本日,サイクル・デビュー。山仲間に借りた自転車で運転免許センターのある塩尻へ向かって奈良井川沿いのサイクルロードを疾走中,風圧で帽子を飛ばされて取りに戻った所で思いがけずアミガサタケを見つけた。松本に来て探してはいたけどなかなか見つからなかったキノコの発見に小躍りし、5本をゲット。
塩尻の免許センターまで行かなくてはならなかった訳は、免許の更新期限をうっかり忘れて無免許となり、再交付手続きのために自転車で行かざるを得なくなったからだが、免許の失効と自転車デビューによって日頃の行動のパターンと範囲が著しく変わり、それに帽子を飛ばされたと言う偶然が重なったところがなんとも言えずおかしかった。
広島時代の話し。ある日の退勤時,同僚Aの車に便乗して帰宅中,西広島バイパスの佐方SAで休憩した時に法面で偶然このキノコを見つけた。同僚にも勧めたが固辞されたので全部持ち帰ってバター炒めで美味しく食べた。
翌日は急用が出来たので仕事を休んでその翌日職場に行くと、職場の人達が口々に『大丈夫か?』と聞くので『何のこと・・?』と聞き返すと『変なキノコを食べて当たったともっぱらの噂だが・・』と言う。同僚Aが面白おかしく話したのに尾ひれがついたらしい。以来,同僚Aとの間ではこのキノコを『バイパスタケ』と呼ぶこととなった。
八王子で草刈りの仕事をしている頃には毎年決まって生える仕事場があって随分楽しませてもらったし、沢遊びの際に河原の焚き火の跡にも決まって生えていたが、信州ではついぞ見かけなかった。
単純にバター炒めで食す。美味であるが見た目がグロテスクなので大抵の人は尻込みする。
私も会えるととてもうれしいキノコです。
グロテスクにも見えますが、
形の不思議さも同時に感じます。
さぞ、美味しかったことでしょうね!
グロテスクは他の方の表現で、私はキノコの不思議さを感じさせるこの形状のメルヘンチックなユニークさが気に入ってます。もう一度,帽子を飛ばして探さなくてはッ!