俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●特集俳句0282・傘の俳句01・飯田蛇笏06・2016-06-11(土)
○「鈴おとのかすかにひびく日傘かな」(『山廬集』1932)(→飯田蛇笏06)
○季語(日傘・夏) 「すずおとのかすかにひびくひがさ傘かな」(「鑑賞日本の名句(角川学芸出版)」より引用)【→特集俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:今日は「傘の日」。そこで「傘の俳句」特集のスタート。第1弾は「日傘」の名句。名句だけあって「鈴音の」「鈴の音の」とネットにはいろいろな表記があります。これは単なる誤植によるものと、作者の推敲によるものなどが考えられますが、名句たる所以でもあります。掲句は引用文献の「鈴おとの」の表記に拠りました。「鈴おと」のひらがな表記が効果的です。