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愛知県岡崎市在住
永続のページ管理人の個人日記

西水美恵子さんのお話2

2011年06月01日 | 経営品質
◆◆ 人間としての幸せを考えるようになったきっかけ

それは雷龍王ではありません。

(2006年8月12日 日本経済新聞に掲載)
ある小学生にそれを教わった。元気がなくなった部下に理由を聞くと、息子の成績が下がり、海外出張の度に寝小便をすると言う。勘で「出張に連れて行ったらいい」と補助金を出した。忘れた頃、その子から「出張報告書」が届いた。「母が飛行機で飛び立った後のことが解って嬉しい。母はインドの貧しい人を助けている。僕みたいな子が学校へ行けるように立派な仕事をしている。母を誇りに思う。僕も母のようになりたいから、一生懸命勉強します」。幼い文字を辿りながら、溢れる涙が止まらなかった。もちろん、おねしょはぴたりと止まり、成績は親子揃ってうなぎ登り。部下に明るい笑顔が戻った。
恥ずかしかった。人は職場でも家庭でも同じ人間。どちらかで不幸せならもう一方に響く。こんな簡単なことが解っていなかった。以来、給与体系から出張規則や産休制度などまで、人事全てに職員のみを対象とする思考を捨てた。部下の家庭を対象に、人間としての幸せを考えるようになった。


◆◆ リーダーシップ理想像

・人をひきつけるビジョンと情熱
・右にならえをせぬ勇気
・人の上に立つには下にいることと知る謙遜
・異なる視点や反対意見を重んじる寛容
・信念、鉄の如く、ほれぼれするほどつながる頭とハートと行動
・まことの力は自ら権力を放棄してこそ授かるものと熟知する人徳


◆◆ ナデイアの死に意味を与える

もちろん西水美恵子さんご本人に、こんなこと直接きいていません。もし言ったら、それこそぶん殴られたかもしれません。
「人の死を肯定するな、人の心を踏みにじるな」と。

世界銀行の役目は憎まれ役。権力者の腐敗と悪統治を開発当事者を奮起させ国づくりをしていくこと。
誤解を恐れずナディアの死に意味を与える、しかも、見出すというより、もっと創造的に与えるとしたら。

もし、「誰の神様でもいいから、ぶん殴りたかった」と憎まれ役を買ったとしたら...

ナディアの死を通じて西水さんにスイッチを入れることで、のちに多くの命を救うことにつながる。その命は、喜ばしいとは言わないが、あえて西水さんの面前で地に落ちることで実を結んだのではないかと。

「一粒の麦もし地に落ちて死なずばただ一つにあらん、死なば多くの実を結ぶべし。」ヨハネ伝12章24節 この文を読んでいて、そんな妄想、曲解をしたりしていました。



◆◆ 同じ顔

伊那食の社員さんは全部同じ顔に見える。
みんな家族みたい。
目の輝きかなぁ、笑顔かなぁ。
(誰か正確な発言思いだして...)

打ち合わせはしてないはず。西水美恵子さんの第一印象は、大久保寛司さんが常々言っておられる、伊那食品さんを代表とする、いい会社の特徴というの評価とピタリと一致しています。

この発言の瞬間を受けて、顔を見合わせた大久保さん原伸介さん。

多分、多くの方がこの発言に驚いたはずです。


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