風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

生い立ちの景色59・・・仕事もラグビーも

2023-08-27 | 生い立ちの景色

1967年8月。この年の2月で二十歳になり、酒もたばこもOKとなった。自治体主催の成人式に参加したが、それほどの感激は無かった。入社時(15歳)に157センチだった身長は18歳の時には176センチになり、その後の伸びは止まったようだ。

テレビ製造工場に就職したのに、入社以来のこの5年間余は電気とは関係のない仕事ばかりだった。ところが、テレビセットのキャビネットを作る仕事が下請けに出されることになり、所属していた職場がまたまた無くなり、職場移動になった。

移動先の職場では、テレビセットの心臓部に属するシャーシーの電気調整・点検の作業についた。ただ、電気関係の知識がほとんどなかったので、この夏の2か月間の休日の土曜日の午前中は、電気の一からテレビの修理までを学ぶ講習会(もちろん無給)に参加した。その意欲を買ってくれたのか、半年後からは一部テレビの修理を含む仕事につくことになり、やりがいを感じながら日々を送っていた。

職場には、工場のラグビー部の主将のYさんがいた。ある日、Yさんから「君は体格がいいから、ぜひ、ラグビー部に入ってくれ」「この秋に社内の交流大会があるが、メンバーが足りない。」と言われ、「ルールも何も知らないし・・・」と躊躇していると、「明日から仕事が終わったらグランドに来てくれ。靴もパンツもシャツも用意しておくから」と。仕事での先輩でもあるYさんからの頼みだから断ることもできず「はい。わかりました」と返事をした。大会まで日にちがないので、仕事後、暗くなるまで週に2回の練習が始まった。

9月、大阪万博が閉幕した。延べ入場者数約6422万人だったそうだが、俺は一回も行かなかった。


新名神工事が着々と

2023-08-19 | 日常

まだまだ暑いですが、久しぶりに淀川の堤防を自転車で走ってきました。

島本町の江川から下って行き、高槻市の上牧を過ぎると淀川を挟んで新名神の工事が行われています。淀川内の工事は、雨季のためしばらくは休んでいましたが、他のところの工事は着々と進んでいて、高い橋脚が次々と完成に近づいているようでした。

淀川に架かる新しい橋は、高速の有料道路だけで一般道は併設されません。地元の方は「併設してくれたら便利になるのに!」と言われています。橋の名は「淀川大橋」というそうです。開通までは、3、4年、いや、4、5年はかかるのではないでしょうか。


淀川河川モニター第一報

2023-08-01 | 日常

  

7月から淀川河川モニターになり、先日、初めての「モニター報告」(1回目・7月分)を提出しました。提出にあたって、とても暑い日でしたが、久しぶりに淀川右岸の京都府大山崎辺りから高槻市前島の檜尾川合流地点までを午後4時半ごろから1時間半くらい、のんびりと自転車で走って堤防と河川敷を見て回りました。鵜殿のヨシ原のヨシもぐんぐんと生育して2メートルを超すほどになっていました。

私のモニター区間には淀川自然保存地区としての「鵜殿のヨシ原」が含まれていています。このヨシ原の地形は70年前の私が子供の頃に比べてずいぶん変わってきていますが、行政や保存活動をされているみなさんの努力によって守られていることは本当にうれしいことです。

もう一つうれしいことは、かつての日本経済の高度成長期(1960年~1980年)に淀川の水質が、いわゆる公害といわれた工場等からの排水によって最悪と言われるくらいまで汚染されましたが、その後、公害防止法や下水道の普及によって見違えるほ水質が良化していることです。

生まれて80年近く、淀川のことがずーと気になり、私なりに関心を持ちつづけてきたものとして、これからも体力がつづく限り関わりたいと思っています。