やっぱり「食」って大事だよね!

Over50、独身男の食卓に迫る。

少しずつ楽器を練習しています。

2019年03月17日 | 音楽

この僕のブログで2か月前の2019年1月20日の掲載記事、「約20年振りに楽器を練習してみた。。。」(https://blog.goo.ne.jp/wasabidaikon/e/7bd99e4b881bba73fdf986b081dd0c0eご参照。)にて、トロンボーンの練習を始めた旨、お伝え致しましたが、それ以来、少しずつですが練習を進めています。2か月前の記事記載の頃は、それこそ1オクターブしか出ませんでしたが、今日になってやっと、本当にどうにか、かろうじて4オクターブ迄、出せました。但し、出せただけ。音楽的には「スッカスカ」の「窮屈な無理やりな高音」で、はっきり言って、とても他人様にはお聞かせ出来る音では有りませんでしたが、僕にとっては本当に20年振りの「Hight F」でした(チューニングB♭の1オクターブ半上のトロンボーンの構造上での演奏最高音です。但し、強制振動による更なる高音は除きます。)。

今後は学生時代のウォーミングアップで吹いていた「ボレロ(第二旋律部:最高音Hight D♭)」「亡き王女のためのバヴァーヌ(管弦楽版G管ホルン譜主旋律:最高音Hight D)」辺りを難無く吹ける様に成れば良いのですが。

更にその後は「G線上のアリア(バイオリン主旋律部:最高音Hight C)」を♪=40程度でゆっくりと、口唇の高音対応に慣らせて、「Blue Bells of Scotlend(スコットランドの釣鐘草、Arthur Pryor編曲版:楽譜上最高音Hight Cだったかな、楽譜記載では無いオプションでHight Fだった気がします、更に強制振動による+α)」に至ってみたいなぁ(遠い目)。

しかし、今、リハビリテーション用に使用している中国製の3万円(色々付属品が有った上での新品3万円ですからね、楽器単体ならば1万円台でしょう。)の「Soleil(ソレイユ)」ですが、これが大変に扱いが難しいのです。

先ず、スライドが硬くて重く、かなり力を入れないとポジションが変えられません。これはトロンボーンと言う楽器としては、かなりの減点です。また、練習後は必ずメンテナンスに、ガーゼでスライド内の水分を拭き取る(水分及び汚れがスライドの腐食原因に成る為。)のですが、その際にこの「Soleil」では毎回ガーゼが黒く汚れます。「ピ○ール」の様な金属磨き用研磨剤で金属を磨くと発生する、あの黒ずみです。当然、これまでの経験上、その様な楽器を見た事が有りません。僕としては、スライドが「シャカシャカ」と言う音もする上に硬くて重い為、スライド外管と内管が擦れて発生する黒ずみであると思い、先月、「山○楽器仙台店」にスライド調整の修理に出しました。修理先ではスライドの歪み調整の実施と更に、黒ずみの原因を「製造時の研磨剤の残留」と判断した模様で、3回もスライドを本格洗浄して下さったそうですが、結局その黒ずみは修理後の今でも治まりませんので、もう諦めるしか無さそうです。

ちなみに、約30年前の僕が学生時代は、トロンボーンのスライドは、スライド内管の先端部で少し太く成った「ストッキング」と言う部分に薄くクリームを塗り、水スプレーを掛けた後、スライド外管を動かして馴染ませる「水とクリーム」による摩擦低減方法でしたが、現在ではスライドオイルを使用するのが一般的の様ですね。メーカーや販売店の売り上げ向上意図に乗せられただけの様な気がしますが。なので僕個人としては、わざわざオイルを購入する必要の無いスライドクリーム(市販のコールドクリームでも可。)の方が安価であり、30年前の経験上、未だにスライドオイルに信用が持てない為、この「Soleil」以外ではスライドクリームの使用を前提としたいのですが、この「Soleil」だけは、スライドクリームでは摩擦低減が足りないのでオイルを使用しないと駄目みたいです。

写真はカラオケボックスでの練習状況。譜面の下、テーブルに乗っているのが、ガーゼと(ピストンとロータリーの兼用の)オイルですが、このオイルは無色無臭でとても軽く、この「Soleil」には、スライドオイルとして「も」使用しています。

なお、僕が学生時代の使用楽器はヴィンセント・バ○クの「42B」トラディショナルラップで、チューニングスライドの支柱へ同社の刻印の入ったバランサーを装着していました。マウスピースはシ○キーの50番金メッキ。そしてスライドにはコ○ン社製のフォ○ミュラ3と言うスライドクリームを、また、ロータリーにはホ○トン社製のロータリーバルブオイルを愛用していました。今では両方共に売っていないのですね。特にホ○トン社製のロータリーバルブオイルは、透明の丸いボトルに赤い印字。その臭気から、先輩達と「ガソリン」とか「灯油」とか勝手に名付けて呼んでいたのですが、あのオイルの臭気が、たまらなく好きでした。当時、楽器ケースを開けた際のあの臭気は、僕にとって、アドレナリンを大量分泌させる魔法の「かおり」でした。

そのケースを開けた瞬間のイメージ写真が下の写真。学生時代の楽器は売却してしまいましたので、社会人に成ってから改めて購入した同型器種(厳密には、この写真はヘヴィーベル仕様なので「42B」では無く「42BH」です。但しマウスピースは学生時代のまま。)の写真で、いつかはこれを吹きたいです。学生時代の楽器よりも、鳴りの良い「当たり楽器」なのです。約20年前に購入以来、一度も吹いた事のない「新品」のままで、今現在も本当に寝かしたままですが。(写真下部のケース把手部分のビニールをご覧戴き、お察し願います。)

さて今、長いブランクを克服すべくリハビリテーション用に購入した中国製の「Soleil」、「楽器」として製造されたのでは無く、単に「工業製品」として製造された物である為だと思うのですが、音の響き(共鳴、倍音)が硬くて少ない。吹いて吹いて吹き込んで、金属疲労させないと、良い響きの楽器には成らないのではないでしょうか。最近、僕の口唇の鍛錬も少しずつ成果が現れ始めたとは言え、まだまだ鍛錬不足。これからも吹き込んで、楽器に響きを教え込むと同時に、自分自身の口唇鍛錬に(時間とお金の許す限り。カラオケボックスは無料では無いのです。)勤しみたいと思います。

口唇鍛錬の状態を可視化する事は出来ませんが、肉体的に楽器練習の痕が見える部分が、左手中指の「トロンボーンたこ」。下の写真を見ると、何と無く、それっぽく見える気がしなくも有りませんが、まだまだ、未だ未だ。

そこ迄言えば、「練習を頑張るぞ♪」と言いたいところですが、実はこの4月1日付けにて、業務で人事異動する事に成りました。次の部署では現部署の様な訳にも行かず、「自分の時間」作りは、かなり難しく成ると思われます。

はぁ、解離性大動脈瘤に自己免疫性膵炎。二つの重大疾病を抱えている僕に、会社は「タヒね」と言うつもりでしょうか。。。

コメント (2)
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