俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●特集俳句0223・言葉5=紙02・松永典子01・2015-04-24(金)
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○「手紙読むやうにさくらの岸をゆく」(『埠頭まで』2005)(松永典子01)
季語(さくら・春) 「てがみよむやうにさくらのきしをゆく」
【鑑賞】:手紙の「紙」です。しばらく続く桜の河岸を歩きます。手紙の文面をたんねんに読むように、ほころびる桜の花をゆっくりと見上げながら。
※桜前線どのあたり:弘前公園(青森)の桜も満開を過ぎ、前線は津軽海峡を越え北海道に及んでいます。
○松永典子(まつながふみこ)
○好きな一句「行く春のお好み焼きを二度たたく」(『木の言葉から』1999)02
季語(行く春) 「ゆくはるのおこのみやきをにどたたく」
【Profile】:1947年、山口県出身。曳野市在住。1979年「沖」入会。1988年「沖」「門」同人。1994年作句中断。1997年「船団」入会。ウェブサイト「探鳥句会」担当。