつもお世話様です。

【杉並からの情報発信です】【YYNewsLive】【市民ネットメデイアグループ】【草の根勉強会】【山崎塾】主宰の山崎康彦です。

本日木曜日(2月05日)午後5時15分から放送しました【YYNewsLive】の放送台本です!

1)No1  81分08秒 http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/139390527 

No1

■日曜を除く毎日午後3時半からネットTV放送【真実・事実を追及する情報番組】【YYNewsLive】:

http://twitcasting.tv/chateaux1000/show/

【YYNewsLive】

■毎日更新【真実・事実を追及する情報ブログ】【杉並からの情報発信です】:

http://blog.goo.ne.jp/yampr7

【杉並からの情報発信です】

☆今日の音楽:

①放送開始時の音楽:

『Telle me Why』歌 Declan Galbraith

http://youtu.be/YHfjJ8KOCrg

『Telle me Why』

▲高遠菜穂子さんのFBより

https://www.facebook.com/nahoko.takato?fref=nf

ヨルダンの友人たちと一つの大皿料理を囲む。イラクとシリアの悲惨な現状を聞き、この絶望的な世界を嘆き、お互いに励ましあう。

古いオルガンを弾けば、それに合わせてみんなが歌う。女の子が歌い出した”Tell me why"は、この辺りではよく歌われる子どもの歌。もう何度も聴いてきたけど、歌詞が今やたらと沁みる。みんなの重なった声に心が震えた。

☆ 【座右の銘A】:

①世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない。(宮沢賢治の言葉)

②命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この
始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)をともにして国家の大業は成し得られ
ぬなり。(西郷隆盛の言葉)

③【天下の正道に立ち、天下の大道を行う人】とは (孟子の言葉)

どんなにカネをつまれようとも、カネの誘惑に負けて正道を踏み外すことは絶
対ない。

どんなに貧しくなろうとも、志を曲げてカネのために悪を働くことは絶対にない。

どんなに強力な権力が脅しにかかろうとも、恐れ命を惜しんで屈服することは
絶対にない。

☆今日の一言

世界的投資家ジム・ロジャーズ氏の言葉 (週刊東洋経済のインタビュー)

・[近いうちに世界規模の破たんが起こる]

・[安倍首相は『日本を破滅させた男』として、歴史に名を残すでしょう]

・[おカネを大量に刷っている間は、それを享受している人たちの暮らし向きは良くなり ます。しかし、いずれ破たんに向かい、すべての人が苦しみます。金融緩和でいい思い をした人たちも一緒です]

・[政府債務の大きさゆえ、いったん破たんが起きると、通常よりも大規模になります]

・[安倍首相も、日銀も(政界経済にとっては)非常に危険な存在です]

・[安倍首相がやったことはほぼすべて間違っており、これからもあやまちを犯し続ける でしょう]

・[(円安誘導は)最悪です。自国通貨を破壊することで地位が上がった国はありません]

☆最新の【お知らせ】:

①2015年2月15日(日)午後2時-5時【第2回富士吉田勉強会】テーマ『山梨県はなぜ自民王 国なの?』

場所:【コメダ珈琲店】富士吉田店

山梨県富士吉田市新西原5-5597-16 0555-72-8952

地図:http://www.komeda.co.jp/shoplist/yamanashi/yamanashi/TO0482.html?search=1

参加料:ソフトドリンク代

*参加ご希望の方は下記あてにメールでご連絡ください!

yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp

☆特別なお願い:

独立系ネットジャーナリスト&社会政治運動家山崎康彦への財政支援をよろしくお願いいたします。

http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/15fd50f07b9430a8841025fa08afd742

1945年の敗戦から数えて70年を迎えた今年2015年から2018年までの4年間は,日本と世界にとって最大の危機の年となるでしょう!

安倍晋三ファシス&サイコパス(人格破壊)首相とその一味ファシストたちは、戦後の日本を支えてきた【日本国憲法】の基本理念①主権在民②反戦平和③個人の自由と基本的人権の尊重④近隣諸国との平和共存をことごとく破壊しようとしています。

彼らは2015年から2018年までのこの4年間で【日本国憲法】を廃棄して、明治維新から敗戦までの148年間、明治天皇、大正天皇、昭和天皇を頂点とする【天皇制軍事独裁体制】によるアジア・太平洋戦争をはじめとする海外侵略戦争と国民生活の全面破壊と特高による国民弾圧を可能にした【大日本帝国憲法】を【自民党憲法草案】の形で復活させようとしています。

私は、日本の戦後最大の政治的、社会的、経済的、金融的危機を迎えるこの4年間、安倍晋三ファシス&サイコパス首相とその一味ファシストたちが企てる戦争、弾圧、生活破壊の暴挙を絶対に阻止し、資本主義の最終段階である【超金融資本主義】社会を終わらせて来るべき我々が望む【共有・共生人間資本主義】社会へと切り替えていく闘いを続行したいと考えております。

つきましては、広く皆様に財政支援をお願いする次第です。

支援していただく金額は皆様にお任せします。

あるいは【年間購読料】として\5,000(消費税込み)を支援していただくことも可能です。
支援していただける方は、以下のゆうちょ銀行口座あてに支援金をお送りください。

その際実名でもハンドルネームでも結構ですので,お名前とメールアドレスを以下のアドレスあてにご連絡ください!

yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp

【支援金送付銀行口座】

1)ゆうちょ銀行からの振込みの場合

口座名:ヤマザキ ヤスヒコ

記号:10820

番号:7679021

2)他の金融機関からの振込みの場合

口座名:ヤマザキ ヤスヒコ

店名:〇八八

以上よろしくお願いいたします。

店番:088

種目:ふつう預金

口座番号:0767902

以上よろしくお願いいたします。

☆【今日の呼びかけ】:

①全国津々浦々に【家族勉強会】と【草の根勉強会】を立ち上げ①【日本国憲法】②【日本の支配と搾取の構造】③【世界の支配と搾取の構造】を徹底的に学ぼう!

今まで政治の表舞台に登場してこなかった【利権・特権を拒否するフツーの市民】1000万人が本格的に政治の表舞台に登場するためには、まず日本 全国津々浦々に【家族勉強会】と【草の根勉強会】を立ち上げ、①【日本国憲法】②【日本の支配と搾取の構造】③【世界の支配と搾取の構造】を徹底的に学ぶ必要がある!

我々は【家族勉強会】と【草の根勉強会】の中で、日本の最高法規であり国民の価値基準・動基準となる【日本国憲法】を学び、そして日本と世界の【支配と搾取の構造】を勉強して多くの人と共有する必要がある。

そして社共の【左翼リベラル】勢力や小沢一郎氏に代表される【保守リベラル】勢力や山本太郎氏に代表される【無党派リベラル】勢力と共に、安倍自公ファシスト政権打倒の【反ファシスト 統一戦線】を形成し、来るべき我々の望む【市民革命政権】樹立に向けて活動しなければならない!
                                   
我々は、今の【支配と搾取】社会を解体し【反ファシスト統一戦線】による【市民革命】と【市民革命政権】樹立を通して、【1%利権・特権支配勢 力】による【支配と搾取の構造】を解体し【世界がぜんたい幸福になる】社会に大転換させる必要があるのだ!

(2)【家族勉強会】と【草の根勉強会】の基本原則

①タブーは一切なし!

②参加者は全員平等であり発言時間の制限や年齢制限など差別は一切無い!

③哲学と日本と世界の近現代史および日本語を重点的に学びます。

(3)【家族勉強会】や【草の根勉強会】を立ち上げたいと考えておられる皆さん!立ち上  げのお手伝いをしますので是非ご連絡ください!

  yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp

☆【今日のお知らせ】:

①自主制作CD『大人は手遅れかも知れないが子供たちに伝えなければならないことがある』(制作:音楽工房Amakane、\1,000)が発売されました!

私が4年前に書いた詩【大人は手遅れかも知れないが子供たちに伝えなければならないことがある】に作曲家高橋喜治さんが曲を、7名の音楽家が歌と 演奏を、CDブックレットの3枚の絵をパロディ作家マッド・アマノさんが担当してCD化が実現しました。

★ CDのご購入は下記の3通りの方法でお求めいただけます。

総合案内:http://goo.gl/TU7em2

1)サイト
http://haruan37shop.cart.fc2.com/

2)メール
amakane@mac.com

3)ファックス
045-345-4469

☆(1)今日のメインテーマ:

我々が望む来るべき【市民革命政権】が実行する10の革命(案)!

1.天皇制の廃止。現行の国旗と国歌の廃止、靖国、神社本庁、日本会議、在特会
の解体

目的:【でっちあげ天皇制と田布施システム】の解体と主権在民の実現

2.日米安保条約破棄と永世中立宣言

目的:米国による植民地支配の解体。

3.信用創造特権の廃止

目的:実体のない【信用創造=投機マネー】による金融支配の解体。実物経済の復活

4.宗教組織の政治活動全面禁止と免税特権を廃止し課税する。
公明党=創価学会、統一教会、幸福の科学などのカルト宗教の解体。

目的:政治と宗教の完全分離。宗教組織が信者を洗脳し支配し搾取することを禁止する。
5.民意を忠実に反映する選挙制度の創設。現行の小選挙区比例代表制と政党助成金制度は 廃止。選挙権に当選権と同時に落選権も与える。

目的:国政選挙で1票の格差がなく民意を忠実に反映する選挙制度は大選挙区比例代表制   を導入する。

6.すべての公務員に憲法擁護義務を課す。違反した場合は罰則規定を適用する。

7.【憲法擁護認定試験制度】を創設し①選挙権の行使②被選挙権の行使③公務員選
 定の際には認定試験(初級、中級、上級)の合格を義務化する。

8.軍産複合体=ネオコンの解体。通常兵器と核兵器及び大量破壊兵器の廃絶。

9.公務員の利権と特権を廃止する。公務員の年収は日本の労働者の平均年収の3倍以内と する。

10.現行の【日本国憲法】の基本理念を継承しつつ、天皇制条項(第1条-8条)を削除。新た  な理念を加え、わかりやすく解釈変更ができないように明確な規定の【日本国市民憲  法】を制定する

(終り)

☆(2)今日のサブテーマ:

明治維新から現在まで続く日本国民を支配・搾取する【でっち上げ天皇制=田布施システム】の実行部隊【田布施マフィア】の正体!

▲天皇

明治天皇=大室寅之助(田布施町)
大正天皇
昭和天皇
平成天皇

▲首相:計8名

戦前

1.伊藤博文(田布施町)首相4回
2.山形有朋(軍人萩市)
3.桂太郎(軍人萩市)首相3回
4.寺内正毅(軍人山口市)
5.田中儀一(軍人萩市)

戦後

6.岸信介(通産官僚、A級戦犯、CIA工作員、田布施町),
7.佐藤栄作(運輸官僚、田布施町),
8.安倍晋三(長門市)首相2回

▲特高官僚

安部源基 内務相トップ
高村坂彦(鳥取県特高課長、戦後自民党国会議員、高坂正彦の父)

▲外務官僚

松岡洋右 外務大臣

▲財閥

鮎川義介(ぎすけ)日産コンチェルンの総帥
久原房之助(くはらふさのすけ)日立グループの総帥、、

▲法曹界

岩田宙造 法律界の大御所

▲マルクス主義、共産主義

宮本賢治 共産党書記長
京大教授の河上肇 マルクス主義を世に広めた

▲現在の山口県選出国会議員

安倍晋三(山口4区下関)
高村正彦(山口1区萩)
河村建夫(山口3区宇部)
岸信夫 (山口2区光、安倍晋三の実弟、本籍田布施町)
北村経夫(参議院比例、宗教法人【天照皇大神宮教】教祖北村サヨの孫)
江島潔(参議院比例、元下関市長)

▲戦後自民党国会議員になった戦前の特高官僚出身別リスト(計54名)

(『告発―戦後の特高官僚―反動潮流の源泉』参照、当選順、主な特高歴)

A:中央(内務省警保局+警視庁特高)出身者(35名)

1)増田甲子七・警保局図書課、

2)大村清一・警保局長、

3)館哲二・内務次官

4)町村金五・警保局長
*自民党衆議院議員町村信孝の実父。

5)今松治郎・警保局長

6)大麻唯男・警保局外事課長、

7)岡田忠彦・警保局長、

8)河原田稼吉・保安課長・内相、

9)田子一民・警保局保安課長兼図書課長、

10)館林三喜男・警保局事務官活動写真フィルム検閲係主任、

11)富田健治・警保局長

12)灘尾弘吉・内務次官

13)古井喜実・警保局長

14)山崎巌・警保局長 
*自民党国会議員として【憲法改正】【靖国神社法案】で暗躍

15)相川勝六・警保局保安課長、

16)橋本清吉・警保局長、

17)大達茂雄・内務相、

18)後藤文夫・警保局長、

19)広瀬久忠・内務次官、

20)大坪保雄・警保局図書課長、

21)唐沢俊樹・警保局長、

22)川崎末五郎・警保局図書課長、

23)重成格・警保局検閲課長、

24)桜井三郎・警保局事務官ローマ駐在官、

25)湯沢三千男・内相、

26)金井元彦・警保局検閲課長、

27)大久保留次郎・警視庁特高課長、

28)岡田喜久治・警視庁外事課長兼特高課長

29)鈴木幹雄・警視庁特高部外事課長

30)池田清・警視庁外事課長・警視総監

31)伊能芳雄・警視庁特高課長、

32)纐纈弥三・警視庁特高課長、

33)岡崎英城・警視庁特高部長、

34)薄田美朝・大阪府特高課警部・警視総監、

35)原文兵衛・鹿児島県特高課長、警視総監

B:地方特高出身者(18都府県19名)

1)大阪:保岡武久・大阪府特高課長、

2)青森:寺本広作・青森県特高課長、

3)岩手:古屋亨・岩手県特高課長、

4)秋田:松浦栄・秋田県特高課長、

5)新潟:岡本茂・新潟県特高課長、

6)福井:菅太郎・福井県外事課長兼特高課長、

7)神奈川:安井誠一郎・神奈川県外事課長、

8)静岡:西村直己・静岡県特高課警部

9)長野:川合武・長野県特高課長

10)滋賀:吉江勝保・滋賀県特高課長、

11)京都:中村清・京都府特高課長

12)京都:丹羽喬四郎・京都府特高課長

13)和歌山:増原恵吉・和歌山県特高課長、

14)兵庫:雪沢千代治・兵庫県外事課長、

15)広島:鈴木直人・広島県特高課長、

16)鳥取:高村坂彦・鳥取県特高課長
*自民党副総裁高村正彦の実父。祖父高村宇佐吉は山口県熊毛郡三井村
(現光市三井)生まれの大工の棟梁で村会議員。

17)山口:亀山孝一・山口県特高課長、

18)熊本:青柳一郎・熊本県特高課長

19)鹿児島:奥野誠亮・鹿児島県特高課長

☆(3)今日のトッピックス

①後藤さん妻に口止めして選挙、外務 省の反対抑え中東歴訪…安倍官邸の人質見殺しが 明らかに

2015.02.04 Litera 編集部

http://lite-ra.com/2015/02/post-840.html

「後藤さんを守るため」というのが真っ赤な嘘だったことは、その後を見ても明らかだろう。常岡氏は「選挙前に拘束の事実が明らかになっていたら、日本政府 はもっとまじめに助けていたかもしれませんね」とも語っていたが、そのとおりだ。本サイトが指摘してきたように、安倍官邸は選挙に影響を与え ないよう事件 そのものを隠蔽しただけなのだ。

官邸の動きをめぐっては、本サイトが知らなかった事実も明らかになっている。これも同日の『報道ステーション』が報じたことだが、そもそ も外務省 関係者によると、パリのテロ事件もあり、外務省は総理官邸に対して、中東訪問事自体を見直すよう進言していた。それでも、総理官邸は行くと決 断したとい う。

また、『報ステ』は、問題になっている「支援はISILの脅威を食い止めるため」「ISILと闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援 をお約束します」というカイロスピーチの内容についても、「総理官邸が主導して作成した」という外務省幹部の証言を報じている。

ようするに、一連の安倍首相の言動は外務省も止めるほどの、危険な挑発行動だったのだ。

だが、こうした事実は『報ステ』以外のテレビ局では一切報道していない。それどころか、日本テレビやフジテレビでは、コメンテーターも含 めて安倍 政権の責任を問う声自体一切なし。たとえば、2月3日には参院予算委員会で共産党の小池晃副委員長が安倍首相の演説内容を追及したが、 『NEWS  ZERO』(日本テレビ系)などはこの国会のやりとりさえ放映せず、そのかわりに自衛隊のテロ対策部隊の海外派遣のための体制づくりという安 倍政権のPR のような映像を延々流し続けた。

こうした背景には、もちろん安倍政権の圧力がある。安倍首相は国会で小池副委員長に対して「テロリストを批判してはいけないのか!」とム チャク チャな反論をしていたが、安倍首相とその周辺にいる政治家、官僚、専門家は自分たちの政権批判には必ずこの台詞を持ち出して恫喝をかける。

いうまでもないが、テロリストに対峙し、テロを防ぐことと政権の対応を検証することはまったく別だ。ところが、安倍政権は「テロに屈しな い」という錦の御旗を使って自分たちの批判を抑えにかかるのでる。

実際、外務省幹部の証言による官邸の暴走を報じた『報ステ』には、さっそく外務省から「事実と全く異なる」との抗議があったという。外務 省はこの 間の官邸のやり方にかなり不満をもっており、『報ステ』には次官か審議官クラスが直接証言したのではないかといわれているが、官邸に「何を いってるんだ!  抗議をしろ!」とねじこまれ、態度を一転させて抗議をしたということらしい。

おそらく、これに呼応してまたぞろ、ネトウヨやネトサポの『報ステ』攻撃が始まり、同番組はますます孤立することになるだろう。

しかもここにきて、岸田文雄外相が、イスラム国人質事件が特定秘密保護法の対象になりうることを明言した。安倍政権はなんとしてでも、自 分たちの犯罪をもみ消すつもりらしい。(編集部)

②広がるケンジの平和の願い あさイチ解説、ネットで反響

斉藤佑介、今村優莉

2015年2月4日 朝日新聞

http://digital.asahi.com/articles/ASH245JT6H24UTIL03D.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASH245JT6H24UTIL03D

憎しみあいは報復の連鎖しか生まない。争いをくい止めよう――。過激派組織「イスラム国」による人質殺害や、 対抗するヨルダン政府の死刑執行を受けて、多くの人が声をあげて いる。それこそが、ジャーナリストの後藤健二さんが命をかけて伝えたかったことだ、と。

後藤さんが殺害されたとみられる映像が公開され日の翌2日午前、NHKの情報番組「あさイチ」開始15秒後。司会の井ノ原快彦さんと有働由美子アナウン サーの会話が途切れると、柳澤秀夫解説委員が語り始めた。「冒頭なんですけど、すいません」。オープニングのBGMが消えていく。

ニュースではテロ対策とか、(中略)今、声高に色々と議論され始めているんだけど、ここで一番、今僕らが考えなきゃいけないことは、後藤 健二さん が一体何を伝えようとしていたのか、ということ。戦争になったり、紛争が起きると弱い立場の人たちが、そこに巻き込まれてつらい思いをすると いうことを、 彼は一生懸命伝えようとしていたんじゃないか――

1分5秒の解説だった。

柳澤さんは1991年の湾岸戦争を現場でリポートしたテレビ記 者。後藤さんとも面識があったという。

1時間半後、ヤフーニュースに1本の記事が投稿された。「若者言葉ならば『神コメント』と言うのだ ろう」。柳澤さんの解説をそう紹介したのは、元日本テレビディレクターで法政大教授の水島宏明さんだ。自身、特派員としてイラク戦争などを取材した経験がある。 「誰かを批判するわけでなく、後藤さんが伝えたかったことを考えようと、一人のジャーナリストとしてシンプルに投げかけた。ジーンと来た」と 話す。

この記事は4日夜までに約400万回読まれ、フェイスブックで7万9千人に共有 された。

柳澤さんに詳しく聞きたいと取材を申し込んだが、NHK広報部は「コメントがすべて」と回答した。

人質事件後、邦人保護のあり方をめぐって国会での議論 が盛んだ。ネットでは「自己責任だ」「『イスラム国』に報復を」 「日本政府の責任を追及すべきだ」と様々な声が飛び交う。

水島さんは「感情を揺さぶる事件が起きると、ぎすぎすした言葉が出てくる。柳澤さんはそういう危うさを感じ取り、自分の経験に照らして、 静かな問いをテレビを通じて投げかけた。暴力や憎しみを押しとどめようとする知性、言葉の力を感じた。共感する人が多かったと思う」。

暴力や憎悪を鎮める知性。それは、シリアやイラクなど中東やアフリカを駆け、 紛争地の日常をリポートしてきた後藤さんの言葉にも息づく。

目を閉じて、じっと我慢。怒ったら、怒鳴ったら、終わり。それは祈りに近い。憎むは人の業にあらず、裁きは神の領域。―そう教えてくれた のはアラブの兄弟たちだった。

2010年9月7日、後藤さんがツイッターに書き込んだ78文字。4日 午後9時現在、3万7千回以上、シェアされている。英BBCは3日、この投稿を「平和のメッセージ」として、英訳で紹介した。

そして同年12月、後藤さんはこうつぶやく。

そう、取材現場に涙はいらない。ただ、ありのままを克明に記録し、人の愚かさや醜さ、理不尽さ、悲哀、命の危機を伝えることが使命だ。で も、つらいものはつらい。胸が締め付けられる。声に出して、自分に言い聞かせないとやってられない。

「イスラム国」が後藤さんを殺害し たとみられる残虐な映像がネット上で拡散する一方、それを止めようという声も広がる。映像が投稿された1日、BBCのジェームズ・ロングマン 記者はこうツイートした。

Don’t share the video. Don’t play their game. Share pictures of  Kenji doing his job.(あの映像を共有しないで。彼らのゲームに乗ってはいけない。ケンジが仕事する姿を共有しよう)

このメッセージは4日までに1万7千回以上、共有された。ヨルダン人パイロット殺害の映像が流れた 4日も、「(映像を)共有しないで」と呼びかけた。

ロングマン記者は取材にメールでこう答えた。

「『イスラム国』は重要なニュースだが、彼らに踊らされてはいけない。彼らの代弁者になるべきではない。私たちは『イスラム国』の映像を シェアして健二の犠牲を称揚するのではなく、彼の人生と成し遂げたことをこそたたえるべきだ」(斉藤佑介、今村優莉)

■柳澤解説委員のコメント全文

2日に放送されたNHKの「あさイチ」の冒頭で、柳澤秀夫解説委員が語ったコメントは次の通り。

     ◇

まぁ冒頭なんですけど、すいません。昨日から今日にかけてね、大きいニュースになっていた後藤健二さんなんですけど、ちょっと、あえて冒 頭でね、一言だけ。

僕も後藤さんとお付き合いがあったものですから、一番、今、強く思っていることというのは、ニュースではテロ対策とか、あるいは過激派対 策とか、 あるいは日本人をどうやって守ればいいか、ということが今、声高に色々と議論され始めてきているんだけど、ここでね一番、今僕らが考えなきゃ いけないこと というのは、後藤健二さんが一体、何を伝えようとしていたのか、ということをね、戦争になったり、紛争が起きると弱い立場の人たちが、そこに 巻き込まれて つらい思いをするということを、まあ彼は一生懸命伝えようとしていたんじゃないかな。

それを考えることが、ある意味で言うと、こういった事件を今後、繰り返さないようにするための糸口が見えてくるかもしれないし、我々一人 一人にできることというのは、ものすごく限界があるんですけど、この機会にそういうことを、真剣に考えてみてもいいんじゃないか。

それを、何か後藤さんも今、一番望んでいることじゃないかな、と思ったものですから冒頭なんですけど、あえてね、ちょっとお話をさせても らいました。

③志は消せない 紛争地の声・生活伝える――後藤健二さん 「イスラム国」人質事件

2015年2月2日 朝日新聞

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11581819.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11581819

中東の紛争地域などで取材を続けてきた後藤健二さん。その仕事ぶりと人柄を慕う現地の知人らにも衝撃が走った。

「信じられない。信じたくない。私は信じない」。シリア人ジャーナリストで通訳も務めるア ラッディン・アルズィームさん(34)は、朝日新聞の電話取材に何度も繰り返した。5年前からシリアなどで一緒に取材。銃弾が飛び交う前 線でもひるまなかった後藤さんは、市民や子どもの生活を伝えることにこだわり、行く先々で歓迎されたという。
昨年10月24日、「イスラム国」の支配地域に入る直 前の後藤さんと会い、思いとどまるよう説得したが、意志は固かった。「今は何も話せない」と言葉を詰まらせた。

シリア人の元テレビ記者で、後藤さんの取材 に何度か協力したムハンマド・マフムードさんは、朝日新聞のメールによる取材に写真を返信した。カメラを持つ後藤さんを囲んで笑顔を見せる子 どもたち。「どれだけケンジがシリアで受け入れられていたかが分かる。特 に子どもたちに愛されていた」とメールに記した。

治安が悪化したシリアを脱出し、トルコで暮らすシリア人のムーサ・アムハーンさん(33) は「自分が一緒だったらケンジを止められたかもしれない」と悔やんだ。3年前から通訳で取材に同行し、「兄弟」と呼び合う仲に。シリア国内の紛争地で苦しむ子どもたちの姿 や女性の声を伝えていた。シリア北部のアムハーンさんの故郷の村にパ ソコンを寄付し、子どもたちに使い方を教えるプロジェクトも一緒に立ち上げた。「日本人も『イスラム国』の犠牲になってしまった」と声を震わ せた。

「ケンジは、ただの友人ではない。戦友であり、家族のような存在だ」。イラク人のムフセン・サルマンさん(44)は2004~06年、イ ラクで通訳を務めた。イラク戦争後に治安情勢が泥沼化し、首 都バグダッドから日本の大手メディアが撤退する中、後藤さんはイラクにとどまり、民衆の声を伝え続けようとした。「『イスラム国』の連中は人 間ではない。感情のない残忍な動物だ」

英国のフリージャーナリスト支援団体で、救出を訴える後藤さんの妻の声明を公表した「ロリー・ペック財団」は、「彼を知る者全員にとって 大きな損 失だ」との声明を出した。「ケンジは経験があり、非常に尊敬されたジャーナリストだった。人道問題や普通の人々、特に紛争に巻き込まれた子供 たちの話を伝 えた」とたたえた。

■「彼らはイスラムでない」

国内のイスラム教徒(ムスリム)は、「イスラム国」が本来の教えに反す ると憤り、国内でムスリムへの誤解が広まることに不安の声が上がった。

「後藤健二さんの家族の心に慰めをお恵みください。後藤さんはムスリムの味方であり続けてくれた」――。東京都豊島区の宗教法人・日本イスラム文化セン ターのモスク「マスジド大塚」には1日、各地のモスク代表ら十数人が集まった。元々、後藤さんの解放を祈る集会を予定していたが事態が急変。 アラビア語と日本語で言葉を捧げ、全員で祈った。

千葉県市川市のモスク代表の前野直樹さん(39) は「コーランには『一人の命を不当にあやめることは全人類の命をあやめることと等しい』との一節がある。教えに反し、イスラムの詐称、ただの かたりだ」と憤った。

パキスタン出身で名古屋から参加したア ブドゥル・ワハブ・クレシさん(57)も「人間ができることではない。彼らは断じて我々と同じイスラムではない」と強調した。「メディアは 『イスラム国』と呼ぶのをやめてほしい。全てのイスラム教徒が誤解される」と訴えた。

米国出身で都内在住のアブドゥル・ナフィスさん(33)は「本当にショックで悲しい。知人の子も学校で『イスラム国だ、殺される』とから かわれ、学校に戻りたくないと言っている」と嘆く。米国の9・11のテロの時もイスラムへの風当た りを一部で感じた。「SNSが発達して差別的表現が広がるのは早 い。憎悪の声が広がらないように異文化を理解する教育が大事だと思う」と話す。

■後藤健二さんの足取り(関係者の証言などによる)

<2014年4月> シリアで取材中に湯川遥菜さんと知り合う。 その後、いったん帰国

<10月2日> トルコ経由でシリアに再入国

<3日> シリア北部で取材した動画をツイッターに投稿。「『イスラム国』が 街を取り囲み、攻撃を仕掛けています」と解説

<6日ごろ> 日本に帰国

<8日> 東京でテレビ番組に出演

<22日> 友人に「海外出張に行く。29日午前中に帰国する」とメール

<同日ごろ> 日本を出国。シリアへ

<23日> ツイッターへの投稿が途絶える

<24日> 日本のニュースサイトの担当者にコラムをメール送信

<同日> シリア北部で現地の関係者に「『イスラム 国』に行く」と話す

<25日> 「イスラム国」の支配地域近くで別 の現地関係者と会う

<2015年1月20日> オレンジ色の服を着た後藤さんと湯川さんの映像が公開される。ナイフを振りかざす黒ずくめの男が2億ドルを要求

<24日> 湯川さんが殺害されたとみられる場面の写真を持つ後藤さんの映像が公開される

<27日> ヨルダン軍パイロットとみられる男性の写 真を持った後藤さんの映像が公開される。後藤さん解放の条件として死刑囚解放までの期限が「24時間」とされる

<29日> 「イラク時間の29日日没までに死刑囚を私と交換する用意ができなければヨルダン人パイロットが殺害される」と話 す後藤さんとみられる音声が公開される

<2月1日> 後藤さんが殺害されたとみられる映像が公開される

④米主導の有志連合、「イスラム国」に空爆27回―中国メディア

FOCUS-ASIA.COM 2 月4日

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150204-00000017-xinhua-cn

米軍中央司令部の声明によると、米国が主導する有志連合は1日から2日にかけて、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が実効支配す るシリアとイラクに対し、27回の空爆を行った。3日付で中国新聞網が伝えた。

声明によると、爆撃機や無人機などを使い、シリアに対して10回、イラクに対して17回の空爆が行われた。米国が主導する有志連合は昨年 8月から「イスラ ム国」に対する空爆を実施。今年1月には、ケリー国務長官がロンドンで開催された「対イスラム国連合」の会議で、「有志連合による空爆は5カ月続いてお り、回数は1000回を超えた。700平方キロメートルの土地を奪還し、『イスラム国』指揮官の半数以上を殺害し、イラク国内の20カ所を超える石油関連 施設に対する『イスラム国』の支配を断ち切った」と成果を表明した。

米国防総省のジョン・カービー報道官はこれに先立ち、「『イスラム国』打倒には3年~5年はかかる」との見方を示している。

(編集翻訳 小豆沢紀子)

☆(4)今日の【安倍自公ファシスト政権の犯罪】

①テレビ朝日「報道ステーション」に外務省が“強く抗議”申し入れ 「報道内容、事実と異なる」

ねとらぼ 2月4日(

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150204-00000102-it_nlab-sci

外務省は2月3日、テレビ朝日に対し「事実に反する報道」が行われたとして、文書および口頭で申し入れを行ったと発表しました。

問題となったのは2月2日放送の「報道ステーション」内。同番組では安倍晋三首相の中東・エジプト訪問について「外務省は総理官邸に対 し中東訪問自体を見直すよう進言していた」と報じましたが、外務省によれば「事実と全く異なる」とのこと。

外務省の発表によると、首相の中東訪問についてはさまざまな観点を総合的に判断して決めたもの。今回のような報道は「国民に無用の誤解 を与えるのみなら ず、テロリストを利することにもつながりかねないものであり、極めて遺憾と言わざるを得ません」と、番組に対し強く抗議するとともに、速 やかな訂正を求め ています。

テレビ朝日によると、今後の放送内容については答えられないが、少なくとも2月3日の放送時点では特に訂正・謝罪などは行っていないと のこと。「報道ス テーションの放送内容は取材に基づくものです。今後も正確な取材とていねいな報道にあたってまいります」(テレビ朝日 広報部)。

②道徳、「読む」から「考える」に 教科化へ指導要領改定案

2015年2月5日 東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015020590070210.html

文部科学省は4日、現在は小中学校の教科外活動の道徳を、正式な教科とする学習指導要領の改定案を公表した。小学校では2018年 度、中学校では 19年度に教科化される見通しで、授業で検定教科書が用いられ、子どもの学習評価も始まる。文科省は「教材を読むだけの読み物道徳から、 考え、議論する道 徳への転換を目指す」と説明している。
学習評価は記述式とする方針で、専門家会議で詳細を詰める。一五年度から移行措置として新指導要領に基づく授業が可能になる。

改定案は「数値などによる評価は行わない」とし、一般教科と区別して「特別の教科」と位置付けた。担任教諭が原則、授業を行い、現行 の週一回程度の年間三十五コマ(小一は三十四コマ)を維持する。

教材や指導方法については「特定の見方や考え方に偏らない」と明記。児童生徒が問題の解決策を考えたり、体験したりする学習を取り入 れ、いじめ防止や情報モラル、生命倫理など現代的課題も取り上げるよう求めた。

各学年の学習内容は新たに設けた「節度、節制」「親切、思いやり」「国や郷土を愛する態度」「生命の尊さ」などのキーワードごとに列挙し た。小一、二では 従来の「郷土の文化や生活に親しみ、愛着をもつ」の冒頭に「わが国」を追加。外国文化の学習を小三から小一に引き下げた。いじめ対策では 小三、小四で新た に「誰に対しても分け隔てをせず、公正、公平な態度で接する」を設けるなどした。

文科省は一カ月の意見公募の後、三月末に改定を告示。教科書作成の指針となる解説書と教科書の検定基準を今夏までに作成する。

道徳の教科化は一一年の大津市の中二いじめ自殺事件をきっかけに、安倍晋三首相肝いりの政府の教育再生実行会議が一三年二月に教科化 を提言。中央教育審議会が昨年十月、下村博文(はくぶん)文科相に答申した。

◆価値観強制 懸念拭えず

道徳の教科化によって、検定教科書と子どもの学習評価が導入される。政権が特定の価値観を強制するのではないかという懸念は拭えず、 国民を戦争に駆り立てた戦前の教科「修身」を重ね合わせる教育関係者も少なくない。

鍵となるのが教科書の検定基準だ。安倍政権は昨年一月、歴史や領土などの政府見解を明記するよう社会科教科書の検定基準を見直し、統制を 強めている。文部 科学省作成の副教材「私たちの道徳」が、教科書会社に影響を与える可能性も指摘される。検定基準は、多様な教科書作りを促すものでなくて はならない。

学習評価の導入にも問題点が多い。学校現場からは「どう評価したらいいのか」「子どもの内面は評価できない」と戸惑いの声が漏れる。国が 求める価値観で評 価すれば、児童生徒の考え方が画一化される恐れもある。文科省が作成する教師向けの指導資料には、多様な児童生徒の個性を前向きに捉える よう評価方法を明 示すべきだ。

道徳の教科化は第一次安倍政権も目指したが、中教審は「検定教科書はなじまず、評価も難しい」との理由で答申を見送った経緯がある。 今回は大津市の中二いじめ自殺事件の再発防止を前面に掲げたが、当時の課題は解決していない。

教科書の検定基準と教師向けの指導資料は、二〇一五年度中には出そろう。そこで、学校現場や教育関係者らの懸念を拭い去れるかどうか が、文科省に問われる。 

<教科> 法律上の定義はないが、中教審は2008年に「一般的に、免許を持った専門教師が、教科書を用いて指導し、数値などで評価を 行う、と考えられる」とした。現行の学習指導要領は、小中学校のいずれも国語、社会など9教科で構成されている。

(東京新聞)

☆(5)今日の重要情報

① 「イスラム国」恐怖の街 少年、脅されて見た公開処刑

アレッポ=春日芳晃

2015年1月31日 朝日新聞

http://www.asahi.com/articles/ASH105HK8H10UHBI016.html

過激派組織「イスラム国」から逃れた避難民が 身を寄せるシリア北部アレッポの大学寮。そこで出会っ た10代半ばの少年は、故郷での体験を語るうちに震え始めた。

「二度と帰りたくない」

アレッポの北東約90キロにある人口約10万人の町マンビジュから、家族と一緒に逃げてきた。

半年ほど前、銃を持った「イスラム国」の戦闘員が自宅に押 し入ってきた。子どもは皆、町中心部の広場に集まるよう命じられた。

 男女約200人の子どもたちが広場に並ばされた。子どもたちの前には、30代半ばの女性が首から下を土に埋められていた。

戦闘員の一人が「この女はニカブ(目だけを出すベール)を着ることを拒否した。これからその罰を受ける」と声を張り上げた。戦闘員が女性 に向けて次々石を投げた。

思わず目を背けようとすると、銃を向けられた。最後まで「処刑」を見続けるよう強いられたという。

シリア北部ラッカを「首都」と称し、一方的 に国家樹立を宣言する「イスラム国」。支配地域では、極 端なイスラム法の解釈に基づき、市民の「処 刑」や投獄を続ける。街中で写真を撮るだけで「スパイ行為」とみなされるという。

実態を探るため、支配地域との間でバスの運行が続く北部アレッポへ、首都ダマスカスから向かった。

情報を精査して移動経路に「イスラム国」の影響が及んでいな いことを確認した。内戦前は約360キロの幹線道路を走って4時間弱で着けたというが、倍の時間がかかった。

アレッポの市街地は多くのビルが崩れ落ちていた。政府軍の支配地域は比較的安定しているが、アルカイダ系武装組織「ヌスラ戦線」と のにらみ合いは続き、発砲音が時折町に響く。

(以下略)

☆(6)今日の注目情報

①百田尚樹が“未亡人に騙された と言わない俺は男だ!”発言! え、騙されてたの?
 田部祥太

2015.02.04Litera

http://lite-ra.com/2015/02/post-839.html

2月3日、大阪市内のホテルで、やしきたかじんを偲ぶ「TAKAJIN MEMORIES 2015」が開催された。

今年は『殉愛』騒動のせいか、招待状には場所以外、主催者も連絡先も書かれておらず、当日も招待客以外、すべてシャットアウト。厳戒態勢で開催された秘 密会合だったようだが、事実上の主催者であるさくら夫人はもちろん、百田尚樹も姿を見せた。さくら夫人はスピーチで「ご心配をおかけ して申し訳ありませ ん。本のことは後悔してません」と語り、百田尚樹も挨拶に立ったという。

しかし、さくら夫人は出版を後悔してないようだが、本を書いた当の百田尚樹はどうもかなり後悔しているようだ。

この「偲ぶ会」の直前、百田がツイッターで心の揺らぎを見せたことをご存知だろうか。『殉愛』について「当分の間つぶやきませ ん」(14年12月24日)と宣言したはずの百田尚樹だが、2月1日になって突然、こんなことをつぶやいたのだ。

〈『殉愛』発売以降、私への大非難が続いている。友人達はこう言った。「未亡人にだまされたと言え。それなら傷は浅い。彼女をかば うな」と。たしか に失うものも少なかったかもしれない。だが男として一番大切なものを失っただろう。あの世で親父に「この卑怯者!」と怒鳴られる生き 方だけはしたくない〉

「未亡人にだまされたと言え」「彼女をかばうな」―――この言葉はあまりに意味深だ。当然、『殉愛』調査隊であるネット民たちもこ れに食いついた。

「これは実は騙されたという意味?」
「やっぱりだまされたという自覚はあるんだ」
「正直な話、このツイートって、大失態でっせ。本人頭悪いから気付いていないっぽいが」

たしかに、誰だかわからない友人を登場させているが、文脈を考えると、これは百田の心の声とも考えられるだろう。実際、ツイート はこれに対して百 田自身が「たしかに失うものも少なかったかもしれないが」と泣き言まじりに同意して、でもそうしなかった自分の男気を強調する、とい う仕掛けになってい る。

 ようするに、おれも途中でだまされたことに気がついたけど、男がすたるから、彼女を守り続けたんだよ、と言っているに等しいの だ。それを口にした 時点で、もうすでに男がすたってるんですけど……とツッコミたくなるが、それにしても、なぜここにきて、百田はこんな泣き言を言い始 めのたのだろう。

今年になり『殉愛』の出版差し止めと名誉毀損の裁判が始まった。東京弁護士会に人権救済申し立てもされた。

もちろん常識的に考えても、百田の言い分にほとんど理がないこと、「全てが真実」といい切った『殉愛』に多くの“事実でない”こ とが盛り込まれていることは明らかだ。一切取材もせずにたかじんの長女を貶め、さらにツイッターで人権を侵害したことも。

だが、この変化は百田が自らの非を認めたからではないだろう。それよりも『殉愛』騒動をきっかけに自分が社会的なステイタスを 失ってしまったことへの失望がこの泣き言ツイートを書かせたのではないか。

その最大の原因と思われるのがNHK経営委員の退任だ。政府サイドは再任を求めたが百田自身が辞退したと報じられた。しかしこれ は言葉通り受け止めるのには無理がある。

「実は百田さんに対して、官邸サイドも扱いに困っていましたからね。それまでも数々の暴言で困惑していましたが、『殉愛』問題で保 守層からも見放さ れてしまった事が大きい。以降は露骨に距離をとるようになった。実際、選挙の前にある雑誌から安倍首相と百田との対談のオファーが あったらしいんですが、 官邸はにべもなく断ったらしい。退任についても、実際は官邸から遠回しにシグナルを出していたらしいですよ。」(大手新聞政治部記 者)

これまで応援団として“飼って”おいた百田を、トラブルに見舞われ“用なし”になればポイと捨てる。イスラム国の人質を見捨てた 安倍首相らしい所業だが、百田にしたら相当ショックだったのではないか。

「百田氏の場合はもともと右派論客だったわけではなく、むしろ、『WiLL』誌上で当時、下野していた安倍首相にラブコールを送っ て対談をしてから 政治にのめり込んだという感じですからね。そのベースには一貫して『おれは安倍首相と仲がいい』というのがあった。それが揺らいだと いうのはかなりショッ クでしょう」(月刊誌編集者)

さらに、この弱気の背景には「週刊文春」でスタートした連載小説「幻庵」も関係しているのではないかともいわれている。囲碁の世 界を描いた作品だが、なにしろ「読みにくい」と評判は散々。しかも連載第一回目にして内容に“誤報”さえ見つかっている。

「百田はこれまで作品が売れることはもっとも大切なことで、売れない小説家をバカにするかのようなコメントをしてきた。『売れる小 説は多くの人が喜 んだ小説であり、売れない小説は多くの人が喜ばなかった小説だからだ』とね。しかし『幻庵』が単行本になっても、おそらくこれまでの ように売れることは期 待できないのは自分でも自覚しているのでしょう。新潮社の『フォルトゥナの瞳』も売り上げは振るわなかった」(文芸担当編集者)

そのため百田は昨年末から予防線のように、「作家なんかいつ辞めたっていい」などとつぶやいていた。そして2月1日の「だまされ た」ツイッターの同日にもまたこんなツイートをした。

〈『殉愛』にウソは書いていない。これは法廷に出ても堂々と言う。そのことで作家が廃業となってもかまわん。「小説家」なんか九年 しかやっていないが、「男」は五十八年もやっている。どっちを取るか、迷うはずもない〉

相当弱気になっているようだが、しかし、だからといって今頃になって、友人の言葉を使って「だまされた」とほのめかすのはあまり にみっともなさすぎではないか。

そもそも、『殉愛』の問題は百田が未亡人にだまされたかどうか、の問題ではない。1人の人間に異常に肩入れし、作家としてきちん と周辺を取材せ ず、裏も取らずに、デマをまき散らし、一般人である娘やマネージャーを誹謗中傷したことだ。そして、自分やさくら未亡人への批判を 「売れっ子作家」という 圧力で封じ込めたことなのだ。

まあ、この人に今さらそんな説教をしたところで、ほとんど意味はないとは思うが……。
(田部祥太)

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【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】
情報発信者 山崎康彦
メール:yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp
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