俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0129・月=五月(時間)01・戸板康二・2013-05-12(日)
○「ひそひそと竹のささやく五月かな」(戸板康二01)
季語(五月・夏)
竹林が風で揺れて鳴る音を「竹が囁く」と表現しています。竹林のなかで五感をすべて開きながら、いつまでも五月の風に吹かれていたい思いです。
○戸板康二(といたやすじ)(1915~1993)
代表句「海がすぐ下に来てゐる障子かな」02
季語(障子・冬)
東京芝生まれ。慶応大学在学中に折口信夫の講義に影響を受ける。演劇評論家となり、小説では直木賞作家。文人俳句の常連。