俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0221・思考の物質化05・永島靖子01・2015-04-06(月)
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○「新聞紙大の春愁ありにけり」(永島靖子01)
季語(春愁) 「しんぶんしだいのしゅんしゅうありにけり」
【鑑賞】:新聞を両手いっぱいに広げると、これがことのほか大きい。春愁の大きさとほぼ同じです。今日は「新聞をヨム日」。雑誌でも本でもヨム日になりますが。
※いままでの「思考の物質化」
01「→思想までレースで編んで●夏至の女」(伊丹公子)
02「→退屈が大きな桃となっている」(永末惠子)
03「→かまくらに身のさびしさを容れてみる」(→落合水尾)
04「→機嫌よきレタスで包む謀りごと」(北村峰子)
○永島靖子(ながしまやすこ)
○好きな一句「戸口まで日暮来てをり内裏雛」02
季語(内裏雛・春) 「とぐちまでひぐれきてをりだいりびな」
【Profile】:1931年、岡山県出身。1966年「鷹」入会、→藤田湘子に師事。句集『眞晝』で第7回現代俳句女流賞受賞。
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永島靖子掲載句
03塗箸のくれなゐ深し野分中(野分・仲秋)〈色彩・くれなゐ〉2018/9/12