やっぱり「食」って大事だよね!

Over50、独身男の食卓に迫る。

約20年振りに楽器を練習してみた。。。

2019年01月20日 | 音楽

今年の新年の銘に「加熱」を挙げ、音楽への情熱の灯を、チョロ火から火力アップ(=加熱)すべく、今日は約20年振りに楽器を持って出掛けてみました。

現在居所の仙台では、楽器の練習が出来る場所を全く知らない為、取り敢えず市内中心部のカラオケボックスへ。すると一件目で「楽器練習可」のお店でした。しかも土曜日曜の昼間はかなり安い金額設定なのだそうで、早速会員手続きです。

実は今回持ち出した楽器、「愛器」では無く、今般、新規に購入した楽器です。はい?楽器って高価なのでは?ええ、一流メーカー製の新品ですと約30万円程度する楽器が、トロンボーンでは一般的ですね。しかしです。今回購入した楽器は、新品でその1/10。新品で約3万円です。当然、一流メーカー製では無く、中国製のノーブランド品ですが。とは言え、樹脂製では無く、歴とした真鍮製のF管付き太管でこれ程安価な新品のトロンボーンが販売されていたとは知りませんでした。まぁ、街の楽器屋さんの店頭販売等では無く、ネット販売品ですけど。それでもケースもマウスピースも付属しての値段ですから、激安ですよね。ネット上では、購入者の感想として色々書かれておりましたが、さて、実際はどうなのでしょうか。かなり不安と期待とで、ドキドキしながらカラオケルームに入りました。

下の写真が、その新品3万円、中国製のノーブランド品のトロンボーンです。カラオケボックスにて。因みに、写真のマウスピースは付属されていた物では無く、別途、仙台市内の楽器屋さんから購入した「Schilke50(Large shank)」です。

そもそも「愛器」として楽器は一本持っていたのですが、何せ20年も練習しておりませんでしたので、唇の筋肉はもとより、左手中指のトロンボーンタコも完全に退化しており、音さえ出るかどうか判りませんから、いきなり一流品を吹く気には成れなかったのです。

このトロンボーンの様な金管楽器は、唇の振動を管内で共鳴させて音を出します。音の根源は唇の振動ですが、このコントロールは口輪筋を中心とした顔の筋肉が主体と成ります。そして唇の皮膚組織、脂肪組織を含めた口唇全体。当然、息遣いも大切ですので横隔膜や腹筋、音の共鳴には喉や鼻腔等も関係して来ます。

さて、カラオケルームでケースを開けて、スライドにクリームを薄く塗って、水スプレーで馴染ませて、楽器を組み立てて。と。さあ!(すぅー:呼気)「パァーン!(脳内イメージ音)」あれ?実際には「ブぶぉァ~んん。。。」ありゃりゃ。「昔取った杵柄」と言う言葉が有りますが、いや~ぁ、全くダメ。完全に口唇の筋肉が退化していました。確かに「昔取った杵柄」、音の出し方、響かせ方は脳内では理解しているつもりだったのですが、口唇の筋肉の退化は深刻でした。顔の各筋肉はイメージ通りに反応しないですし、口唇の組織全体が「音を出す」状態とは程遠いです。1オクターブ出すのがやっと。しかも酷い音質。耳が腐りそう。4オクターブ出していた頃がまるで嘘の様です。約20年。この歳月のブランクは、僕を完全な初心者にまで戻してしまっていたのでした。

又この楽器、新品だけに音がとても硬い。管の共鳴が難しい。この楽器には、長い時間を掛けて正しい音程の「響き」を覚え込ませなければ成りません。自分自身の口唇の鍛錬と、楽器の鳴らし込み。同時進行でどの位の期間が必要でしょうか。まぁ、最低2年は欲しいところですね。学生時代とは違い、毎日練習出来る訳では無いですし、楽器の鳴らし込みは、一種の「金属疲労」の状態、又は「金属分子配列の更新、再構築」と言われているのですが、この楽器に「響き」を覚え込ませるには、僕の口唇鍛錬の必要性と相まって、本当に時間が掛かりそうです。

それにしてもこの音質、本当に恥ずかしいなぁ。この激安楽器、買って良かったです!だって、本来の「愛器」でリハビリする訳には行かない程(自分の耳が腐りそうな程)、今の僕はヘタッピですから。でも、年始の銘(音楽への情熱の灯に対する)「加熱」、徐々にでは有りますが、実行して行きますからね♪

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テレビアニメ「荒野のコトブキ飛行隊」第一話を見た。

2019年01月19日 | 日記

ふとした瞬間に、ネット上で、太平洋戦争中に陸軍が使用した戦闘機「隼」の機首が大写しになったアニメーション番組の画像が目に飛び込んで来ました。改めてネットで検索すると、「荒野のコトブキ飛行隊」と言うテレビアニメの新番組の宣伝でした。

僕の亡き母は五人兄弟で、その内、母を含めて女性が三人。母はその三女でした。母の実家は群馬県太田市。昭和一桁生まれの母が幼少時代の群馬県太田は、「中島飛行機」と言う軍用機製作会社の本社、工場が街の中心に有り、大変栄えていたそうです。三姉妹の内、長女と次女(母を除いた姉二人)は、二人共、その中島飛行機本社受付嬢として勤務し、長女は中島飛行機本社勤務の財務経理担当者と、次女は中島飛行機本社設計技師とそれぞれ結婚しています。因みに、母は終戦時には未だ女学生で、就職前でしたが、母の容姿では当時の花形巨大企業である中島飛行機株式会社に、ましてや本社受付嬢、要するに「看板嬢」に採用される事は無かったであろうとは思いますが、この伯母二人は年齢を重ねても、本当に美人さんであった事は間違い有りません。

母のすぐ上の次女である伯母とは、生前、かなり頻繁に交流しており、僕自身、幼い頃の夏休みは、毎年泊り掛けで群馬県太田市金山町に在った伯母の家にお邪魔しておりました。今から40年前の夏には、当然の様にどのテレビチャンネルでも終戦の日前後に、太平洋戦争(母は最後まで「大東亜戦争」と呼んでいました。)に関する番組を放送しており、伯母の家でテレビを見ながら、傍に居た義伯父(以下「伯父」と言います。)から、放映している番組に関し、様々なコメントを聞くのが楽しかった思い出として、記憶に残っております。

この伯父は、太平洋戦争(母曰はく「大東亜戦争」)当時は中島飛行機(以下「中島」と言います。)の設計技師でしたが、担当は「キ43」(大日本帝國陸軍制式採用名「一式戦闘機」、通称「隼(はやぶさ)」)の機体設計。僕が子供の頃、毎年泊り掛けでお邪魔していたのは、この伯父からの「キ43(以下「隼」と言います。)」に関するエピソードが聞きたかったから、と言う理由も当然有りました。

その様な幼少期を過ごした僕が、この「隼(一型)」の機首が大写しになった番組宣伝の画像が気に成らない筈も有りません。今僕が居所としている仙台では、東京MXから数日遅れで放送されるBS11での視聴ですが、拝見致しました。

伯父は生前、その自らが設計に携わった「隼」の機体に関して、「どうしても、20ミリが主翼に積めない。中島は三菱に負けた。」と悔しい顔をしながら、大日本帝國海軍に制式採用された零式艦上戦闘機(通称「零戦」、三菱重工業株式会社による開発機体。)と比較して、軽武装しか出来なかった事を、本当に残念そうに語っておりましたので(因みに「20ミリ」とは機関砲の口径です。帝國海軍では「機関銃」ですが、「隼」は陸軍機なので「機関砲」です。)、その「三菱(零戦)」を「中島(隼)」が凌駕する映像に、伯父に成り代わり、涙と感動で拝見した次第です。

このアニメーション番組の主要登場人物である「隼」操縦者は皆、CG映像の様ですが、何だか「The Computer Graphics」と言う感じがして、アニメーション制作費用の削減、利潤追求の製作姿勢とその意図が見え見えな印象を強く受けましたが、この「隼」、しかも一型の二翅(「し」。プロペラの枚数。)の機体が活躍すると成れば、そんな「主要人物がCG」がどうの、なんて問題では有りません。機体描写、空中戦描写は「CGならでは」、という利点が有るのですから。

と、言う訳で、身内に設計当事者が居た経緯も有って、この番組の「隼一型」の活躍が、僕の伯父に関する記憶との交錯の中で、今後も「涙と感動」無しでは視聴出来ない番組と成りそうです。

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謹賀新年~平成31年~

2019年01月01日 | 日記

皆様、新年おめでとうございます。

年末12月29日に、以前このブログにも記事掲載致しました、「なんちゃってわさび漬け」(2013年10月13日記事https://blog.goo.ne.jp/wasabidaikon/e/4259ba50ddef9bb29a2e59d51b2ae596ご参照。)を作ったのですが、この「なんちゃってわさび漬け」は、大根の漬物も使用する為、先ずは大根の漬物を作る必要が有ります。今回の大根は、糠漬けにするのでは無く、時間短縮を目的に、単なる塩漬けで作りました。糠漬けの場合、丸一日は漬けておきたいのですが、塩漬けの場合、ある程度の重さの漬け石で圧力を掛ける事で、案外早く水分が抜けて良い感じに成る為です。

でもですね、漬けた大根の量が多かったのです。4本分。当然、なんちゃってわさび漬け用には、5mm厚の大根を10枚も用意すれば充分なので、残りは食事代わりに食べてしまいました。そう、完全に食事代わりでしたので、12月29日は、一日の食事が、この大根の塩漬けのみ。あ、一応、漬け上がった後に、一度軽く水で塩抜きをしておりますので、塩分過多には配慮しております。

ところが、この大根の大量摂取が良くありませんでした。そう、比喩表現ですが、急降下爆撃機の飛来です。葉っぱを良く洗っていなかったのかな。

 

さて、話は飛ぶのですが、昨年12月2日にこのブログで掲載した記事「吹奏楽酒場『宝島。』に行ってみた」(https://blog.goo.ne.jp/wasabidaikon/e/4fa1793670eb20a8a38649737e1f6a8cご参照。)にコメントを戴いたのは、僕の高校時代からの友人(以下、彼のウェブネームのまま「ゲオルグ氏」と致します。)なのですが、彼曰はく、「音楽の情熱」を持ち続けて欲しい、との事。

はい、実はこの年越し、深夜0時の新年は、僕の愛器であるトロンボーンと一緒にお風呂に入っておりました。楽器もこの数年、ケースから出す機会も無く、部屋の片隅で埃を被っておりましたので、久々に管内の古いグリス、オイル等を全て洗い流し、新しくオイルを廻す為にも、お風呂で洗ってしまうのが良いのです。楽器と一緒にお風呂に入るのは何年振りだったかな。もう20年位経っているかも知れません。

ゲオルグ氏は、自己所有のティンパニを手放してしまったとの事ですが、僕も病気(大動脈解離)が原因で、昔の様な「フォルテ」で吹く事は出来ませんし(血圧上昇はご法度)、仕事で時間も作れず、ここ仙台での練習場も知らないので、この愛器もゲオルグ氏同様、手放す事も考えていたのでした。

ですが、ゲオルグ氏からの激励に、久々に愛器とお風呂です。ゲオルグ殿、音楽の情熱、再燃しそうですよ。

 

えー、前置きが長く成りましたが、そこで今年の銘、です。

「加熱」

断じて「過熱」では有りませんよ。そこまで行ってしまうと、大動脈解離の保存経過観察中ですので、大変危険です。

①大根の塩漬けの教訓から、食べ物は「加熱」して戴く様、心掛けたいですね。

②大音量のフォルテは出せなくとも、トロンボーン演奏、復活させたいです。仙台市内には「楽器練習可能」のカラオケボックスも複数存在している模様ですので、僕も音楽の情熱、「チョロ火で絶やさず」では無く、チョロ火から(ほんの少しずつ、徐々にではありますが、)「加熱」を始める一年にしたいです。

さて、皆さんはこの元日、どの様な「銘」を立てましたでしょうか。

 

あ、因みにですが、この急降下爆撃を受けた大根の塩漬けを、材料の一部として使用して作った「なんちゃってわさび漬け」ですが、これはこの元旦から「意を決して」ガンガン食べておりますけども、何んとも有りません。やはり大量の大根で消化器がびっくりしただけなのかな。それとも、酒粕に含有されたアルコールで消毒効果が有ったのかな。

いずれにせよ、明日、東京の甥っ子、姪っ子に会う際は、この「なんちゃってわさび漬け」、大変美味しく出来上がりましたが、手土産として持参する事は避けましょう。甥っ子、姪っ子には、何か別の手土産を考えなければなりませんけど、急降下爆撃の犠牲者を出す可能性を考慮した場合、致し方有りませんよね。

コメント (6)
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