京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

3月22日 梅小路公園の「水族館」説明会

2010年03月26日 | 環境
3月22日、夕方4時半から開かれた「梅小路・水族館」建設についての説明会
180名の皆さんが参加した。
京都市の報告が約20分、オリックスから10分
後、午後6時半過ぎまで質疑応答が行われた。
京都市は、質問に全ては答えてはいなかった。
こうゆう場は大事で、
質問者に丁寧に答える姿勢が案外重要で
「その発言は撤回してください」(市担当者)などと色をなす対応はいただけない。
内部的には”戦闘的”に映るのかもしれないが、逆効果
例によって「質問は一人2問まで、2分以内」と
最初から何かフレンドリーでない司会で始まったが
司会者も重要。

会場からは、次々と手が上がり、二十数名の発言だったか、
さらに10数名から挙手があったが、
午後6時半過ぎで打ち切りとなった。
京都市は「あらためて開催する。
次回の日程は決まったら連絡する」と述べて終わった。

手を上げたが、当たらなかった。
発言したかったことは、京都市の説明について
先日ブログでも書いたが
住民の皆さん、特に近所の皆さんが心配していることの一つは
”梅小路公園とまわりの、穏やかな環境が崩れるのではないか”ということ
「200万人も集客する」施設が出来れば、周辺の環境は大きな影響を受ける。
オリックスは自分の企業の施設の話だけし
京都市は、オリックスのために駐車場をどう作り、車の流れは、人の流れは・・・などという説明を行ったが
市民が一番心配している
周辺の環境はどのような影響を受けるか、それについての説明は全くなかった。
先日書いた千葉大学のレポートもあるわけで
こうした点をきちんと調査して述べるのが、自治体の役割ではないか。
本来の自治体のあり方として
オリックスの言うことを聞くばかりでなく
これだけ心配の声があるのだから、
それにしっかり耳を向け
市民の基本的な心配や疑問の声に、
市は、独自の調査・研究も行って応えるべきだ。
京都市は「活性化のために必要な施設」と強調していた。
そして、「水族館建設」は強力に進めようという市の姿勢も
説明会で垣間見えたが、
この「建設問題」、
京都のあり方、まちのあり方を本質的に問う問題だ。
もっと、議論を深めるべきだ。
適当な説明会で終わりにしてもらっては困る。
 

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