滝桜
2015-04-24 | 旅行
東北の震災や原発の事故にも負けず、春には必ず見事な花をつける、三春の滝桜に元気をもらいに出かけた。
のどかな村に一本の老木が気高いまでに堂々と咲き誇っていた。
根本は過ぎ越した長い年月を感じる老婆の手のよう。痛々しさまで感じる。この老桜をいたわりつつ世話をしている周囲の人たちの涙ぐましい努力も感じる。
枝が滝のように花が沢山。震災の年の滝桜はいかがだったのだろう? 三春の駅の周囲の桜は、その年は非常に美しい色で染められたとか地元の人が言っていた。
ハハ様が発熱し、体調が良くないのに預けてまでもここまで来た甲斐があったと思う。この老木から元気をいっぱいもらえたから・・・・・・・。
又、頑張れる~~~~それで十分だ。
独り言
滝桜への旅がハハ様の高熱で危うくなったときに代わりに行ってくれるかもしれないと誘った友達は吉野の桜を見に行くと言っていた。滝桜も見た経験があり、『きっと元気をもらえるから、無理してでも是非、行っておいで。』と言った。今年は開花が早いから見ごろは過ぎているかもしれないと・・・・私は思っていた。でも600年も長い年月を経た命には何かを感じるかもしれないから、老木の姿だけでも見たいと出かけた。
開花後の低温、そういえば郡山に降り立った時、非常に寒い。大宮では汗をかくくらいの暖かさだったもので薄着のまま、バタバタと出かけて来た。駅ビルでちょうどバーゲンをしていた冬物の上着を購入したくらい寒かった。この低温が私たちにはラッキーだったかもしれない。桜も散らずほぼ満開状態だったと思う。