がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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テンペスト行脚~首里城正殿二階の窓~

2009年11月17日 | ・『テンペスト』行脚

 

テンペスト行脚、まだまだあります。

ネタも尽きずに、首里城に行くたびに
その場面場面がぽこぽこ浮かんでくる自分に関心します(笑)

ま、とは言っても
実に些細な場面ばかりですが。
(中にはこじつけも?(笑))

では、今日のテンペスト行脚はこちらです!

 

……一応、ネタバレ注意箇所かな?

 

殿二階の窓■

「じゃあ、行ってらっしゃ~い」

真美那の作った弁当を渡されて御内原から出勤するというのも倒錯した世界だ。
真鶴は手際よく寧温になり、久慶門から王宮に入りなおした。

正殿二階から黄色い声がする。

「孫親方おはようございま~す」

見れば真美那が窓から手を振っていた。

これが出勤のワンセットになっていた。

 

テンペスト(下) 284-」より 池上永一著/角川書店


 


 

3枚目の写真、ちょうど紫冠の役人姿のスタッフが御庭を歩いています!
(ああ、でもすぐ後ろにガードマンが~ 惜しいっ!

“孫親方”はまさにこのようないでたちだったのかと。

 

逆光をその縁に纏った唐破風(からはふ)の透欄間がとてもきれいでした。
またその影が正殿二階の障子戸に写りこんだり(1枚目)しているのも。

秋晴れのこの日、予定外に首里城に立ち寄りましたが、
(ビバ、年間パスポート(笑))
天気ともあいまってなかなかいい写真が結構撮れました

これぞ、沖縄の城、みたいな

小分けにして紹介していきまーす


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