子どもの頃,『ホタルを見に行って来る!』と言えば堂々と夜遊びに出かけることができた。ねらいは黄色い実をホタルの光に見立ててのビワの実とり。
ホタルがどこにでもいて、あちこちにビワの実が鈴なりになっていた時代の話しだが、一応,ムギワラでつくったホタルかごに1匹か2匹ホタルを入れて持ち帰ったものだ。そのホタルは蚊帳の中に放ち、朝になったらもちろん逃がす。
そう言えばムギワラのホタルかごも見かけなくなった。ホタルが珍しい存在になっただけでなく、ムギワラも生活の周辺から消えてしまったからでもあろうか・・。蚊帳などと言うものも前世紀の遺物になってしまった。
ゲンジボタルしか見たことがなかった。明科でホタルの乱舞が見られると言うので行って見たらたくさんの車が並び、大勢の人達が口々に誉めそやしていたが、自分にはどこにホタルの群れがいるのか分からなかった。かすかな光がたまにチラホラするのは見えたが、それは光るからにはホタルなのだろう,と言う程度で乱舞とは程遠いものだった。
大出のホタルはゲンジボタルで数もそこそこ出ていた。明るさはヘイケの比ではなく、ヘイケホタルの光の弱々しさを改めて思い返している。
ホタルがどこにでもいて、あちこちにビワの実が鈴なりになっていた時代の話しだが、一応,ムギワラでつくったホタルかごに1匹か2匹ホタルを入れて持ち帰ったものだ。そのホタルは蚊帳の中に放ち、朝になったらもちろん逃がす。
そう言えばムギワラのホタルかごも見かけなくなった。ホタルが珍しい存在になっただけでなく、ムギワラも生活の周辺から消えてしまったからでもあろうか・・。蚊帳などと言うものも前世紀の遺物になってしまった。
ゲンジボタルしか見たことがなかった。明科でホタルの乱舞が見られると言うので行って見たらたくさんの車が並び、大勢の人達が口々に誉めそやしていたが、自分にはどこにホタルの群れがいるのか分からなかった。かすかな光がたまにチラホラするのは見えたが、それは光るからにはホタルなのだろう,と言う程度で乱舞とは程遠いものだった。
大出のホタルはゲンジボタルで数もそこそこ出ていた。明るさはヘイケの比ではなく、ヘイケホタルの光の弱々しさを改めて思い返している。