胆管に挿入されたチューブが抜かれ、鼻から伸びたチューブを顔に固定する頑固なテープや、治療措置の都合で利き腕に確保された点滴ルート、意に反して仲良くさせられていた点滴棒ともお別れ出来て、久し振りに髭をあたり、シャワーを浴び、下着やパジャマも交換。やっと自由を満喫出来る状態に成りました。
食事は、検査二日後からは通常食に戻っていたのですが、胆汁ドレインが挿入されていると、片鼻穴から喉を通るチューブの為に、味も香りも半減してしまう気がしておりました。又、汁物は鼻からのチューブが邪魔をするので、汁椀を普通に口に当てられないのも不便でしたが、これらからも解放され、とても「健康」と「自由」の大切さを実感しております。
その様な中で、今朝、日曜日の朝食に軽く焼かれた「笹かまぼこ」が食膳に乗りました。これ迄僕は、笹蒲鉾は焼いたりせず、そのまま食べていましたし、そもそも少々割高な食材の様な印象でしたので、あまり自分で食べる事は無かったのです。が。
(古いローカルネタなので、解る読者の方は少ないかも知れませんが。「風が語り掛けます。」)「ウマい。ウマ過ぎる。」
いゃぁ、知りませんでした。笹蒲鉾って軽く焼くだけで、こんなに美味しく成るのですね。病院食なのに、本当に凄い気付きを得ました。
もしかしたら、僕がこれ迄気付かなかっただけで、他にも多くの食材で簡単に美味しく成る発見が、今回の入院による病院食から気付かせて貰えるかも知れません。
東北大学病院の入院病院食。「べらぼうにウマい」訳では無いにせよ、僕には充分に美味しく、そしてとても興味をそそられる食事です♪