がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

琉球史ふりかえり一覧表

2012年11月11日 | ・琉球歴史/文化風景

以前、

このブログでよく取り上げられる時代や人物名を
その都度ふり返られる一覧表みたいなものを作って!

 

とのリクエストいただきまして…
やっとできましたのでお披露目します

時代区分と(このブログでの)主な登場人物
人物名の読み方
古琉球歴代国王の系図
人物相関図(三山時代~第二尚氏前期)

 

トップの「めんそ~れ」にもリンク貼っておきますので
記事を読んで「あれ?これってなんだっけ?」ってなった時に
振り返りや情報の整理に使ってもらえたら幸いです

 

作図/和々 無断転載禁止


 


 

*時代区分と(このブログでの)主な登場人物*

*作図参考文献*
「琉球王国ぶらぶらぁ散歩」(おおきゆうこう・田名真之/新潮社)
「momoto vol.7」(momoto編集部)



王統名と時代区分が必ずしも一致ない点がポイント。

 

海で漁をし生活していた人々は
自然と集落を形成していく。
【貝塚時代】
≪先史時代≫


農耕が始り、
やがて各地(集落)に按司(あじ)とよばれるリーダーが誕生し、
巨大な建築物(グスク)が次々と現れる。
【グスク時代】
≪古琉球≫

様々な抗争を経て、やがて各地の勢力は大きく3つになり、
琉球三国志ならぬ、三山時代へと。
【三山時代】

そして三山統一の野望を抱いた尚巴志親子によって
琉球は統一され、琉球王国が誕生する。
【第一尚氏王統】

金丸派によるクーデターで政権交代。
【第二尚氏王統】

薩摩侵攻


薩摩侵攻により政治・文化などに大きな変化が現れる。
よって薩摩侵攻以後を≪近世琉球≫と分ける。


琉球処分により琉球王国滅亡。
以後「沖縄県」となり、≪近代沖縄≫となる。


 

*人物名読み方*

察度(さっと)
泰期(たいき)

攀安知(はんあんち)
本部平原(もとぶてーばら)
武寧(ぶねい)
他魯毎(たるみ)
島添大里按司(しまぞえおおざとあじ)

尚巴志(しょうはし)
思紹(ししょう)
懐機(かいき)
志魯(しろ)
布里(ふり)
護佐丸(ごさまる)
尚泰久(しょうたいきゅう)
阿麻和利(あまわり)
百十踏揚(ももとふみあがり)
大城賢雄(うふぐしくけんゆう)
金丸(かなまる)
尚徳(しょうとく)
国笠(くにちゃさ)
安里大親(あさとうふや)
御茶当真五郎(うちゃたいまごろう)

尚円(しょうえん)
尚真(しょうしん)
月清(つききよら)
赤犬子(あかいんこ)
仲宗根豊見親(なかそねとぅゆみや)
芥隠(かいいん)

尚寧(しょうねい)
野国総官(のぐにそうかん)
儀間真常(ぎましんじょう)

玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)
蔡温(さいおん)
程順則(ていじゅんそく)

尚育(しょういく)

尚泰(しょうたい)
牧志朝忠(まきしちょうちゅう)
 

※漢字表記や読みは資料によって多少違いがあります。
例)/百十踏揚、百度踏揚/大城賢雄、大城賢勇/他魯毎(たるみ、たろまい)など

 

古琉球偏愛のため近世琉球の記事極少。
近世琉球好きのみなさんゴメンナサイ;
…今後に期待してください

 



  

*古琉球の歴代国王系図*
尚思紹~尚寧まで

↑右下の※の文章については
ひとつの考え方、捉え方として記入しています。

尚巴志は初めて三山を統一した人物で、
琉球国最初の王様だと紹介されている
と同時に、
"2代目"と書かれていることも多いため

矛盾に感じるこれらの記述を
分かりやすく整理・理解できるように、
このような説明にしています。

 


 *人物名読み方*
即位順

尚思紹(しょうししょう)
尚巴志(しょうはし)
尚忠(しょうちゅう)
尚思達(しょうしたつ)
尚金福(しょうきんぷく)
尚泰久(しょうたいきゅう)
尚徳(しょうとく)

尚円(しょうえん)
尚宣威(しょうせんい)
尚真(しょうしん)
尚清(しょうせい)
尚元(しょうげん)
尚永(しょうえい)
尚寧(しょうねい)

 


 

*人物相関図(三山時代~第二尚氏前期)*

三山時代~第一尚氏前期までの主な登場人物の関係を
つなぎでまとめてみましたよ。

とりあえず、事実関係だけです。

裏にあるであろう様々な思惑や隠れた関係(!?)などは
日々の歴史記事にて☆

ちなみにつながりの線がない
御茶当真五郎、赤犬子は色々と謎なので
このあたりをウロウロしてます、
ってことで(笑)

真五郎にあたっては存在も謎だが…個人的に外せないキャラなので。

 

●青線→血縁関係(水色/結婚・恋愛関係)
●赤線→対立関係
●緑線→主従・サポート・その他関係

 


お役に立ちましたらぽちっとクリックお願いします↑


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雨の日曜日と、しまドーナッツ | トップ | 古琉球の歴代国王系図 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (YM)
2012-11-11 20:42:47
…古琉球時代偏愛のため…

思わず吹き出しました(*^_^*)

和々さん、これ素晴らしいですよ!

是非 教育委員会で取り上げて、小中生に(ふるさとの歴史)って感じで総合学習でも立派な教材になりますよ!

流れをわかるだけでも、歴史の入口になりますからネ(^o^)/
返信する
YMさんへ (和々)
2012-11-12 21:10:01
ありがとうございます☆
ちょっとでもお役に立てれば幸いです(^^
系図などは去年歴女講座した時の資料を一部加工したものです。

教材になるかはともかく、琉球史担当の専門職ができればいいのにと思ってます(笑)
返信する
Unknown (YM)
2012-11-13 12:50:57
ほんと(ふるさとを知る!)って子供達に 重要なんですけどね~(-o-;)
和々さんが 専門職を作る(働きかける)って手も有りデス!
第1号を目指しても良いのでは?私の無責任さにお許しを(^_^;)
返信する
YMさんへ (和々)
2012-11-17 19:18:23
とりあえず色んな人にぼやく所からですかね(笑)
あとは勉強…いや、ネタ集めし続けること。
うん。いや、でも思うことあったりしています。
返信する