風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

思いっきり声を出して

2012-04-28 | 社会

夏を思わせるような雲一つない晴天の下、「大飯原発再稼働に反対する4.28関西電力包囲行動」に友人2人と参加してきました。
集会の後は、〝再稼働するな!〟とシュプレヒコールしながら西梅田の関電本店まで30分くらいのデモ行進をしました。暑い中の久しぶりのデモ行進で少し疲れました。
終了後はビールを飲みながらの3人で有意義な?懇親会をしました。…充実した一日でした。

※シュプレヒコールの中から
○野田政権は 大飯原発の再稼働を 認めるな!
○関西電力は 大飯原発の再稼働を するな!
○福島原発事故の 原因究明を 優先せよ!
○ずさん審査の 再稼働を 許さないぞ!
○原発依存の 電力から 転換しよう!
○自然エネルギーを 推進しよう!
○関西電力は 住民の生活を 守れ!
○関西電力は 子どもの未来を 守れ!


※下はデモ行進の途中で撮った写真です。しばらくの間に梅田辺りもずいぶん変わりました。

      青空に聳える高層ビル


        水の都大阪


       窓に対岸の建物が映る


     おしゃれなデザインの建築物も


       何を表現したのか?
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関電包囲行動に参加を

2012-04-26 | 社会

福島原発事故の原因究明も、収束のめども、放射能除染も、被害補償もまだまだこれからというのにに、政府は関電大飯原発の再稼働を強行しようとしています。

そんななか、「再稼働反対」の声を届けようと28日(土)午前11時から「4.28関西電力包囲行動」が、大阪市北区中之島の女神像前(大阪市役所南側)で行われます。集会後は関電本店に向けてデモ行進もあります。


※中央の市役所の南側(地図では下)に女神像があります

この「行動」は、「原発をなくし、自然エネルギーを推進する大阪連絡会」(原発ゼロの会・大阪)と大阪労連が呼びかけたものです。
両団体は、「大飯原発再稼働ノーの人は、こぞって参加してください」と多くの市民の参加を呼びかけています。
わたしも友人に「いっしょに行きませんか」と声掛けをしています。

偉そうな言い方かもしれませんが、今の時代に生きるものの一人として自分の意思を可能な手段で表わすことが必要だと思っています。当日、晴れればいいのですが。
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生い立ちの景色(34) 面接

2012-04-25 | 生い立ちの景色
1961年1月 14歳の冬。

きょうは内定が決まっているM電器の面接の日。この会社にはオレの学校からは男子5人と女子1人が受験し、第一次の筆記試験では全員が合格していた。

1週間前から放課後に、就職担当と担任の先生が会社の人になって面接の予行をしてきた。ドアのノックの仕方、椅子に掛けてからの姿勢などの立ち振る舞いはもちろん、面接の時の受け答えの仕方、聞かれるであろう内容についても先生らが作ってくれた「想定問答」で何回も練習してきた。

3日前に散髪に行き、きのうの夜は寝る前に布団の下にズボンを敷いて寝た。オレらの面接は午後からだったが絶対に遅れることはできないので全員、最寄の国鉄の駅で待ち合わせをして行った。
会社に着いたら、午後の部の50人くらいが少し大きな部屋に入り、3つのグループに別けられた。それぞれのグループごとに5人づつが呼ばれて面接部屋の前の廊下に置かれた椅子に座って順番を待った。面接は五十音順だったのでオレは最後の組になった。

オレの前のヤツが終わって出てきた。ほっとしたような感じでなく顔が引きつっていた。次はオレの番だ、ドキドキしてきた。ドアが開いて「次の方お入りください」と。オレは「ハイ!」と大きな声で返事をしてからドアをノックして「どうぞ」の声を聞いてからドアを開け中に入った。後ろ向きでドアを閉めてから、ふり返って面接官に向かって「○○です」といって一礼をした。そして、「どうぞこちらに座ってください」といわれてから椅子に座った。

「この会社を選んだ理由は?」「将来どんな社員になりたいですか?」「自分の長所・短所をいってください」。ここまではだいたい練習してきた内容だったので、それなりに答えられた。面接時間は「1人15分」と言われていたのでもうそろそろ終わりかなと思っていた時に、3人の面接官の1人が「キョウサントウは世間から嫌われていますがなぜだと思いますか?」といった。

えーッ、思ってもみない質問にオレの頭は混乱した。「はッ」といってしばらく黙ってしまった。すると、先の面接官がもう一度、「共産党は世間から嫌われていますがなぜだと思いますか?」と先より大きな声で聞いてきた。冷や汗が出てきた。何としても答えなければならない。少ない脳みそをフル回転させた。
「なんでも反対するからだと思います」というと、「よく聞こえません。もう一度言ってください」と。「はッ、はい、なんでも反対するからだと思います」…オレの声は震えていた。

一番偉そうな面接官が「はい結構です。これで終わります」といった。部屋から出てきたオレの全身は汗びっしょりだった。
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原発再稼働について

2012-04-24 | 社会
23日、政府の委員会は今夏の電力需給について、原発の再稼働がなければ全国で0.4%の電力不足になるとの推計を発表した。
政府のこの発表に対して環境エネルギー政策研究所(ISEP 飯田哲也所長)は、政府の「需要見積もりは過大」「原発を再稼働しなくても夏の電力は足りる」とする提言を発表し、政府の委員会に提出した。

提言要旨は以下の通り(全文はこちら
・2011年夏の東京電力と東北電力は電力制限令などの節電努力で、ピーク・平均とも前年比20%の節電効果があった
・2011年夏なみの節電で、原発が全停止・再稼働なしでも、全ての電力会社で2012年夏の電力を賄える
・原発再稼働問題と電力需給問題は切り離し、前者は安全性と社会合意により判断すべき
・政府は、需給調整契約の拡充やピーク料金など市場を活用した需要側管理(DSM)の促進を重心的に実施すべき
・政府および電力会社は、過大に見積もった需要を固定視せず、「節電発電所」と見なした需給対策をすべき
・政府は、省エネ・節電投資を促す施策を拡充し、構造的な節電による電力費用総額の削減を促すべき

ISEPの提言と電力会社や政府の需給見通しを見比べたら、どうみても電力会社と政府の見通しは、「再稼働しないためにどうするのか」の視点はなく、「再稼働しなければえらいことになる」へ行きつくようなものになっている感じがする。

この再稼働問題、昨日のABCテレビの「たけしのTVタックル」でもとり上げられていた。出席していた学者・国会議員など賛成派、反対派の出席者がいつもながら〝やかましく〟議論していたが、途中で進行役の阿川佐和子さんが「地震多発国で、近い将来大きな地震が起きることが予想される日本に、果たして原発設置が正しい選択なのか」と賛成者に問いかけた。観ていて〝その通り〟と突っ込みを入れました。

今回の原発事故で多くの人が、生活と故郷を失った。これから先、何年故郷に帰れない状態が続くのかわからない。二度と日本の山・川・空・海・田畑を放射能に晒してはならない。
国民の多くは「原発ゼロのためなら少しくらいの我慢ならする」覚悟はできていると思う。

※4月28日(土)の原発ゼロの会・大阪主催の原発再稼働に抗議する集会と関電包囲行動に参加するつもりです。
コメント (2)
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「身を切る」???

2012-04-20 | 社会
マスコミや一部評論家などが「ムダ削減」=「公務員削減」と、意図的に公務員バッシングを行っています。
野田内閣は「身を切る」ということで国家公務員の削減を行い、地方自治体もそれに見習って職員削減が進められています。
ほんとうに日本は公務員が多いんでしょうか?
下の数字を見れば日本の公務員はけして多くないし、「財政危機」の真の原因でもないことがわかります。

公務員数の比較:人口千人当たりの公務員数(2008年 国・地方の合計)
日 本  : 42.2人
ド イ ツ  : 69.6人
イギリス : 78.3人
フランス : 95.8人
アメリカ : 73.9人

各国の国・地方の総支出に占める公務員人件費の割合(2009年OECDデータより)
日 本  : 15.0%
ド イ ツ  : 15.6%
イギリス : 23.5%
フランス : 23.8%
アメリカ : 26.2%

職業紹介機関の体制(職員1人あたりの労働人口)
日 本  : 5579人
ド イ ツ  : 467人
イギリス : 450人
フランス : 623人

国家公務員数
2002年度 → 80万人
2011年度 → 30万人

公的機関への労働相談件数
2003年度 → 73万件
2010年度 → 113万件

地方労働行政職員数
2003年度 → 23222人
2010年度 → 21713人

私の住む自治体も業務の民間委託がすすめられ職員も半数近くが非正規職員になっている。結果的に住民サービス低下を招き、そこで働く人の労働条件も悪化している。
消費税増税のために「身を切る」「行政のムダ」がマスコミ等で大きく取り上げられているが、上のデータを見ると国民・特に働く人たちのための分野は「行政が不足」しているのである。
騙されないようにしなければ。
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