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若者に留学志向が再燃 語学力+異文化体験で就活に強み

2011-09-02 07:24:46 | Weblog
減少が続いている日本人の海外留学が回復の兆しを見せている。学生や新入社員らが留学や
海外勤務に消極的として「若者の内向き志向」が指摘されてきたが、今年に入り海外留学の
説明会参加者や斡旋(あっせん)業者への相談者が増加。語学力やビジネススキルに磨きを
かけようとする若者が増えてきた。就職難に加え、企業のグローバル化が加速していることで
学生らの意識が高まっているようだ。

◆相談者2、3割増

海外留学のコンサルティング事業を手がける留学ジャーナル(東京都新宿区)では、今年1~3月の
長期・短期留学の相談者数が大学生・社会人ともに昨年より2、3割増えた。相談者数は例年5月に
ピークを迎えるが、今年は東日本大震災の影響で1カ月ずれこみ、6月は昨年比26%増。ピークを
逃した3~5月もほぼ前年並みで推移した。

ウィッシュインターナショナル(新宿区)でも、5月下旬に東京・六本木で開催した「留学フェア
2011春」が盛況。「当日は悪天候だったにもかかわらず、来場者が昨年より2割程度多かった」
(同社)。4~9月出国の顧客も昨年同時期の約110%に伸びるなど好調だ。長期留学を希望する
学生の間では、海外の大学で取得した単位を在籍中の大学の単位として振り替えられる認定留学制度を
利用し、3年次の1年間、休学して英語圏へ行くケースが増えているという。

埼玉県越谷市の大学2年、牧田桂一郎さん(19)は来年2月から1年間、カナダに留学する。
語学学校で数カ月間、英語を集中的に勉強した後、英語での電話応対などを学ぶ「ビジネスコミュニ
ケーション」を受講。その後、貿易業のインターンシップなどを通じ、物流に関する知識を深める
つもりだ。ただ、「帰国後の就職活動では希望職種を貿易業に限定しない」と視野は広い。

同社によると、牧田さんのように現地でのインターンシップやボランティア活動を希望する留学生が
圧倒的に多い。「インターンシップは就業体験として就職活動でアピールポイントにもなる。今後は
ボランティアの経験も評価されるのではないか」(同社)

◆企業のニーズに対応

日本人の留学者数は平成16年をピークに減少が続いている。文部科学省の集計によると、20年に
海外の大学などに留学した日本人は前年より11%少ない6万6833人。学生の「内向き志向」、
不況、就職活動の早期化などの影響が指摘されていた。

一方、企業側には、英語を社内公用語にしたり、特定の役職以上への昇進にTOEIC(国際コミュニ
ケーション英語能力テスト)で一定の点数を取得することを必要条件とするなど、社員に対し明確に
語学力を求める動きが出てきた。

留学ジャーナルの調査でも、相談に訪れた大学生の8割が「企業のグローバル化の流れが自身の留学に
影響を与えている」と回答。海外の教育機関もこうした流れをくみ、ウィッシュ社が10月に東京
・大阪・名古屋で開催する留学フェアへの参加希望校が43校から52校に増えた。同社は「ビジネスの
場では異文化体験が語学以上に重要になってくる。自己主張の激しい社会に身を置いた経験は(外国人を
交えた)ビジネス会議の運営などでも生かされるだろう」と話す。(※続く)

◎http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20110901125.html


■大学生の8割「企業のグローバル化が留学に影響」

留学ジャーナルが6月に同社のカウンセリングセンターを訪れた相談者140人に実施したアンケートに
よると、「企業のグローバル化の流れはあなたの留学に影響を与えていますか」との質問に、大学生の
80%、社会人の67%が「そう思う」「ややそう思う」と答えた。「留学で身につけたいもの」(複数
回答)としては「語学力」「コミュニケーション能力」「海外経験」の順に回答が多かった。

◎関連スレ
【提言】年収200万円以下の若者世代へ 「脱ニッポン」のススメ--WPB [08/31]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1314760828/

【ビジネススキル】中国語、ビジネス言語として英語以外で最も人気に--米ブルームバーグ [09/01]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1314866205/

実際、今の状況を見ると外出るしかないのかも?とは言え、その余裕がある人でないと・・・。


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1 コメント

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official language (noga)
2011-09-02 10:10:34
英語圏に行けば、片言の英語でも通じる。暮らしてゆける。
完全な英語でなくても、英語環境がととのっているから通用するのである。
英語環境がととのっている環境で生活していれば、そのうちに、英語も上達する。

我が国においては、どんなに英語が堪能であっても就職先に困る。
それは、人々が英語を使わないからである。これでは、暮らしそのものが成り立たない。

日本の学校で6年間英語の授業を受けてもまず話せるようにならないのは、英語環境が整わないからである。
一歩学校の外に出ると英語を使わないのでは、せっかく習った英語も錆ついてしまう。
日々の学習努力も賽の河原の石積みとなっている。

日本の学生のために英語環境を整えることが、語学力を増すことにつながると考えられる。
それには、英語を我が国の第二公用語にするのがよい。
国民も政治指導者も、英語の使用を日本人のあるべき姿と考えることが大切である。

国際社会において、我が国を代表する政治家にも英語の堪能さが見られない。
日本語のみを使用する社会において、実用にならない言語の学習は空しいばかりである。それにもかかわらず、我が国においては英語教育に名を借りた序列争いばかりが激しく行われている。
英語の学習を民間に奨励するだけでは充分ではなく、英語を習得したことに対する国家の強力な報奨(incentive)が必要であります。
英語を実用の言語とする政治指導者のさきを見据えた努力が大切です。
たとえば、公務員採用試験に英語の能力にすぐれた人物に優遇処置を施すなどの法的裏づけなどが効果的でありましょう。

英米人には、手先・目先の事柄に神経を集中する特技は得られないようである。かれ等は、生涯、歌詠みにはなれないでしょう。
日本人には、英語を使って考えることはきわめて難しい。しかし、これは不可能ではない。全員ではないが、知識人には為せばなる学習であると私は考えています。
わが国民の作る細工物は出来栄えが良い。なおその上、英米流の哲学にも良き理解を示す民族となれば、未来の日本人は鬼に金棒ということになるでしょう。
だから、英語を我が国の第二の公用語とすることには大きな意義があります。実現の暁には、我が国民のみならず、世界の人々に対しても大きな未来が開けることと考えられます。

一見我が国は教育大国を目指しているようであるが、大人の教育はない。つまり、子供が大人になるための教育はない。
我が国においては、教育といえば子供の教育のことを指している。目先・手先のことのみを述べる人は、子供のようである。
大人には考える教育が必要です。一人一人に哲学が必要です。
現実と非現実の間に区別を置くことなく語る人の内容には意味がない。だから、日本の知識人には価値がない。

「感情的にならず、理性的になれ」と国民に訴える指導者がいない。
「国民の感情に反する、、、、、」と言うのでは、主張の論拠にならないが、それのみを言う。
感性 (現実) あって理性 (非現実) なし。我が国は、一億総歌詠みの国にとどまっている。

大学生は入学しても、キャンパスで4年間遊んで過ごすことになる。
無哲学・能天気の大学生は、平和ボケ・太平の眠りの中にいる。
「入学を易しく、卒業を難しく」というような教育方針は現状を観察すれば空しい限りである。

日本人は、国連中心主義が好きなようだ。
国連の議場で世界の人々を説得するためには、自己の言葉が冴えわたる必要がある。
議論のできない人があえて国連中心主義を唱えるのは、自己の他力本願を表明するための手段ということになるのであろうか。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

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