俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0284・聴覚068・佐久間慧子01・2016-06-20(月)
○「山風に又一鳴りす蚊帳の鐶」(『文字盤』1996)(佐久間慧子01)
○季語(蚊帳・夏) 「やまかぜにまたひとなりすかやのかん」(「俳句界201303別冊「平成名句大鑑」」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:ア音の音調の多い明るい響きですが、仏具の鳴り物の雰囲気を持った句です。「蚊帳の鐶(金属製の輪)KAYANOKAN」がなんともいえずいい響きです!!!。
●佐久間慧子(さくまけいこ)
○好きな一句「水翳る方へ方へとあめんばう」(「葡萄棚」)02
○季語(あめんばう・夏) 「みずかげるかたへかたへとあめんばう」
【Profile】:1937年、大阪府出身。1963年、「→かつらぎ」に入会、→阿波野青畝に師事。1998年、俳誌「葡萄棚」創刊主宰。『無伴奏』で第10回俳人協会新人賞受賞。『夜の歌』で最6回文學の森大賞受賞。俳人協会評議員。