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ようやくまともな意見が大手マスコミの一角に載るようになりました

2010年03月03日 21時30分11秒 | 政治・社会
ようやくまともな意見が大手マスコミの一角に載るようになりました。

6つの全国紙の中で一番まともと思われる東京新聞です。

本日付(3月3日)の東京新聞朝刊「本音のコラム」に斎藤学さんという精神科医
の「本音」が掲載されています。

斎藤氏は短い文章の中で大手マスコミがいままで決して掲載しなかった次のよう
な「日本戦後史最大のタブー」を書いています。

1.岸信介はCIAのエージェントだったこと。

2.戦後の日本は岸らCIAのエージェントによって「米国に貢献する社会」として
作られ今日まできていること。

2.小沢民主党幹事長は「米国に貢献する社会」と「戦後天皇制・官僚制」を根本から見直そうとしたために攻撃されていること。

3.田中角栄元首相は「米国との距離」を修正しようとして米国と検察に潰された
こと。

4.評論家の立花隆氏はもともと体制擁護派であり「知の巨人」に祭り上げられた
理由が分からないこと。
 
この文章を下記に転載しますのでお読みください。

東京新聞「本音のコラム」(3/3朝刊)

「小沢氏の問題提起」(斎藤学)

《小沢一郎について語る際には「私もこの人物を好きではないが」という枕こと
ばを付けなければならないようだ。が、それは原稿で食べている人たちに課せら
れた規定らしいので私は気にしない。この人が図らずも(当人は語らない)提起
している二つの問題(①米国との距離の再検討②戦後天皇制の再検討)は、旧帝国憲法の残滓(ざんし)に注目するという点で回避不能なことだと思う。

既に公刊されているように戦後日本は岸信介氏のようなCIAのエージェント
(金で雇われたスパイ)によって作られた「米国に貢献する社会」である(『CIA秘録』上巻、百七十一~百八十四ページ)。この暫定的体制が、もく
ろんだ当人たちさえ驚くような長期間の効果を示したのは、日本人の「おかみ
(天皇・官僚)信仰」が並々ならぬものだったからだろう。

戦後体制作りの埒外(らちがい)にいた田中角栄が市民的嗅覚(きゅうかく)から
この偏りの修正を試みると、米国は直ちに反応し、その意を受けた検察によって
つぶされた。

今回の小沢氏の一件も、この流れの中で生じた。彼は生き残らなければならな
い。今週の『週刊朝日』にある「知の巨人立花隆氏に問う」という記事に共感す
る。血の臭いに吸い寄せられる鮫(さめ)のように検察の刃(やいば)で傷ついた
者たちを一方的に批判してきた体制擁護の人は何故、「知の巨人」に祭り上げら
れたのだろう。(精神科医)》

(終わり)


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