俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●特集俳句0220・地名俳句3=安曇野09・松村武雄01・2015-04-03(金)
【→特集俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
○「鐘鳴らすべし安曇野は一気に春」(『冬の魞』1987)(松村武雄01)
季語(春) 「かねならすべしあずみのはいっきにはる」
【鑑賞】:安曇野はいまは市になったんですね。美しい地名の上位にくるのではないでしょうか。足踏みをしていた安曇野の春ですが、もはや「一気に」春爛漫です。
○松村武雄(まつむらたけお)(1922~2002)
○好きな一句「山国の闇に艶ある木の芽どき」(『同上』)02
季語(木の芽・春) 「やまぐにのやみにえんあるこのめどき」
【Profile】:東京都出身。詩人北村太郎の双子の弟。→能村登四郎に師事。「沖」同人。連句にも造詣が深い。