がじゅまるの樹の下で。

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発売開始40分で完売の公演【1】

2011年02月14日 | ・肝高の阿麻和利レポ

’10年度肝高の阿麻和利卒業公演千秋楽
のレビューです。

昨日の記事で18項目、と書きましたが
さすがに…うっとうしいと思うので、もうちょっとまとめてみました。

それでもやっぱり多めなので
2回に分けて書こうと思います。

(1回の公演を2回に分けてレビュー書くの、花織の宴以来か?)

よかったらお付き合いくださいませ。



まずはこちら。

≪普通じゃない客層≫

毎年の事ながら卒業公演の最終公演は1番の人気。
いつも真っ先に完売になるのですが、
今回は発売開始40分で完売(!)

つまり、この日、この公演に座っているお客さんたちは、
「普通のお客さん」ではない
ということですね。

肝高の阿麻和利関係者(身内とかOB・OGとか)
平田舞台関係者、
ワタシみたいな阿麻和利馬鹿なヘビーリピーター。
本土から来た熱心なファンや、
行政や教育関係、マスコミなどの色んな分野のお偉いさんなどなど…。

つまり、それだけ意識の高い(濃い?)人たちばかりなのです。

なんせ、販売と同時にチケット入手のために奮闘した人たちばかりですから。
そりゃ、「肝高の阿麻和利?ふーん?」っていう
ただのお客さんではありませんよね。

だからまぁ、客席からの反応も濃ゆかった(笑)
拍手、手拍子、指笛、笑い、掛け声などなど…。
いいよね、こういうのも



だからなのか…!?
この公演では(それともその前の公演からなのか?)
変わっていた点がいくつもありました!!

 

≪日々増えた用語解説≫

初日公演では4つの用語解説だったのが、
2日目は5つ、
最終公演では6つに増えてました(笑)

「サバニ」「加那」「按司(関連して按司加那志、後主加那志前も)」「大主」「グスク」「肝高」

うん。これだけあれば十分かな。
今後はパンフレットにもちょっと載せるといいかも。
うちなんちゅでも、琉球史まったく知識ない人は「按司」とかも分からないはずだしね。

ちなみに、この用語解説をするため登場するハッタラー。
その後、ずっと出ずっぱりだからメリハリがなぁ~…と書きましたが、
じゃあ、どうすればいい?という案は浮かびませんでした

用語解説は絶対ハッタラーが適任だと思うし、
冒頭の語りもほかの人にすると魅力半減だろうし。
うーん。あの形がやっぱりベターなのかなぁ。

 
きむたかの子まつりの展示ブースにあった人物紹介もありましたよ♪


≪ハッタラーとは旧知の仲!?肝高の子≫

今回も肝高の子は三人。
そのうちのひとり(※今年度の卒業生)が、
5年前に既にハッタラーと既に会っていて
「ハッタラー、久しぶり!」
というスタンス。

ええっ…!?こういうのは初めての設定だ!!
これってどうなるの!?

5年前、というのと、卒業生、ということで、
もしかしてこの卒業生のCさん、5年前に始めて肝高の子役をしたのかな?と想像しました。
だとすると、卒業公演ならではの粋な設定ですねぇ。

で、残りの二人は役柄上も「後輩」という設定。
最後の、肝高の阿麻和利の舞台の核心ともいえる

「グスクは私たちに教えてくれていたんだよ。自分の生まれた街を知ることの大切さを」

これを知ってほしくて、先輩が後輩をグスクに呼んだ、というものでした。

 

≪チーム望月按司s!?≫

あははははは!!!!(涙)

初日公演もすごかったけど、更にぶっ飛ばしてましたねー!!(笑)
マジで、笑い泣きしました。やばいやばい。

登場前から会場をつかんだ望月按司の豪快な笑い声、
例の望月按司妃は言うまでもなく、
使用人と“玉城じいちゃん”(この回はじいちゃんでした(笑)) 
望月按司sのチームとして、めっちゃ滑稽で笑けました(笑

もちろん休憩アナウンスの時もぶっ飛ばしてくれました。
(玉城じいちゃん、何者!?…って思ってたら最後のメンバー紹介で正体が…(笑))

 

≪阿麻和利誕生・村人の踊り≫

初日公演のレビューでも書いたゆんぐぅとぅを踊る男性アンサンブル。
かわいらしい花籠の踊り(?)を終えた後に颯爽と立ち上がり前にでる…
が今までのパターンでしたが、
一端無音になってリーダーたちが立ち上がって
「次はわったーばんやさ!!」
との台詞が!!

まぁ!なんて頼もしい台詞、男らしさ倍増!?
思わず「かっこいい!

カチャーシーでもグスク公演で見たセンターの3人が「籠」を持っての振り、復活したねー

 

≪最強の素人集団!?≫

舞台開始前に平田さんが肝高の阿麻和利を評して言った言葉。

平田さんは毎回開幕前に、肝高バンドの紹介をしてくれるのですが(これって深いよね~!)
肝高の阿麻和利では台本とか、楽譜とかないんですって!

「カラオケで歌詞を追いながら歌うととりあえずは歌えても心はこもらないように、
楽譜を追う(頼りにする)と心がこもらなくなる」

というような意味のことを言っていました。

「プロなら楽譜を見ても心をこめることができるが、われわれは最強の素人集団だから」
(以上文責:和々)

うぅ~む…!!(深い…さすが平田さん…)

 

(二部の場面のレビューへ続く★)

 

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