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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

過剰死(超過死亡)=大量死をどうとらえるか

2013年03月23日 | 環境・天災・健康
アメリカ心臓協会が「世界で年間18万人の死亡が、糖分を含む飲み物の過剰摂取と関連しているだろう」と発表した(Gigazineの記事)。アメリカでは、加糖飲料のスーパーサイズ禁止なんていう話もあったが、(こういう政策も研究も)気持ちは分かる。アメリカに限れば、2010年時点で過剰死約2万5000人という研究報告があるそうだ。

一方、PM2.5やPM10など、燃焼由来の空気汚染による過剰死は、WHOの見解では、200万人以上という(ただし屋外の大気汚染では130万人ということなので、屋内の空気汚染で70万人以上か)。しかし、防げるか防げないかと言えば、短期的には不可能だし、中期的にも劇的な対策は進みにくい。例えば、中国はそれが直ぐには出来ない(むしろ、対策が急務だと言われてからも悪化が進行)。

また喫煙(過去の喫煙含む)の影響による過剰死は、日本では(2005年の時点で)男性163,000件、女性33,000件(別の推計では、男性112,000件、女性19,000件)。WHO等による推計では2000年時点で男性90,000人、女性24,200人(厚生労働省)。

色々と「過剰死」のネタはある。すぐ、数万人、数十万人という大量死の話になる。数人とか数十人の話ではない。何しろ規模がでかいので、死亡に至らなくても(病人になれば)医療費に与えるインパクトがある。公衆衛生上の脅威には違いないので、それぞれ対策は必要だとは思う。

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