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《私の視点》 ■「郵便不正事件」は麻生自公政権による政権交代阻止の ための「国策捜査」第二弾だ!

2009年06月03日 20時20分33秒 | 政治・社会
■「郵便不正事件」は麻生自公政権による政権交代阻止の ための「国策捜査」第二弾だ!

障害者団体向け郵便料金割引制度を悪用容疑の郵便法違反事件いわゆる「郵便不正事件」に関し、大阪地検特捜部はダイレクトメール(DM)の不正送付疑惑の障害者団体「凛(りん)の会」(現白山会)会長倉沢邦夫容疑者を逮捕し、大手家電量販店会社、広告代理店、大手通販・印刷会社、郵便事業会社の職員二人、厚生労働省の現職係長(39)まで、計13名を逮捕するという大事件に発展させています。

私はこの「郵便不正事件」は、麻生自公政権による政権交代阻止のための、「西松建設小沢献金疑惑事件」に続く「国策捜査」の第二弾の可能性が大きいと思います。

3月3日に東京地検特捜部は突然小沢民主党代表の公設秘書を「政治資金規正法違反容疑」で逮捕しました。

東京地検特捜部のみえみえの「国策捜査」と軌をいつにしたマスコミの意図的な小沢バッシング、民主党バッシングによって民主党による政権交代は遠のき麻生太郎首相と自公政権の支持率が30%以上と急に跳ね上がりました。

小沢元代表の突然の辞任と鳩山由紀夫氏の民主党代表就任でこのバッシングの嵐が止み、逆に鳩山民主党への国民の期待は「国策捜査」以前の状態に戻っています。

マスコミは5月27日に行われた麻生・鳩山会談に関する世論調査結果を一切報道していません。

あれほど激しく小沢元代表の「西松建設献金疑惑」を追求して、「世論調査の結果国民の6割が小沢代表の辞任を求めている」と連日キャンペーンを張って小沢代表の辞任を強要していたマスコミは、麻生・鳩山会談に関する世論調査結果を公表せず一切沈黙しています。おそらく、公表できないくらい鳩山民主党代表への評価が高く、麻生首相の評価が低かったのだと思われます。

この流れでいきますと、8月末に予想される次期総選挙では民主党が単独あるいは社民党、国民新党などと野党連立を組んで自公政権を倒し政権交代する可能性が高まってきています。

それに対して、あらゆる手段をもってしても政権交代阻止をもくろむ麻生自公政権は、大阪地検特捜部に「郵便不正事件」を担当させ「国策捜査」第ニ弾として民主党潰しを徹底的にやるつもりです。

場合によっては民主党代議士の事情聴取や逮捕まで視野に入れて、「郵便不正事件」を利用して総選挙前日まで鳩山民主党を徹底的に攻撃するつもりのようです。

直接のターゲットは、厚労省元部長が「国会議員に頼まれた」と「口利き疑惑」を書かれた石井一二元参院議員だと思われます。民主党の副代表石井一氏の弟です。

「郵便不正事件」で逮捕された「凜の会」会長倉沢邦夫容疑者は短期間石井一二元参院議員の公設秘書を務めていました。

第二のターゲットは、「白山会」(「凜の会」を引き継いだ自称障害者団体)が応援してきた民主党の牧衆院議員だと思われます。牧衆議院議員も「あっせん疑惑」「口聞き疑惑」で大阪地検特捜部から容疑をかけられるかも知れません。

牧衆議院議員は民主党の石井一副代表とともに創価学会批判の急先鋒としても知られている政治家です。

第三のターゲットは鳩山邦夫現総務相かも知れません。二番目の一ノ宮成美氏の記事にあるように、牧議員は以前鳩山現総務相の運転手をしていて側近の一人であり、「郵便不正事件」で牧議員が「あっせん疑惑」や「口聞き疑惑」を追求された場合、鳩山邦夫総務大臣の関与まで取りざたされるかも知れません。

なにせ鳩山邦夫総務大臣は、「かんぽの宿不正売却疑惑」を追求している急先鋒であり、西川善文日本郵政社長の再任拒否を公言していますので、小泉純一郎・竹中平蔵・菅義偉元総務相などの「郵政利権集団」から見れば最大の敵の一人なのです。

「かんぽの宿不正売却疑惑」は「戦後最大の疑獄事件」に発展する可能性があるほど悪質で規模が大きい疑獄事件です。「郵政利権集団」は西川社長を再任させて疑惑を完全に封印しなければ、自分達が告発されて刑事罰を受ける刑務所に送られる
運命にあるのです。彼らは必死です、何でもありの状態です。

予想される8月30日(日)の次期衆議院選挙までの3ヶ月間は何が起こっても不思議ではないほど緊迫した情勢が続くと思われます。

我々は検察やマスコミや麻生自公政権が流すデマや嘘情報に惑わされず、戦後初めての野党による政権交代を実現させ、

真の意味の「主権在民」の世の中を作りましょう。

■「国会議員に頼まれた」厚労省元部長が供述…郵便不正

2009.05.31 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090530-OYT1T01031.htm?from=main4

郵便不正を巡り、厚生労働省係長が自称障害者団体「凛(りん)の会」(解散)に対し偽の証明書類を作成したとされる事件で、係長の上司だった元障害保健福祉部長(57)(退職)が大阪地検特捜部の任意聴取に、「2004年2月頃、国会議員から凛の会への対応を電話で頼まれた」という趣旨の供述をしていることがわかった。

凛の会元会長・倉沢邦夫被告(73)(郵便法違反容疑で再逮捕)はこの議員の元秘書で、その頃、省内で元部長に面会したことを認める供述をしているという。

この議員はこれまでの読売新聞の取材に対し、「凛の会は知らない。口利きした事実は全くない」と全面的に否定している。

関係者によると、元部長は04年2月頃、議員から電話を受け、凛の会について依頼された。その後、倉沢被告は厚労省を訪れ、元部長だけでなく当時の課長(53)(現局長)らに会い、「議員事務所から来た」などと言って証明書の発行を求めたとされる。

当時の係長は特捜部の任意聴取に、証明書発行については「議員絡みの案件」として、04年4月に後任の係長となった上村勉容疑者(39)(虚偽公文書作成などの容疑で逮捕)に引き継いだことを認めている。

(終わり)


■ 郵便不正のベスト電機めぐり怪文書  一ノ宮成美氏

2009.04.20 一ノ宮成美の取材日記

http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/article/67/

福祉目的の郵便割引制度を悪用していた郵便不正の政界人脈のキーマンは、「白山会」の前身、「凜の会」会長だった倉沢邦夫容疑者である。倉沢容疑者は、故川島正次郎自民党副総裁の秘書を経て、民主党の副代表・石井一氏の弟・一二元参院議員の公設秘書を務め、その後、「冬樹社」という出版社を経営。福祉郵便ビジネスである「凜の会」を立ち上げたのは、04年5月。石井一二元参院議員の公設秘書時代は、同元参院議員の投資会社の役員を務めていた。

永田町では知る人ぞ知る人物で、政界では石井兄弟と密接な関係にあることで知られている。

ところで、「白山会」が民主党の牧衆院議員を応援していたことが分かったが、同議員は自民党の鳩山現総務相の元運転手。

いまは、民主党の「娯楽産業議員連盟」の事務局長格にある。パチンコ業界の応援団体である同議員連盟は、さきの石井一副代表、小沢代表の側近・山岡国対委員長などが中心になっている。このため、永田町では、「牧議員は石井兄弟に巻き込まれた」という説もある。その牧議員は、創価学会と仲がいい。また、その創価学会は、日本の歴代首相で関係が深い人物として鳩山一郎の名前を「聖教新聞」で取り上げたことがあるが、その息子である鳩山邦夫総務相も創価学会と仲がいいことで知られている。

この郵便不正ビジネスでは、公明党の大阪府議会副議長の親族が経営する福祉施設の名前も報道された。 白山会は鳩山邦夫総務相の地元・東京都文京区にある鳩山御殿で知られる通称白山通りに隣接したところに事務所がある。

倉沢容疑者は長年、永田町をわたり歩いてきた政界ブローカーである。それだけに人脈も、利権も輻輳しているようだ。

(終わり)

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