俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句0288・汗01・松本三千夫01・2016-07-19(火)
○「汗滂沱薬缶の口に口つけて」(松本三千夫01)
○季語(汗・夏) 「あせぼうだやかんのくちにくちつけて」(→「末黒野」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:五体から離脱したもの。「→声」「→糞」「→涙」に続いて第4弾は「汗」。それ自体がりっぱな季語であります。掲句はよくラグビーの試合でありそうな情景です。ついでに頭にもかけたりして。
●松本三千夫(まつもとみちお)
○好きな一句「炎天や島の離さぬ雲一朶」02
○季語(炎天・夏) 「えんてんやしまのはなさぬくもいちだ」(引用同上)
【Profile】:1929年、神奈川県出身。1953年、「末黒野」入会。皆川白陀に師事。1959年、末黒野年度賞受賞。2015年、「末黒野」主宰継承。俳人協会会員、俳文学会会員、横浜俳話会顧問。
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松本三千夫掲載句
03銀鼠の罫の便箋秋ともし(秋ともし・三秋)〈色彩・銀鼠〉2018/10/17