遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

五輪平から天田・大足へ ~ 四賀・明科の里山道を歩く・・・秋の陽だまりハイキング

2009-10-28 01:07:14 | 山のあしおと小学校

          
旧四賀村境界線ハイキング,バリエーションルート・・・主催;山のあしおと小学校
 山のあしおと小学校では、旧四賀村と安曇野市明科の境に当たる四賀地区五輪平から四賀・明科の境界線に沿って天田・大足地区までのコースを歩く『四賀・明科の里山道を歩く・・秋の陽だまりハイキング』を企画しました。
深まりゆく秋の一日,やわらかな陽射しを浴びながらあまり省みられない山里の古道を歩いてみようではありませんか。
なお、本コースの里山道と山上の区間は、普段あまり訪れる人がない道ですので充分に整備されているとは言えず、倒木や薮に覆われている所がありますのでそれなりの服装,足ごしらえが必要となります。
事前に調査山行を行いますが、当日の状況によってはコースを変更する場合がありますので予めご了承下さい。みなさまの参加をお待ちしています。

          
1;日時 09年11月7日(土) ※雨天8日(日),7日,8日共に雨天の場合11月14日(土)
2;集合 安曇野市役所明科支所 時刻9:2 0
  解散 同          時刻14:40頃
3;コースタイム(見込み)
  9:20支所9:30 ⇒(車で移動)⇒ 9:50五輪平口10:00 ⇒ 10:10五輪平10:20 ⇒
10:30五輪平口10:40 ⇒ 11:20三角点(P890m) 11:30 ⇒ 11:50天田神社・昼食12:30 ⇒
12:50天田地区最終民家13:00 ⇒ 13:10大足地区最終民家13:20 ⇒ 13:50大足14:00 ⇒
14:30支所/解散14:40  
※運転者は大足から車の回収に向かいます。(大足に車を1台置いておきます)
  別コース
天田神社・昼食12:30 ⇒ 13:20潮R403号13:30 ⇒ 14:00支所/解散14:10
※車の回収は解散後になります。

          
4;服装・装備
上着・長袖シャツ/ズボン/下着類/保温着、防寒着/雨具/登山靴,または軽登山靴/靴下/手袋/帽子
※手袋必携。天候の急変に備えて防寒・保温の用意,熱中症防止と防寒のため帽子着用,雨具はズボン+上着式、傘も有効/他
5;持ち物
ザック&ザックカバー/弁当/水筒・飲料水,1.5ℓ程度/行動食・非常食/ビニール袋/ロールペーパー/タオル/その他(ハンカチ、ティッシュ,磁石,地図,時計,現金,ヘッドランプ&乾電池等)
※その他は必要に応じて
6;参加対象 小学生以上 ※小学2年生以下は保護者同伴のこと
7;参加費 200円 ※事前調査費、事務費等 
8;自家用車分乗と交通費の負担について
集合場所から出発点までと、下山地点から解散場所までの自家用車の相乗りと、出発点までの車の回収を含むガソリン代の分担にご協力下さい。
9;申し込み先・締め切り
締め切り:11月5日(木) 木偶宛
10;お断り
保険加入は致しませんのでご了承下さい。

          

西山燃ゆ~ルート調査・3

2009-10-25 20:55:44 | 山行

          
 前々日のコースを再調査。大足地区の最終民家から5分足らずで到達する稜線が境界線ルートであることを確認するため、前回とは逆に右折して下り始めたが、壊れた祠のある地点から急激に下がり始めたので途中で引き返し、890mのピークに向かう。
 目印をつけておく
    壊れた祠跡 
 前々日同様、掘平の墓地のあるやや平らな部分で道が分からなくなる。慎重に検討した結果、やはり前回同様に右手の道を行くしかないと判断して右手に進む。
 前回はその先でP890m峰の中腹を巻くように進んで道を見失ってしまったので、今回は始めからピークを目ざして高い部分をしばらく進むとハッキリした道が見つかり、程なく890mのピークに到達した。前日確認した境界線のルートを下から登った訳で、これによりこの日歩いたコースが境界線のルートであることが確認できたが、たったこれだけのことを確認するのに3日もかかってしまった。
 3日連続でこの場に立つ
   すでに間違い 
 確定したルートを下ってみると、その道は掘平の墓地のある平地を通っておらず、迷うことなくルートを進むことが出来た。そう言えば2年前に歩いた時にも墓地を通った記憶がなかった。
 堀平の墓地のある平地を右に見てしばらく進むとやや広い平地に出る。そこまで戻って初めて、間違いはこの地点ですでに始まっていたのだと気づく。即ち堀平の墓地方向に向かわず右寄りに進んでいれば難なくP890mに到達できていたはずであり、2年前には何の迷いもなくそのコースを歩いていたのだ・・。
 そう思いながら、だから今度は間違えずまっすぐ下れるぞッ!と勢い込んで右に向かう道を見送って直進したのがまた間違いだった。すぐに気づいて戻り見送った道の方に向かう。
 西山燃ゆ
     降り口 
 里山ではわずかな平地や凸地に必ずと言っていいほど複数の踏み跡があり、見通しの効かない林の中では実に迷いやすいと言うことを思い知らされた。

 西山が真っ赤に焼けるのを木の間越しに見ながら標識3号,4号と進み、下山口のマークを見つけた頃にはすっかり暗くなっていた。17:18,出発点の廃屋に戻り終了。
 西山残照
    竹のハウス 
 旧四賀村の境界線を1周すると言う目的ではじめた企画であるが、途中の道がしっかりした道であること,また馬頭観音があることから別の興味が湧いてきた。
 それはこの道が旧四賀村の五常地区と旧明科町の潮地区や大足地区を結ぶ生活道路だったのではないかと言う興味である。大小を問わずすべてのピークにことごとくに迂回路がつけられているのがその証拠で、前日、間違えて天田峠に出てしまったのは実は間違いではなく、生活道路であればこそ当然のごとくそちらに導かれた結果だったのであろう。態々境界線を求めたりせず歩きやすい方を歩くのが普通の生活人なのだから・・,である。
 さらにそれは善光寺街道の支線の1つであったかも知れず、興味は尽きないのだ!

          
 そうであるなら、境界線を忠実に歩く企画はそれとして今回は生活道路としてのルートを歩いてみたいと考えている。そして、そのルートとしては今回歩いた通りに大足地区の最終民家に出て大足に下るか、あるいは前日間違えて天田峠に出た道を歩いて潮地区に下るかのいずれかを選ぶことになる。
 どちらを選ぶか、もう少し歴史的なことを調べて結論を出すことにしたい。



謎解き~ルート調査・2

2009-10-24 22:13:25 | 山行

 名峰戸谷峰
     五輪平口 
 前日,山中で迷ってしまったので改めて調査をやり直すべく、今度はスタート地点になる四賀地区五輪平の入り口から歩く。
 県道302号(矢室明科線)五常の藤松屋商店の脇の沢沿いの道を詰める。地図には書かれていないが、この道は林道中北山線の起(終)点につながっており、そこが五輪平の入り口でもある。五輪平は林道を越えて500m(県道からは2km)ほど下がった所に開けた平地で、山中の隔絶された場所ではあるが日当たりがよく、3戸ばかりの家があってそのうちの1戸には今も野菜をつくりながら暮らしている人がいる。
 3年前の崩落跡
                    
 林道起点に車を置いて14:52発。2年前にも2度3度と調査した道であるが、わずかの間に周りの木の枝が繁って張り出したり道に小潅木が生えたり、さらには倒木が道を塞ぐなどしてすっかり歩きづらくなっているのに驚く。
 890m峰下の馬頭観音
   道を塞ぐ倒木 
 この日の目的は、前日の帰り道で迷った890mのピークまで行って迷った原因を突き止め、林道天田線につながる道を見つけること,それがだめなら境界線の途中から明科大足地区に下る道を見出すことである。
 890mのピーク
          
 15:24,890mピークの登り口に到達。ここからまっすぐ登れば標識2号と祠のあるピークに達するのだが、迂回する道があるのでそちらを選んで進む。その道はしかし沢山の倒木が折り重なっており,倒れた木を跨いだり下を潜ったりしなければならなかった。
 100mほど進んだ所に馬頭観音があり、そこからピークに攀じ登ることもできる。そこまで来て前日の到達点とつながった安心感からピークに登るのを後まわしにして前日迷った地点を先に突き止めようとそのまま道を進む。
 その時点ではそれまで西進していた境界線が890mのピークからほぼ直角に左折して南に向かうということ、従って現在歩いているその道は境界線からは離れていくと言うことをすっかり忘れていた。正しく境界線を辿るためにはピークに上がらなければならなかったのだ・・。
 天田林道
     天田神社 
 それを忘れてどんどんと進むうちに突然舗装された林道に出る。エッと驚いて標識を見るとそこは前日通った林道天田線の天田峠で、そしてそのすぐ上にある天田神社の境内に行き着いて初めて、それが2年前に同じ間違いをして迷い着いた神社であることに気づき、ようやく890mのピークに登って進路を変えなければならなかったこと思い出した。何と言う頭の悪さ・・!
 前日歩いた稜線と廃屋
     890m峰 
 時刻15:40。大急ぎで890mピークに向けて戻り、北西側(天田神社側)からピークに登る(16:02着)。何とその道は前日のピークからの下山の際に、境界線の道だと思って回避した道だった。つまりその道を下っていれば元来た道ではないにしても天田林道に出ることが出来、林道に出ていればそこから1km歩いて車に戻ることが出来たのだ。
 前日はその道を境界線の道,即ち南に向かう道だと思い込んでいた。なので大足・天田方面に下るためには右に進路を取って西に向かわなければならないと思ったのだが、実際には180度間違えて東に進んでいたのだ。その途中から下ったために大足・天田とはまったく逆の生竜地区に下ったに違いない。

          
 これで謎が解けたが、失敗の原因はどのように歩いて890mピークに達したかが解らなかったこと、そのためにピークで方向感覚を失ったことにある。何度も歩いている山でこのような間違いを起すなど断じてあってはならないことなので、もう一度前日の歩きを再現してどう間違えたのかを確かめなくてはならない。

 これ以上進むと車に戻る時間がなくなるので一旦戻って大足地区に車を廻し、改めて前日歩いたコースをもう一度確かめることにする。
 16:44,出発点に戻り終了 

道迷い・山中彷徨・・・つるべ落としの秋の日に

2009-10-23 09:30:23 | 山行


 2年前の11月18日に歩いた旧四賀村境界線ハイキング第9行程のバリエーションルートを開拓すべく、旧明科街潮の天田地区から境界線を目指して歩く。
 地図1(左)は篠ノ井線明科駅と雷山,林道天田線(白道),および旧四賀村と明科町の境界線(右のオレンジ色の線)。地図2(右)は林道天田線の終点付近。
釜蓋 天田神社付近
 林道天田線の終点から境界線までを踏査して境界線沿いに南下し、右下の県道(黄道)に出る道を見届けて車に戻るつもりが下山道を間違えて生竜と言う地区の右下にある林道(白道)に出てしまった。※右下隅の青い線は高速道路
 日没寸前のギリギリ時刻に林道に到達して事なきを得たが、車を置いた位置からはとんでもない方向に下りてしまった。

 地図3(左)は林道天田線の終点(車を置いた位置)から境界線へのルート,地図4(右)は境界線から県道までの
ルートを示す。
堀平 諏訪神社 
 林道天田船の終点の廃屋近く(標高780m)に車を置き15:40出発。廃屋の庭を抜けてかすかな踏み跡を辿るとすぐに別の林道に行き当たる。この道は県道四賀線沿いの大足と言う地区につながる道で、潮地区とはひと山隔てていて天田線とはつながっていない。両者の距離はわずか3~400mほどだが、共に県道からの標高差が230mもある急傾斜地のこの地区には、それぞれに数戸の人家があるだけなので両地区を結ぶ道路が敷設されなかったのだ。その数戸の人家も今は廃屋となって朽ち果てるのを待っていると言う状況ですでにして集落でさえない。
 四賀・明科の境界線沿いにはこのような廃屋が無数にあり、境界線を歩く山行はこのような荒れ果てた廃家・廃屋や山深い1軒屋に独居するお年寄りの姿をつぶさに見て歩く山歩きでもあるのだ。
 林道を上に向かって歩き始めた時に、右手の廃屋から1台の車が出てきたので戻って乗っていた中年の男性に周辺事情を聞く。今は廃屋のその家から子どもの頃は学校に通ったと言うその男性は、1日おきに畑の管理に来ていると言った。

 200mほど歩いて最後の廃屋の前を通り、薮に覆われた踏み跡を辿って尾根に攀じ登る。左折して遮二無二登ること5分で『標柱4号』と言う標識を見る。『地すべり防止』の対策を表わすこの手の標識はよく見かけるが、何号かまでは覚えていない。そのまま直進すると6分後に『3号』標識にぶつかる。その先から道が右手の尾根を避けて左寄り進み、16:11 に『掘平』と言う墓地のある三叉路に出る。
 左の道は下って行く感じだったので右折して小高い場所を目指し、鹿道を辿って見通しの効く場所に出てみたが期待はずれだったので引き返したものの、その戻り道がわからなくなって探し回るうちに2年前に歩いた境界線ルートの『標識2号』と小さな祠のあるピーク(890m)に出た(16:17)。

 境界線上にいることがわかったのでこれを下れば県道に出られるのだが、この日の目的は境界線と林道天田線をつなぐルートの踏査なので、車のある位置へのルートを確定しなければならない。
 車があるのは境界線より西寄りであるから2号標識から西に派生する尾根を下らなくてはならないと判断して下り始めたが、途中でつけた目印はおろか掘平の墓地もが見つからない。がしかし自分の頭の中では西~北西寄りに下っている筈だからと踏み跡を辿ってひたすら下る。

 ランプを持って来なかったので16:30を過ぎるとちょっと心配になってきた。日没まで1時間弱,明るいうちに人家のある付近まで下らなければと少々焦る。
 16:48,やっと廃屋を見つける。家の前を通過して小さな谷にかかる木の橋を渡った少し先に栗林があった。その感じが以前間違えて彷徨った場所に似ている気がした。その場所であれば果樹園を登りきったところに広い道があって、それを下れば左下の林道があるはずだった。左手にもう1つ廃屋が見えていたので、そちらを選ぶ選択肢もあったが、過去の記憶に引きずられ果樹園の急斜面を登りきって出た道は以前のそれとは違う気がした。
 道があるにはあったがいくら下っても林道が見えない。だが下るしかない。そのうち道がなくなって沢に下りてしまった。知らぬ沢は地獄・・,ヤバイなと思う反面、滝があるような大きな沢ではないはずなので沢にいる方が確実に里に出られると考えてそのまま下るうちに砂防堰堤にぶつかる。
 天田地区に砂防のあるような沢があっただろうか?,あったとしても5つも6つもあるはずはないから里は近い・・,等と考えながら下るうちに第2,第3の堰堤からさらに第4,第5と堰堤が続き、7つ目の堰堤を越えた所でようやく大きな重機のある工事現場に出る。時刻17:18。まだ見える時刻ではあるが10分後にはとっぷりと日が暮れた。

 林道を下ると行く手上空に高速道路の巨大な橋が見えて来た。さらに境界線の東にあるはずの送電線鉄塔を西側に見るに至って、自分が境界線の東側に下りた来たことを知り仰天した。天田地区のどこかの沢沿いに下ったと思っていたものがまったく方向違いの旧四賀村に降りていたのだ。どう間違えばこちら側に降りられるのかまったく解らず、キツネにでも化かされた感じだ。そういえば途中でムジナを見たっけ・・。
 そんなこんなで2年前に一緒に歩いた小月さんに電話して拾いに来てもらい、天田まで車を回収に行ったと言う次第。
 どこでどう間違えたのか、これから再検証に行く。

天井ビニール張り

2009-10-20 15:12:20 | あまってら農園

          
 雨がたっぷり降ってくれたのでようやくハウスの天井ビニールを張ることが出来た。
 去年(10月25日)より丁度1週間早い張り替えで一安心。屋根のビニールは去年新しいものに変えたが、サイドの部分が古いままであちこち破れて継ぎはぎだらけなので今年は張り替えなくてはならない。

 風のない張替え日和
          
 ハウスはまた遅くまで生き残る虫たちのたまり場になるのだろう・・。

          

サツマイモ日和・・・12日

2009-10-20 11:28:33 | 山のあしおと小学校

          
 あまってら農園にTakeru&Teppei兄弟がサツマイモを掘りにやってきた。8月22日に秋野菜の種蒔きをしてもらって以来50日ぶりで、本来なら大根葉の間引き菜をたっぷり持ち帰ってもらえるところだが、発芽に失敗したため残念ながら収穫なし。

  生き物見っけ! 
 第2農園の土はなぜかサツマイモに合わないらしく、このところ不作続きだったが、元々相性のよかった第1農園に変えたので今年の出来はまずまず。
 茎が肥大するジャガイモとちがって、サツマイモは根が太るものだから深い所にまで達していて折れやすい。


          
 収穫後、唐松林にキノコを探しに入ったが、数百本のハナイグチが大発生した昨年と打って変わってさっぱり姿が見られず、数本の幼菌のみゲット。

 林内探検
      
          
 林内探検,スリル満喫

 キノコ&イモ汁
          
 獲ったばっかりのキノコとサツマイモ,ジャガイモ等が入ったキノコ汁


          
 アルプス初冠雪・・,さわやか秋祭り日和。

アイガモ&ベーコン

2009-10-20 02:27:54 | 森のくらしの郷&ぐるったネット

          
 10月31日~11月1日の野山人の集い用にアイガモを予約しました。当日朝、私,木偶がアイガモ先生の手ほどきを受けて捌きます。
 アイガモ君をなるべく苦しませないよう、本人が死んだかどうか自覚しないように締める方法があるそうで、ストレスを与えないように締めて心臓に一滴の血も残らないようにきれいに血抜きすると、臭いもなく味に格段の差が出るとのことでした。鶏も同じですが、締め方が悪いと特有の臭いが出るそうです。

 と言うことで、10月31日の午前中はアイガモを捌く時間に当てますが、一緒に捌いてみたい方はどうぞ・・。毛抜きに時間がかかるのでぜひ・・。
 また、夜は豚バラ肉を使ってベーコンをつくります。

          
 なお、31日午後の『森くら探検・ツリーハウスめぐりとキノコ狩り』と翌11月1日の『鍬の峰登山』は、参加可能な方を対象とするもので、夜の部の地酒・アイガモ・ベーコンねらいのみの参加ももちろんOKです。

これ 何て言う?

2009-10-11 04:05:21 | 暮らし
 “にお”? or
    “ぐろ”?  
 背景を大糸線の電車がのんびり走るアイガモの田圃での稲刈り。脱穀後の藁を積んでつくったこれを何と呼ぶ・・?

 『“グロ”だ』
 『岐阜では“にお”』
 『知らない・・,見たこともない・・』
 『おもしろい~!』
  等々,様々な答えが返って来る。

 ネットで調べてみると“にお”系では、にお,藁にお,藁にょう等・・。中でも北海道の『豆にお』は有名らしい。
 片や“グロ”系は四国愛媛や山陰でグロ,藁ぐろ,ぐろ積み等々と呼ばれており、どちらかと言えば西日本に多いようだ。
 広島ではグロで、子ども達はグロの藁束を引き抜いて投げたり、抜いて出来た空間に潜り込んだりして遊んだ。私は下に藁束を敷き、てっぺんから宙返りして飛び降りては前方宙返りの練習をした。
 よく怒られもしたが、今よりも子ども達は田圃でよく遊び、それだけ田圃に親しんでいた。


 田圃は親子が共に働くことが出来る“職場”でもある。
          

 藁積みの目的にも2通りあって、写真のぐろは脱穀後の稲藁を保存して置いて必要な時に使うことが目的だが、今はすぐに裁断して肥料としてバラまくのでこう言うものをつくると二度手間になってしまう。それ以前にコンバインで刈り取り~脱穀~裁断を一度にやってしまうのが主流なのでつくりようがない・・。
 一方、収穫後の稲の穂や豆類を乾燥させるためのものもあり、北海道の豆におはこちら。稲穂や豆が重なりあわないように工夫されており、それが独特の形を生み出していておもしろい。はざかけの一種とも言える。
 はざかけはそれはそれで地方によって独特のやり方が合って千差万別。呼び名も様々で、中には“ししし”等と言うのもあった。

 
 一袋の重さは30Kg超。ぬかるむ湿田に足をとられて立ち上がるのも容易ではなく、泥田にめり込んだ長靴が抜き差しならなくなる。
 『踵を少し上げると楽に靴が抜けるよ』と教えてもらった。確かにつま先側を上げようとすると力が入らなくて無理だが踵の方は上げやすい。さすが“湿田に生きる”人の知恵

 勝手に撮れてた空
 アイガモも寒そう 
 この日は鹿島槍が初冠雪。アイガモたちも寒そう・・。18号台風が寒気をつれてきたのか、北の空が何となく雪雲っぽい。
 

初仕事

2009-10-10 00:32:45 | 暮らし
 作業後・・合格!
      作業前 
 まだ見習い修行中だが仕事を任され、イチイの木を刈り込んだ。

 梯子を立てる
     杭で固定 
 まず4ヶ所の支点からロープを張って7mの梯子を立てる。上の方のロープが親綱で梯子の傾きを決めており、下のロープは反対側から足元を引っ張って梯子が手前に滑るのを防いでいる。
 支点はしっかりした樹木や建造物があればそれに縛りつけて取るが、ない場合は杭を打ち込んで取る。
 これだけでは左右に捩れて倒れる場合があるので中間より高い位置で対象の木と梯子をロープで結んでおく。


          
 少しずつ梯子を移動させ、遠くから眺めたり真下から見上げたりして手直しを加えながら整形して行く。
 同じ側での梯子の移動はロープを緩めることである程度できるが、移動幅が大きい場合は支点を打ち替える。真反対の側を刈るためにはロープを張り替えなくてはならない。
 梯子を移動する度にロープを解いたり締めたりするが、適当にやっていたら締め方が甘いと怒られた。高い所が恐くなくて少々揺れても平気と言う奴が落ちるそうだ。
 師匠が張ったロープはピシッと決まっていて梯子がびくともしない。

  
 5時間かかって何とかまあまあの形になった。一応合格をもらったが離れてみるとアラが目立つ。同じような木がもう1本ある。


野山人の集い in 大町

2009-10-08 17:29:54 | 山のあしおと小学校

          
                    Noyamabito no tudoi in ohmati
第1回 SNS&ブロガー交流集会 野山人の集い in 大町 ・・・ 10月31~(土)~11月1日(日) 
主管;山のあしおと小学校主宰・砂布巾の広場管理人 木偶野呂馬

SNSやブログを通じて知り合った仲間同士が一堂に会して、火を囲み、飲み、食い、歌い、かつ大放談し、最後は雑魚寝して交流する野人達の集いです。
山の話し,渓の話し、森の話し,木の話し,農業や林業の話し,酒の話し,火の話し,イワナの話し,釣りの話し,獣たちの話し,探検の話し,旅の話し,その他何でも・・,手づくりの地酒,野人料理を味わいながら心行くまで語り明かそうではありませんか!
   
          
日時;09年10月31日(土)~11月1日(日)
場所;長野県大町市平 森のくらしの郷(通称森くら) および 周辺のフィールド
日程;
10月30日(土) 
12:00 ~ 13:00 集合・受付け
13:20 ~ 16:00 森くら探検・ツリーハウスめぐりとキノコ狩り
16:30 ~ 19:00 集いの準備
19:00 ~ 19:30 開会行事・挨拶  
19:30 ~ 朝まで  野山人祭り  
11月 1日(日)
6:00 ~  7:30 朝食準備・朝食
8:00 ~     解散・以後自由行動
8:00 ~ 14:00 鍬の峰登山・・・希望者のみ ※弁当は各自で作るか、コンビニで一括購入
宿泊;森くらのツリーハウス,迎賓館(フォーボックス),三棟の家等,色々あります(シュラフ必携)

          
参加資格;特になし。
※SNS・ブログを通じて知り合った方とそのお知り合いの方だけでなく、関心のある方ならどなたでもOK
参加費;成人4000円 中高生~未成年3000円 小学生2000円 未就学児無料 ※夫婦・親子割引1人500円
内訳 森くら利用料(宿泊,調理用具使用、薪代等):成人2000円 未成年1000円 未就学児無料
   食費・食材費:2000円~1000円
   ※飲みもの代はふくまれませんので、お好みの飲みものを各自持参して下さい。お子様用の飲みものも同様です。地酒や手づくりの果実酒,秘密の酒など大歓迎です。
※料理は食材を購入して自分達でつくりますので、料理自慢の方は大いに腕を振るって下さい。とっておきの料理を期待しています。野菜やキノコ,釣魚、(得体の知れない)獣肉等、食材の持ち込み大歓迎です。(義務ではありません)
なお、予算をオーバーした場合は超過分を頂く場合がありますので予めご了承下さい。

          
朝食;
①申し込まれた方の分だけ、スタッフがつくります。簡単なご飯とみそ汁,副食1品,漬け物程度です。400~500円
②自分でつくると言う方は予め食材を用意しておいて下さい。飯盒や調理具,薪は充分ありますが、コンロを持参された方が便利かと思います。
③弁当を購入される場合、約3km以内にコンビニがあります。
解散後の行動;
①8:00に解散し、以後は自由行動としますが、鍬の峰登山を行いますので希望者の方はご参加下さい。
②県外の方で、半日程度のビューポイントめぐりをご希望される方があればご案内致します。
③扇沢~室堂・美女平方面は運行中です。雄山・室堂ピストン,あるいは富山方面に抜けることは可能。 
 その他、観光ポイントについてはご相談下さい。
服装・持ち物;
①登山される方やキノコ狩りで森に入る方はそれなりの服装でお出で下さい。
②寝具としてシュラフ必携です。夜は相当冷え込みますので防寒・保温に万全を期して下さい。
③食器はありますが使いまわしになりますので、気になる方はご自分でもご用意下さい。
④2日目の朝食や登山用の弁当,行動食など、必要と思われる方は予め購入するか、近くのコンビニ等で購入して下さい。またご自分でつくられる場合は、米や食材をご用意下さい。
⑤調理器具や燃料はありますが、火起こしから始めることになりますのでコンロがある方が便利です。

           その他;
①水は2kmはなれた水場まで汲みにいかなくてはなりません。ポリタンクに汲み置きしておきますが、必要な方は大き目の容器を用意して明るいうちに汲んでおいて下さい。
②電車でお出でになる方はご連絡下さい。

先行き不安・・・,寒い秋

2009-10-07 23:44:07 | あまってら農園

 地主さんが『苗が余ったけど植えるかい?』と言って大量のキャベツの苗を持ってきて下さった。
 有難く頂いてハウス内に植えると全部で63株もあった。雨続きで活着はしたがこの低温続きと日照不足では先行きが思いやられる。

 日照りが続いて発芽がままならなかった9月だったが、10月に入りやっと発芽してこれからガンガン照って欲しい時期になったと思ったら一転して長雨と気温の低下が続く。
 今年の秋野菜はどうもうまく行かない。


 そんな中でブロッコリーが大きく成長しているのに気づき3株ほどを収穫。出来の素晴らしさには我ながら驚いている。
 これほど早く収穫期に至るとは予想していなかったのでうっかり見逃すところだった。

 

下山

2009-10-07 12:36:42 | 山のあしおと小学校
 
          
          
 8月1日(土)・続
 11:06登頂。2h30mの遅れ。山頂には30人くらいの人々。風が強くじっとしていると寒い。次々と入れ替わり立ち替って記念撮影する人々の合間を縫ってそそくさと写真を撮り、早々と下山路に向かう。
 11:25発。山頂から早月尾根へのルートは剣沢のルートとしばらく重なるが、ナイフリッジを右へ右へと進むうちに次第に離れて白い金属製の十字形の標識のあるところではすでに分離している。この標識は登る時に見えていたので多分そこが下山口だろうと見当をつけていたものだがしかし、着いてみると字が全然読めずまったく用をなしていない。晴れていればどうと言うことはないかもしれないが、ガスで視界がない中では『それはないだろう』と言いたくなる。


          

 そこからさらに下がったところにもう1つ案内標識がある。これは文蔵尾根を分ける位置を示す標識で、これがなかったら一度は文蔵尾根に入り込んだかもしれない重要な標識である割には、見落とされかねないくらい貧弱なものだ。
 早月尾根上部の鎖場は立派で丈夫な鎖が設置してあるのに比べて、この標識の心もとなさは何なのだろう~と言う気がする。


                    
 早月尾根
 下山の早月尾根の上部はカニノハサミ等の厳しい鎖場が3つ4つと続く。下りであるだけに登り専用のカニノタテバイなどよりはるかに難しく慎重さを要求される。雨とガスで下が見えにくい上に大きな荷が邪魔になってスタンスが取りにくいのでここは鎖を使うべきところ。写真を撮りながら下る場面ではない。 
 12:27,1時間かかって山頂から0.7km,2800m地点まで下る。休憩12分の後、さらに1時間あまり下って13:46,山頂から1.6km,2600m地点に到達。
 早月小屋までは1.3kmと中間地点を過ぎており、大きな岩場はなくなるが長い道のりが続き、幾分気分も緩んできて2度3度とスリップを繰り返す。@kiは知らないふりをしてくれていたが、何度目かに右手の人差し指が地面にめり込んでいやと言うほど捻られ、これで目が覚める。


                  
 雨が次第に強くなる中、通常2.5時間のところ4時間近くを費やして15:15,早月小屋・CP場着。
 土砂降りに近い雨が小降りになるのを待つが寒いのでぬれながらテントを
張り、潜り込んで湯を沸かし熱い紅茶を飲んでやっと人心地を取り戻す。しばらくは放心状態でぼんやりと過ごす時間を楽しむ。
 夕刻、雨が上がり小屋から出てきた人々のざわめきにつられて小屋の前広場に向かう。日没には一足遅かったがどうでもよかった。明日降られずに下れるならそれでいい。



          
 前日の立山を含めて2日間,雨とガスで展望もなく、ただ縦走しただけに終わりそうだがそれは覚悟のことで、悪条件にもかかわらずここまで来れたことにとりあえず満足。
 明日は4:30起きの6:00発でよかろうとなる。少し緩んだか・・。

豊(9:32)瑞穂(9:38)の国の稲(10:37)刈りへ・・・米づくりを見つめよう!

2009-10-06 15:36:15 | 山のあしおと小学校


 豊瑞穂の国の稲刈りへ~10月10日(土)・・・大糸線で行く稲刈り体験
  豊・・・豊科発9:32
  穂・・・穂高発9:38
  稲・・・稲尾着10:37 ~ 
   
 山のあしおと小学校 稲刈り体験案内
日時;09年10月10日(土) 9:20 ~ 17:10 ※現地11:00 ~ 16:00
天候によっては稲刈り作業が出来ない場合があり、11日、または12日に変更する場合があります。
場所;大町市木崎湖畔
参加対象;誰でも可 ※未就学児は保護者同伴  
日程A 電車利用の場合
~ 9:20集合/9:30 ~ 10:50移動/11:30 ~ 12:00午前中の作業/12:00 ~ 13:00昼食・休憩/
13:30 ~ 15:30午後の作業・片づけ等/16:00 ~ 17:10移動・流れ解散/17:10 ~ 解散
日程B 車に分乗して行く場合
~ 9:20集合/9:30 ~ 10:20移動/11:00 ~ 12:00午前中の作業/12:00 ~ 13:00昼食・休憩/
 13:30 ~ 15:30午後の作業・片づけ等/16:00 ~ 16:50 移動/17:00 ~ 解散         
 ※作業時間等は農家の方のご都合に合わせますので、計画とは異なる場合があります。
 現地までの交通について
1:電車利用の場合・・・A日程
集合;場所:JR穂高駅 時刻: 9:20集合 9:38発南小谷行き電車に乗車(松本発9:10)
   同列車の主要駅通過時刻 松本9:10 豊科9:32 穂高9:38 大町10:06~10:27 稲尾10:37
解散;場所: 同上   時刻:17:00頃 稲尾発16:10松本駅行き電車に乗車(松本着17:28)  
   〃列車の主要駅通過時刻 稲尾16:10 大町16:20/16:32 穂高16:58 豊科17:04 松本17:28
2:全員が車に分乗して行く場合・・・B日程
集合;場所:スイス村  時刻:9:20 出発9:30 現地到着10:20頃
解散;場所:スイス村  時刻:17:00頃
3:車で現地集合(各家庭)する場合・・・※A日程に合わせて下さい。
集合:場所:JR稲尾駅 時刻:10:30
 ※国道側には駐車スペースがないので、踏み切りを渡って木崎湖側の農道でお待ち下さい。
解散:場所:現地    時刻:16:00

持ち物・服装;弁当 飲料水(お茶など) 道具は特に必要ありませんが、稲刈り用の鎌がある方はご持参下さい。
農作業に適した服装 手袋(軍手) 帽子 長靴(湿地です)と普通の靴 雨具
防寒着(当地は曇りの日や、天気がいい日でも午後は冷え込みます)
参加費:不要
交通費:豊科~稲尾570円×2(小学生280円×2) 穂高~稲尾480円×2(小240円×2)
   :車に分譲する場合、1km当たりのガソリン代を20円とし、これに走行距離(km)を乗じた額を、参加者全員で分担します。その場合、中学生以上はおとなと同額、小学生は×0.7,幼児は×0.5とします。
※一家で1台の車で参加される場合はこのかぎりではありません。
※複数の家庭で分譲される場合は、利用者同士の話し合いで決められても構いません。




刈り入れの日・・・木崎湖畔・アイガモの田圃にて

2009-10-04 12:53:13 | 山のあしおと小学校
 重い穂先
 しっかりと育てた稲をいつくしむように刈り

 はざかけ
 ずっしりと重い穂先を下にしてはざにかける・・。

 まもなく夕暮れ
 茎に残ったうま味を一粒一粒の米に行き届かせ、さらに美味しいお米に仕上げるのだ

 木崎湖
 誠実に米をつくり続ける人 そのまわりに集う人・・,その思いと地道な営みが 未来を切り開いて行く 

 湿田
 『落穂ひろいは子ども達にやらせよう・・』と、彼の人は言った。明日は晴れるだろうか・・

 湖畔に広がる 美しい田園の秋

ネギ播種・ニンニク植えつけ終了

2009-10-02 11:08:21 | あまってら農園
 ニンニク種
          
 月曜日にネギの播種とニンニクの植えつけをサボったら火曜日に雨が降って『しまった』と臍を噛んだが、どうやら秋雨前線が居座ってくれたようで翌水曜日も雨。ずぶぬれになりながら一気に畑を起して播種を済ませ、植えつけの準備をして木曜日にはマルチを張る。絶好の雨だった。
 ダイコンやキャベツ,ハクサイの時もたっぷり潅水してマルチをかけておくべきだった。そうすれば日照りが続いても大丈夫だったのだ・・。
 5穴×50(250穴)マルチ 
   ニンニク3kg 
 ニンニクは3kgで42房あり、これをバラして250個ほど植えたが最後の方はやや小さめ。ホワイト6片とは言うが種として使えるのは1房辺り平均5片強だ。小さなかけらは植えても小さいものしか出来ない。
 去年は1kg当たり3200円もしたのが今年は2650円と2割近く安いのでもうちょっと欲しいなぁ・・。
 ニンニクは早く植えても遅く植えてもほぼ同じ頃に発芽する。これで安心。
 九条ネギ
    松本1本ネギ  ハウス内に九条ネギと松本一本ネギを播種。

 ブロッコリー
          
 7月19日播種のブロッコリーは73日目で好調。この時キャベツも一緒に播くべきだった。来年はそうする。


 キュウリご苦労さん
  最後のキュウリ 
 キュウリ処分。