俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句0257・声02・成井惠子01・2015-12-13(日)
○「煤払ひ無用の釘に声かけて」(成井惠子01)
○季語(煤払ひ・冬) 「すすはらひむようのくぎにこゑかけて」(「俳句界201312」より引用)【→五体俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:「五体」から放出された「声」第2弾。年中行事としての煤払い(煤逃げ)は今日の12月13日。東本願寺の煤払いの様子は毎年ニュース映像でおなじみ。「今年も無事でしたね」と、鴨居の上の無用の釘に声をかけながらハタキをかけます。
●成井惠子(なるいしげこ)
○好きな一句「玄冬の縁へ土竜の隆起寄る」02
○季語(玄冬) 「げんとうのえんへもぐらのりゅうきよる」(引用同上)
【Profile】:1937年、茨城県下館市出身。1989年「海程」(→金子兜太主宰)同人。2004年「」創刊主宰。第7回現代俳句協会評論賞、茨城文学賞、茨城俳句作家協会賞受賞。現代俳句協会理事、日本文藝家協会会員。
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成井惠子掲載句
03白銀の百日紅なら髪に挿す(百日紅・仲夏)〈色彩630・白銀2〉2023/7/26