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育児社会主義システムを目指すという妄想

yuhka-uno氏の主張(その1その2)に目玉が落ちる程度の馬鹿なのですが、僕は男性で、生物的には負け組みなので、うようよと同意してしまいます。妹界隈は経済的には負け組みで姪達を育てては幸せに生きているようです。

僕の父親昭和10年代生まれですが一流企業で働いていて、現在は3段階の年金を現役レベルで貰っているそうです(国民年金・厚生年金・企業年金)。母親も経済的自立を目指したのか子育てが終わった頃から働き出して(それまでは高度成長時代の主婦です)、それなりに小金を貯めこんでいるようです。

妹は保育と生活メンテナンスを維持するために宅配の荷物仕分けの夜勤の仕事に就いたのです。まぁ妹が夜勤を選んだことが不幸だとは思いません。割と長く勤めていたので生活リズムが出来上がってしまえば問題なかったのでしょう。

 

仮に育児・保育が無料でも女性の生活は不安定だと多くは主張しています、そりゃそうですね、出産絡みで数ヶ月は欠勤しなくてはならないでしょうから。

 

今の選挙投票状況を見ると、4年毎に洗礼を受ける政治家が若年層に配慮するインセンティブはありません。「NET選挙解禁」とか言っても別に投票できるわけではないし。だから高齢者の意向が反映する自体は変わらない。下手を打てば我々がその既得権益者になるわけで、そうなったら逃さない。自分の子供には与えるけど、他は知らない。
そうなると若年層は親世代に寄生するしかなくて、親が居ない人は負け組みという至極残念な状況に陥る。

 

でも老害は「日本の人口減少」に悩む。マクロでは馬鹿だろ、ミクロでは実践していると思われる(My孫)。ミドルは未だ悩まない、日本の人口減少は自分の子供にとっては商機だから。

 

結局は育児システムと女性社会進出の変遷が急すぎたというとこかとおもう、誰が悪いわけでもない。ただしロードマップは描けていると思う、育児を国が責任を持つという社会である。標題の件、育児社会主義である。

 

まずは無条件に高レベルな保育所に乳児・幼児は預けられる権利を有す社会である。そしてそれは権利であり母性による教育を毀損する概念ではない。

一流企業同士のカップルが子孫を設けたとして、どちらが育児の負担を担当するかという議論があってしかるべきだ。しかし議論は無ければ負担費用も曖昧だ。

 

「女性が育児をする」という概念自体が差別であり、だから先進国のインテリ女性は子供を生まない、損だから。高学歴であるほどその傾向があり、EU子弟のIQが落ちたと記事もあるくらいである。歴代政治家が馬鹿であったことの証明であること自体は受け入れて欲しいものである。

 

おじいさんやおっさんはこの現実を理解したくないようだ。自分らがそう行動させたメカニズムを。さらに安倍総理は古きよき伝統(いつの時代を述べているのか理解できないのだが)がいかに優れているか熱弁する。論理もあったものではない。

 

だからこそ育児システムにおける社会主義でのバックアップを勉強・実践しようよ。
例えば女性は妊娠期間中離職不利があることが明白なのだから、その負担を消費税で賄うとか。

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コメント
 
 
 
育児と社会と夫婦の役割 (リーマン)
2013-06-05 04:55:21
>「女性が育児をする」という概念自体が差別であり、だから先進国のインテリ女性は子供を生まない、損だから。高学歴であるほどその傾向があり

 女性が育児をするという概念は確かに差別ですよね。相当根強く日本社会に巣食っていると思います。
 子供を生まないのは損だから、というよりも、そもそも知性の高い女性ほど結婚しない(それゆえ子供を持つケースがすくない。結婚せず子を持つのは不道徳という不思議な概念も根付いているし)のではないかと。だって、結婚に誘導されるインセンティブが何もないから。税制優遇措置があるわけでもないし。(一時の感情(恋愛感情が極度に高まった状況)で衝動的に、という場合を除く)
 男性も結婚そのものは長期的にはインセンティブはないのはないのだけれど、継続的に性行為をするパートナーを確保したい、というのが(結婚ごく初期までは)インセンティブになるのかな(自身の経験)。

>例えば女性は妊娠期間中離職不利があることが明白なのだから、その負担を消費税で賄うとか。
 これもひとつの案ですね。でも、「育児は女性がするもの」という点から脱却はできていない気がします。
 出産は女性にしかできませんので、出産前後に女性がある一定期間キャリア中断を必要とすることは不可避です。が、育児は男性にでも可能です。最近、育児に協力的な男性をイクメンとかいうそうですが、そういう表現も差別ではないかと。だって、私は男性も女性もなく育児に参加して当然だと思っていますので。
 出産までの期間(出産日前後3ヶ月くらい)は女性は仕事を一時中断せざるを得ないのは生物学的に仕方ないとして。日本みたいに1年とかいうスパンで休職するからキャリア形成上不利になってしまうわけで。

 自分の仕事先関連から見ると、法律で定められて保護されている育児休暇期間、EU方面の某国では3ヶ月だったりします。その後は復帰する前提。この期間の後復帰があかんかったら辞めてね、というスタンス。でも、辞める人はほとんどいません(少なくとも自分の知る限りの範囲では)。だって、男性が女性と同程度の育児負担をするのが当たり前なので、女性が過度に育児負担をする必要がない社会が出来上がってるから。男性の育児休暇取得、時短勤務が当然の事として受け止められている社会。

 結論じみたもの。
 少子化に歯止めをかけたければ、育児システムは「育児は女性がするもの」という概念を徹底的に除去することから始めるべきかと。配偶者が出産した男性は子が中学校を出るくらいまでは月の半分は半日休(強制時短勤務)とし、育児負担をすることを義務付けることを法律化(違反した場合には労働者と使用者双方に罰則付き)するとか、かなり過激なことをしないと実現しないでしょうけどね。

 うちの家庭の場合。パートナーは医者。私会社員。私の場合は仕事はパソコンと携帯電話があればどこででもできる職種なので、定時以前にさっさか帰宅して家事育児をしつつ、折をみて家で仕事をしてもよい環境で(上司に交渉し、許可を得ています)。パートナーの仕事の状況に合わせて自分が調整しつつ、保育園やベビーシッターを活用しつつうまくやっております。
 なんか職場では、私の様子を見て「奥さんがうらやましい」という既婚・独身女性と、「男なのにさっさと帰りやがって許せない」とする女性(主に毒身)の二派に分かれているようです。
 男性に限っていえば、この後者の考え方に属する人の割合はもっとあがるようです。色々陰口も聞こえてきますので。まぁ、「文句ある?ちゃんと仕事やってますけど?」と言えるだけの仕事してるので、単に自分ができない事をやっている他人をやっかんでるようにしか見えないからそういう雑音は無視することにしています。面と向かって言ってくれればいくらでも論破してやるんですが。

「やってみたら?なんで私と同じことができないの?」

 ってw。
 育児のために仕事をセーブします、と職場に宣言し、それでキャリアに支障をきたさないだけの能力と、それを交渉できるだけのスキルは必要ですが。それがない奴に四の五の言われる筋合いはありません。
 
 
 
結婚と出産と育児 (wood)
2013-06-06 11:07:31
リーマンさんコメントありがとうございます。

記事ではぼかしているのですが、標題の3つのステージに既に差別てんこ盛りです。

dinksであれば事実婚と養子縁組が妥当だとか。

しかし中小企業に勤めている女性は出産で解雇されるという意味であろうし、一流企業でも出産のキャリアに対する減損は誰が補償されないことは周知です。女性がフルタイムに戻り、旦那が育休対応するとはあまり聞きません。そのかわり解雇されないのでゆるゆるとは働いていますし、子育てが終わった方も(安月給で)ばりばり働いています。

早い段階で出産・育児を終えた方は、数年後輩とヨーイドンの道は残されているのが救いでしょうか。

僕の周りでは
高学歴女性がキャリア放棄して復職。旦那のキャリアを優先して、一戸当たりの総収入をどうするかということは考えていると思います。

偶然かどうかは分かりませんが、男性社員の少なくない人が看護婦・薬剤師等のような手に職を持つ女性と結婚しています。

分かっている人は対策を打っています。

問題は我々のような割と恵まれた職場では多分実感できないことだと思います。出産で解雇とか。
 
 
 
Re:結婚と出産と育児 (リーマン)
2013-06-08 04:46:13
>記事ではぼかしているのですが、標題の3つのステージに既に差別てんこ盛りです。
>dinksであれば事実婚と養子縁組が妥当だとか。
 なるほど。
 結婚にメリットがない以上、確かに妥当かも。

>しかし中小企業に勤めている女性は出産で解雇されるという意味であろうし、一流企業でも出産のキャリアに対する減損は誰が補償されないことは周知です
 出産での解雇はそれなりにリスキーなのでそこまでやる会社がどのくらいあるのか興味はあるのですが(今まで結構なブラック企業にいたことがありますが、出産で解雇は見たことがなかったので)。ただ、やっぱり復帰後に育児を理由に以前のように働けないからと収入を大幅に削られて、事実上辞めさせられたという例は見たことがあるかな。
 今は一流企業の傘の下にいるので(誰でも知っている会社の100%子会社)、一流企業に準じた待遇を受ける環境です。出産・育児による女性のキャリア減損は確かにゼロではないですね。やっぱり1年くらい職場から離れるのって大きなマイナスです。

 ただ、妻よりも家事育児を負担する男性社員(私)はフレックスや有給休暇をうまく使って仕事をこなし、キャリア上損をしている感じはありません(上司や同僚の理解と協力には感謝)。まぁ、それは妻も同様にカバーしてくれるから、一方的に私が家事育児を背負わなくてもいい環境にいるからであって。男性側の協力がなければやっぱり女性はキャリア上不利になるというのが結論かな。(但し出産育児でのキャリア減損に関係なく、絶対クビにならない環境なのでぬるま湯にどっぷり漬かりきるお馬鹿な女性社員が多く、結局女性社員がキャリアを築かない、出世しない社風にあるのがわが社。まったく別問題ですが)(何故かそういう女性社員に限って「私は能力もあり実績もあるのに出世しない」とか影でいっているのですがw)。

>偶然かどうかは分かりませんが、男性社員の少なくない人が看護婦・薬剤師等のような手に職を持つ女性と結婚しています。
 それも一つの手段ですよね。
 ところで、うちの会社で先日「働き方検討会」(既婚で子持ち、夫婦共働き社員を集めて意見を聞く会)があり。そこで某男性社員が発言したこと。

「自分はどうしても平日は育児に参加できないので、その分土日に積極的に家事育児をしている(ドヤ顔で)」
 それに対して女性社員からは
「どうして平日は参加できないのか?その根拠は?上司や同僚に相談したことはあるのか?」
「夫婦ともそれで合意しているならかまわないが、奥さんも同様に働きたいと思っているなら平日に男性社員が家事育児参加をする方法を考えるべきではないのか」
「そもそも家事育児は女性がやるものと決め付けている印象がある」
 などなど。
 実際にはもっとやわらかい口調でしたが。結局、家事育児は女性の仕事、という発想を持ってる人って一定以上いるんですよねぇ。

 まぁ、それが戦後ニッポンのロールモデルだったというか。家電製品が普及していない時代は家事労働は相応に大変だったので。昔はしょうがなかったと思います。でも、今みたいに家電製品に囲まれて家事育児に時間をとられない環境になると。いい加減、古いモデルは捨てようよ、と考えます。
 じゃなきゃ、やっぱり賢い女性は結婚も出産もしない。となると、賢くない女性がぽんぽん出産し、賢くない子を量産し、どんどん国家が衰退していく、、、ような。

 やり方次第では男性もなんぼでも家事育児に参加できるし、男性、会社、社会がそれに寛容になれば状況も変わるのでしょうが。今の会社、周囲を見ててそれはどうも難しそうです。

(なお、うちの会社の既婚男性社員のパートナーの大多数は無職です。理由はよくわかりませんが。まぁ、男性一人の稼ぎで十分食える事、雇用の絶対安定が保障されている事の寄与が少なくないかな。)

 私は仕事なんか大嫌いなので。パートナーが許してくれたら喜んで専業主夫(無職)になります。残念ながら許してもらえそうにありませんけどね(逆に私も無職の妻を養う気はないのですが)。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2013-06-08 09:02:12
リーマンさんコメントありがとうございます

>「どうして平日は参加できないのか?その根拠は?上司や同僚に相談したことはあるのか?」
>「夫婦ともそれで合意しているならかまわないが、奥さんも同様に働きたいと思っているなら平日に男性社員が家事育児参加をする方法を考えるべきではないのか」
>「そもそも家事育児は女性がやるものと決め付けている印象がある」


難しい問題ですよね。
1)例えば住居をどこに置くか。女性の職場の近くにするか、中間にするか。
2)男性が転勤族の場合。
3)両者とも残業の多い職場の場合。

どちらかに優先度を置くか、二人で万年平社員覚悟で育児を行うかの選択をしなくてはなりません。男性が40歳くらいになるとそろそろ管理職になる人も出てきますし。

僕は残業ゼロでも通勤時間が長くて転居する程度ですので独身ですが育児マンマンのメンタリティです。
 
 
 
Re: (リーマン)
2013-06-08 10:59:50
 早速のレスありがとうございます。

 家事育児への夫婦の寄与、生活スタイルはケースバイケースですので。一つの例が必ず他に当てはまるとは限らないのは承知の上で。

 難しい問題
1)確かに。お互い通勤可能圏内ならマシですよね。うちは妻の職場徒歩5分圏内(というか職場隣接の家族寮)に住んでいます。私は通勤片道2時間半。2年間限定なのでこの条件を飲みました。あと一年。ぐぐぐ。(その分、家事育児にかける時間は妻のほうが多くなっていますが)

2)お互いの通勤可能圏内からどちらかが出なければならない場合。別居かどちらかが辞めてついていくかしか選択肢はないですよね。その場合、男女とも「どこでも職を得られる免許などを持っている」「在宅勤務可能なスキルがあり、職場に交渉可能な前提が整っている」などだと有利ですよね。
 私はそろそろ通勤2時間半にくたびれてきたので、近々に在宅勤務が認められる外資系企業に転職する予定です(これで何回目かなぁw)。何でも欧米や海外のスタイルがいいとは思いませんが、働き方のフレキシビリティは持たせたほうが労働者も働きやすくなります。この点は日本企業は見習ったほうがよいと思います。多分、これから15年、20年もすれば日本でもわざわざ満員電車に揺られて通勤するようなスタイルは多少は減るのではないかと勝手に思っています。

3)残業が多くても働き方のフレキシビリティがあればナントカなる、、、と思いますが。夫婦ともシフト制で職場に長時間拘束される仕事に就いているなら状況かなり厳しいですよね。その場合はやっぱり高コストを覚悟で無認可保育に預けるか、個人的にお手伝いさんを雇うくらいしかないかも。
 しかし、みんな職場に交渉できないもんなんですかね。保育のために仕事をセーブします、って。その職場を去られたら困るような人材になるだけで職場から柔軟な対応を引っ張り出せる、あるいはそれがかなわなければ他所に転職できるのに。

>どちらかに優先度を置くか、二人で万年平社員覚悟で育児を行うかの選択をしなくてはなりません。

 うーん。育児に時間を割いて仕事をセーブすると出世できなくなる、という前提はちょっと理解が難しい。

 長時間働く=出世の方法というのはどうも理解しがたいんです。
 元東レ経営研究所の佐々木常夫さんという方はご存知でしょうか。お子さんは自閉症(長男。他に子供二人)、奥さんはうつ病という条件で、仕事と家庭運営を両立させてトップに上り詰めていた方です。
 どの会社もそうですが、社長が24時間働いているというところはないと思っています。多分、これは普遍的な真実で。生き物は生きている限り餌も食べれば睡眠もとります。出世の条件が長時間勤務というのは多分真実ではない(と私は思います)。

 仕事も家庭運営も、効率化と当人の能力によってどっちも両立できると思うんですよね。


>僕は残業ゼロでも通勤時間が長くて転居する程度ですので独身ですが育児マンマンのメンタリティです
 私も残業はほぼゼロ。通勤時間が長くて転居したいけど妻の仕事の関係でできないので、転職して通勤時間をゼロにして乗り切ろうとする育児マンマンのメンタリティです。

 なんか、結局長時間、少なくとも決められた時間(例:9時~18時)必ず職場にいなきゃいけない、という思考を頑として変えない日本社会が男女とも働きにくさを増しているように思うんですよねぇ。

 グローバル化が進んでいる昨今。他国との電話会議なんかで日本時間ぶっちぎりで仕事をしなきゃいけない状況もあちこちで発生していると思います。今の日本は9時~18時勤務制を堅持し、それ以外の海外時間に合わせた労働は「まぁそういうポストにいるんだからなんとかしてよ」的な雰囲気で対応するようにしていますが。そういう運用をするのであれば、決められた時間、オフィスにいなきゃいけない、という概念自体を捨てなきゃいかんと思う。

 さすれば夫婦のどちらかが早出、どちらかが遅出のような勤務スタイルもうまれてきて。夫婦どっちかが必ず家事育児をカバーできる状況が生み出せるのではないかと。

 まったく別の話で恐縮ですが。一夫一妻制という制度と、決められた時間オフィスにいなきゃいけないという労働形態は私にはその合理的理由を見出せない謎です。
 
 
 
Unknown (wood)
2013-06-08 11:45:06
リーマンさんコメントありがとうございます。新たに返信のエントリーを挙げようと思ったのですが引用とか面倒でここで議論しましょ。

1)は物理的な問題でリーマンさんの形態が多いと思いますし、同意していただけたと思います。

2)は僕の職場限定だと思いますが、男性の夫人は手に職系が非常に多いです(看護士・歯科衛生士・薬剤師)。ちなみに転勤無いんですけどね。派遣の女性は微生物・分析検査・食品化粧品技術経験者などの経験者で手取り時給1500~2000円程度と安くはありません。

経理経験者なんかも正社員の道はありそうです。

3)これはガチのエリートや営業職を意図していました。なので両者がこれのどちらかであれば路線変更が必要かなと。


>うーん。育児に時間を割いて仕事をセーブすると出世できなくなる、という前提はちょっと理解が難しい。

女性が出産で休暇を取るだけであればそんなにキャリアに傷は付かないと思いますが、育児期に時短を行うと、どうしても後輩にキャリアは抜かれます。上に上げるなら若い方をという選択は不思議ではありません。
建前上はキャリアのチャンスはいつでも有ると思いますが、仕事が出来るとかコミュニケーション能力が高いとか、人に差をつける能力に富んでいないと「ヨーイドン」の立ち位置につけてくれないと思います。


友人(男性)の話ですが、企業業績が芳しくなく。ポストが詰まっているじょうたいで転職者が増えた企業でした(僕の前職です)が、最近になって若手(30代)登用ということをやり初めて40代が取り残されるという悲惨な状況に陥っているようです。

ヨーイドンは機会均等ではないのです。


>さすれば夫婦のどちらかが早出、どちらかが遅出のような勤務スタイルもうまれてきて。夫婦どっちかが必ず家事育児をカバーできる状況が生み出せるのではないかと。

営業職であればフレックスがあってもおかしくないですよね、お客様に呼び出されたら社を離れるのが普通ですから。



>決められた時間オフィスにいなきゃいけないという労働形態

研究屋なので特許・レポートを書くために一日PCで文書作成をする日が少なくないのですが、これは強靭な意志の持ち主はそうかもしれませんね。
軟弱な意思の僕は無理です。同様に職場に遅くまで帰らないというわけでない管理職で「家に居ても暇だから特許書きに来た」という人も居ます。


>長時間働く=出世の方法というのはどうも理解しがたいんです。
>多分、これは普遍的な真実で。

管理職は「決済」「指導」が職分なので残業の必要はほぼゼロでしょう。家に帰っても仕事のことを考えているとは思いますが。

準若手は経験が足りないので実験計画を過剰に安全サイドに振って居るのだと思います、またはそれを上司が矯正するとか。



実験計画を単純化できない人って意外と多いです。実験に寄与する次元をやたら増やしたり、n数を増やしたり。

過去に上司の思い付きを「ダメでした」と報告すると、n数はと聞かれ、n=1ですと報告したらめちゃくちゃ怒られました。n=1がダメでn=100にしたら良くなるという意味が分かりませんでした。
彼には平均値しか頭に無い、無論統計は知らないので交互作用が無いことを証明して1次元の結果の組み合わせで、最後に3次元マトリックスで効果があるという報告をしたら、「nが少ない」と、、、。僕はそれに反発しましたが言いなりになる人は少なくなかったように思います。

就業時間内で彼らより成果を出しても、「長時間働く=出世」という人は40~50代に多いと思います。


>一夫一妻制という制度

負け組みになんという仕打ち。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2013-06-08 11:47:27
>仕事も家庭運営も、効率化と当人の能力によってどっちも両立できると思うんですよね。

誰もが優秀な訳ではない、ということでしょう(そして誰もが運がいい訳でもない)

ちなみに私は独立起業して自宅で仕事をしてます。通勤も必要ないし、時間も自由。
妻は(妻の希望で)専業主婦。仕事は私。家事は妻。育児は2人で一緒に。毎日快適ですよ。
でも「みんなこうすればいいのに」とは言えませんね。
普通のサラリーマンとOLの共働き家庭で、仕事と子育てが両立できるようにしないと。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2013-06-08 11:52:31
結局「どう分配するか」の問題でしょう。

現代の先進国においては、女性の社会進出とグローバル化で賃金労働市場(企業社会)は労働力過多。
だから労働者は買い叩かれる。

一方で家事・育児・介護の「家庭内労働市場」では労働力不足。
女性が社会進出したのに、男性が協力し負担する体制になってない。

そしてマネー不足でもある。「家事は無償」と思われてるし、保育士や介護士の給与は安いまま。
ワークとマネーのシェア、再分配が絶対に必要でしょうね。
 
 
 
Unknown (wood)
2013-06-08 12:17:54
先のコメントで僕はunknownにしてしまいました。汲んで下さい。上記2件はwoodではありません。


>普通のサラリーマンとOLの共働き家庭で、仕事と子育てが両立できるようにしないと。

御意。僕の職場では妊娠・出産・育児での職場離脱は認められています、yuhko-uno氏の現実はそうでないとの血の叫びだと思います。


>再分配が絶対に必要でしょうね。

ゼロ歳児保育費が1/10あたりになるとか、乳幼児母への贈与税が無税になるとか。幼稚園は私学学校法人扱いにするとか(これは今でもそうかな)。
 
 
 
Re: (リーマン)
2013-06-09 12:59:11
 レスありがとうございます。
>管理職は「決済」「指導」が職分なので残業の必要はほぼゼロでしょう。家に帰っても仕事のことを考えているとは思いますが。

 あー、これ「働き方検討会」で女性管理職の人が同じ趣旨の事言ってました。「自分で業務時間に都合をつけやすいから頑張って管理職になろうと努力した」って。上司の指示を仰ぎながら仕事をする場合にはやっぱりその声の届くところにいなきゃいけないわけで。上司になっちゃえばいいんですよね。

>過去に上司の思い付きを「ダメでした」と報告すると、n数はと聞かれ、n=1ですと報告したらめちゃくちゃ怒られました。
 私は生物屋でパラメーター・実験内容によっては個体差がでるものもあるので、preliminaryなものもn=3くらいは確保することが多い(多かった、か。もう実験しないしw)のですが。試験の意味を考えた時にn数が問題ではないのに、無意味にn数を増やそうとする人がいるのは残念ですねぇ。動物実験で無意味にn数増やしたら動物愛護団体がすっとんできそうですw。

>僕はそれに反発しましたが言いなりになる人は少なくなかったように思います
 言いなりになるのが一番楽ですからねぇ。

>就業時間内で彼らより成果を出しても、「長時間働く=出世」という人は40~50代に多いと思います
 確かに。で、その下の20代後半~30代後半くらいに「激務自慢」する中堅がいて。「もう二日も家帰ってないですよ」「そうか、がんばっとるな」とか。そんなブラック企業に勤めていた時期が私にもありました。

>でも「みんなこうすればいいのに」とは言えませんね。
 実は私は言えばいいと思っていて。世の中、みんな色々抱えながら仕事をしているわけで。「XXだからXXできない」という人を見るたびに、できない理由を並べる前に、できる方法を考えればいいだけなのにな、と思ってしまう。一番いいのは仰るように自分で起業する事ですよね。問題は「何を」飯の種にするかで。

 でも

>普通のサラリーマンとOLの共働き家庭で、仕事と子育てが両立できるようにしないと。
 この考え方もわかります。勤務体制の柔軟性と過重労働の禁止を徹底するだけでかなり改善されると思うのですが。やっぱり長時間労働が美徳とされる雰囲気が働きにくさ、家庭運営との両立の難しさを無意味にあげているような。
 

>だから労働者は買い叩かれる。
 買い叩かれるのはばっさり切ってしまえば「買い叩かれる」程度のスキルしかないからで。
 時間1000円の財しか生み出せない人は時給1000円を得ることはできないわけで。どうすれば単位時間当たりにより多くの価値を生み出せるか考えて仕事をするだけで「買い叩かれない」人になれる。

 最近、某国首相が10年で国民の所得を年150万円増やす、とか大した具体案もないままブチあげていますが。国民一人当たりが生み出す価値を上げずに所得をあげようと思ったら、消費税その他税の大増税で貧富を問わず国民全員から巻き上げるだけ巻き上げて稼いでいる人の富を奪い取って再分配するか、ハイパーインフレを起こすような政策をとって額面だけ150万円上ましするか、くらいしかないような。

>ワークとマネーのシェア、再分配が絶対に必要でしょうね。
 同意。特にマネーのシェア。不労所得だけで生きていけそうな人々にはもっと出血してもらったほうがよいと思います。株の配当だけで年数億貰うような親子代々のお金持ちについては、不労所得の税率をがばっと上げるとか。
 
 
 
おっと (リーマン)
2013-06-09 13:06:59
 違う人へのレスも混ぜちゃいました。
 すみませんorz。

>ゼロ歳児保育費が1/10あたりになるとか、乳幼児母への贈与税が無税になるとか。
 ゼロ歳児含め、問題なのはやっぱり「保育園に入ることができるかわからない」ところで。特に夫婦とも正職員、あるいは母子家庭が入園の優先順位が高く(何故か父子家庭は違う扱いらしいですが(某k県k市))、夫婦どちらかが無職だと優先順位が低くなり。
 保育園に預けられないと職も得られず。「働きたいのに働けない」と言い訳を作る下地を行政が後押ししている昨今。
 
 
 
Unknown (wood)
2013-06-10 20:59:05
リーマンさんコメントありがとうございます。

>上司の指示を仰ぎながら仕事をする場合にはやっぱりその声の届くところにいなきゃいけないわけで。

定時内は当然そうだと思います。営業職などは分かりませんが、研究職等ではそのまた上司へのサポート文書などは定時内でやりつつは可能ではないかと思います。
うちの職場ではそういう人多いです。


>長時間労働が美徳とされる雰囲気が働きにくさ

前の前の職場はそういう雰囲気でした。「頑張った分が給料」的な。前の職場は本社勤務だったので「さぁ飲みに行くか」的な体質でした。今は「早く帰れ」です。職場(部署)によって違いますよね。


>保育園に預けられないと職も得られず。「働きたいのに働けない」と言い訳を作る下地を行政が後押ししている昨今。

まさにこれがyuhka-uno氏の主張でしょう。僕の職場は相当恵まれていますが。悪評高い横浜方式ですが、箱を用意したのは評価できると思います。
また奨学金のような奨育金でもあれば「働いてもほとんど保育費用にもってかれる」と嘆くこともないと思います。(別に奨育金がなくても数年間のことなので我慢すればいいのですが)



unknownさん
捨てでいいのでハンドルネームを記載していただいたら幸いです。
せっかくの議論の場ですから。
 
 
 
実態? (wood)
2013-06-12 22:34:00
http://www.tokuteishimasuta.com/archives/7166483.html

で派遣社員1万人(元正社員8割・女性8割)の意見が載っているのですが、妊娠についての言及がほとんど無いのに違和感があります。(仕事と生活の両立が難しいとはあります)

正社員(事務職?)でも女性は給与が上がらないという現実でしょうか。労務管理や経理とかであれば「手に職」というイメージがあるのですが。
 
 
 
Re: (リーマン)
2013-06-12 23:08:25
レスありがとうございます。

>長時間労働が美徳とされる雰囲気が働きにくさ
>職場(部署)によって違いますよね。
agreed.

>まさにこれがyuhka-uno氏の主張でしょう。僕の職場は相当恵まれていますが。
>箱を用意したのは評価できると思います。
 私の現職も某財閥グループで保育所を作って、グループ会社のスタッフは利用可能になっています。これも相当恵まれている方に入るのでしょうけれど。実際には入園条件が「近隣の保育園に入園申し込みをしており待機状態であること。そちらに入園が可能になればすぐそちらに移ること」となっていて。ようは両親とも同じグループ企業にいて、近隣に住んでいないと利用できないという罠。
 まぁ、このほかにベビーシッターの利用券を配布してくれるのは大変助かっていますけど。

 んが。理想的には
・外の保育園に預けなくても安心して預かってくれる保育園が社内にあること。
・保育園があっても、子供と過ごす時間を持ちたいと希望すれば一日4~6時間等の変則勤務が許容されること
 などを通じ。男性も女性もある程度自由度のある働き方ができるような社会にならないかな。正直、そういう環境を用意してくれれば。社員の側が自発的に帰宅後の手の空いている時間に好き好んで仕事をするようになるのではないかと。

 行政だか政治家が「育児休暇を3年に延長する」などと的の外れたことをいっていますが。私が女性の立場なら
 3年間ブランクがあっても職場に戻れる制度よりも。出産後3ヶ月で
「子供もかわいいけれど働きたいので復帰させて下さい。その環境を用意してください」
 と、男性も女性も言いたくなるような環境がよいのではないかと。3年後職場に戻れる保障があっても。その間、仕事をしなければ確実に仕事の勘は鈍ります。そんなキャリアダウンを後押しする政策よりも
・働きたいという社員の子供を預かる受け皿がある
・そもそも、育児と同様に働くことが楽しくて育児休暇なんかとってる場合じゃない
 という職場がなんでないのか、作ろうとしないのか不思議。

 次の外資系企業ではそういう環境を整えたいと画策中です。


>正社員(事務職?)でも女性は給与が上がらないという現実でしょうか。
 妄想ですが。やっぱり人生の中で出産を経験すると数年のキャリア停止を余儀なくされる女性は給与の上昇の世界では相当不利な立場にいるのではないかと。出産年齢も大体20代後半~30代後半とまさに働き盛り。この年代に数年のブランクができるのは痛い。きっと。

 キャリアを中断することなく、働き続けることのできる環境、働きたいと思えるような職場を用意できれば。女性も男性も能力に応じた給料をもらえる社会になるような。

 まぁ、理想論です。
 
 
 
Unknown (wood)
2013-06-13 22:06:13
リーマンさんコメントありがとうございます。

理想ってなかなか難しいですよね。例えば

>・外の保育園に預けなくても安心して預かってくれる保育園が社内にあること。

に対して、ゼロ歳児保育に関して社内ボランティアで廻すことは責任上・制度上不可能です。

「昔ながらの寺子屋」が機能できれば素人が当番で廻すことも可能だと思うのですが、昨今の安全性への過剰な期待は「行政」に責任を押し付けていると思われますよね。まぁ無理です。


どっかで折り合いをつける必要が有ると思うのですが。

次のエントリーに続きます。
 
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