残り一日で破滅フラグ全部へし折ります 1〜2巻
漫画、キャラクター原案、天城望
原作、福留しゅん
乙女ゲーム悪女転生モノ。
この漫画のポイントはタイトルのとおり、
自分が乙女ゲームの悪女に転生してること
前世の記憶が蘇ったのが
婚約破棄と断罪コンボを受ける24時間前！
そして現在この乙女ゲームは
逆ハーレムエンドという
ヒロインのルシアが攻略対象全員を虜にして
王太子と結婚し王女になるも
他の殿方たちは ずっとヒロインを想い
ヒロインの思うままというエンド。
そして、この逆ハーレムエンドの時のみ
悪女アレクサンドラはヒロインの慈悲で許され
友情エンドという
ヒロインのハーレムの中の一員に
取り込まれてしまうエンドなわけです。
他のルートだと、
自殺エンドや処刑エンド娼婦落ちエンドまで
ありますが、
アレクサンドラはその方がマシだと思います。
そこで、逆ハーレムエンドというのは
普通に過ごせば不可能（整合性がない）ため
ヒロインは転生者だと気付きます。
ということは、
残り24時間のルシアの行動は分かってます。
ここから全てを覆すために
アレクサンドラの奮闘が始まります。
まず1人目は執事ヘラルド。
彼はアレクサンドラの行動を全て
書き残しており、
これを断罪で使われるわけですが、
その証拠を見つけ出して逆手に取って
アレクサンドラ（主人）を貶める行為をした
ということで解雇し追い出します。
これでヘラルドは断罪イベント（交流会）
に出れません。
一人一人、
自分で潰していては時間が足りない。
そんなわけで、なんでもする大商人イシドロ
のもとに行って自分の私物を売り払ったお金で
指令を出します。
1つ、ルシアの私室を内偵する。
（まだアレクサンドラと婚約中の王太子が
不貞行為の証拠を得るため）
1つ、公爵家嫡男ロベルトの寝具に
氷を置くなどして体調不良にする。
1つ、ドミンゴ商会の子息マリオの部屋から
裏帳簿を取ってくる。
（そこに盗難に気をつけてという
アレクサンドラの手紙を置いておく。）
1つ、将軍家ご嫡男バルタサンに
下剤を飲ませて体調不良にする。
次は王弟フェリペ殿下に向ける刺客として
公爵令嬢レティシアに
彼女が探してた薬を渡します。
彼女は王弟をお慕いしてたけど
フェリペ殿下は兄王を支えるため独身主義
レティシアは部下として
彼を支え続ける道を選んでいたのに
ヒロイン ルシアに夢中になったフェリペ殿下に
気持ちが爆発。
渡したのは毒薬かと思いきや強力な媚薬。
フェリペ殿下はレティシアを襲ってしまう。
教師テオドロの元に行く
次なる刺客はアレクサンドラの友人で
ライバルの公爵令嬢カロリーナ。
教師と生徒（ルシア）との不純異性交遊を
問いただしますが、確たる証拠がないので
事実無根と言えば学園長は納得すると強気。
テオドロのルシアへの執着に
この感じで他の殿方もルシアに夢中なら
アレクサンドラが言ったとおり
国が傾くかもしれないと危機感を覚える。
カロリーナは、テオドロの味方のフリをして
今日の交流会に参加しないよう呼びかけます。
信じさせるために、アレクサンドラが
今日の交流会（断罪イベント）で
『今日参加する殿方』を排除しようとしてる
ことをリーク。
なので参加しなければ難を逃れることができ
“ルシアを独り占めできるかも”と囁く。
それを信じたテオドロは不参加。
カロリーナには交流会で
アレクサンドラの味方になってもらう
約束もしていて盤石。
あと1人はアレクサンドラが自ら赴くことに！
というところで以下次巻。
これは気になります。
24時間しかないというこで
話が早い早いサクサクサクサク。
何人かモブ扱いな足止めですが、
それもまぁ24時間ですもんね。
そして、攻略対象の交流会への足止めと
ルシアと皇太子の不貞の証拠を掴み
逆に断罪できることになったアレクサンドラ。
実は他にも色々と根回ししてます。
まず、婚約破棄を言い渡されないように
皇太子にバレないように
自分から婚約破棄の申し立てを始めます。
まず家族に夕食の場で その意思を伝えます。
しかし王妃は公爵家の娘と決まってるから
後釜はどうすると父親に問われる。
アレクサンドラは妹のビビアナを推薦。
父親も納得します。
ビビアナはルシアの同級生で親友、
アレクサンドラを糾弾する側に回るキャラ。
ビビアナが皇太子との婚約候補になったので
親友との板挟みで身動き取れなくします。
そして陛下に婚約辞退の申し入れの謁見を
お願いします。
それご昼頃と読んでいたアレクサンドラですが
向こうは朝食に呼んできます。
朝食ということは家族大集合、
交流会まで皇太子には婚約辞退を
バレないようにしようと思ってたのに
ヤバい！となりますが、
王太子には交流会の準備でいなかった。
（たぶん、陛下の計らい）
陛下に婚約辞退の願いが本当か問われ
そうですと答えるアレクサンドラ。
そこからアレクサンドラの思惑とは違う方向へ
話は進みます。
どうやら陛下たちには王太子の方が悪いと
思ってるようで、第一王子アルフォンソから
王太子の権利を剥奪し、
第三王子ジェラールを王太子に内偵、
そのジェラールの婚約者として
アレクサンドラは任命されます。
（陛下と王妃は次期王妃として
アレクサンドラを認めていたということ）。
そんなわけで、
交流会で知ることとなるだろう
アルフォンソ＆ルシアはどうなる！？
しかも、ルシアの友人でルシアが転生者だと
知っている子がいて、
その子も不穏な動きをしています。
（どうやらルシアを手に入れたいと思ってる）
多分、アレクサンドラの気づかないとこで
アシストしてたのもこの子だと思われます。
ルシアは逆ハーレムエンドを目指したために
強欲な本性を持ったヒロインになっており
実は色んなとこで不況を買っており
それが一気にアレクサンドラへと味方していく
流れが出来てます。
ヒロインが悪女になってるわけです。
さぁスカッとするラスト待ってます。
