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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
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俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句049・聴覚012・石田あき子

2011-07-11 00:26:43 | 五感俳句

●五感俳句049・聴覚012・石田あき子

 

○「網戸して小鳥ののなかに病む」(石田あき子01)

季語(網戸・夏)

石田波郷の妻、あき子の句は波郷看病の句が多いですが、この句はどうでしょうか。網戸を閉じて病床にいると小鳥の鳴き声が聞こえてきます。

 

石田あき子(いしだあきこ)(1915~1975)

代表句「ひとたびは夫帰り来よ曼珠沙華」02

季語(曼珠沙華・秋)

埼玉県生まれ。1942年→石田波郷と結婚。病弱の夫の看病と二児の養育に専心。1958年、練馬高野台に移り住み、→水原秋櫻子の「馬酔木」、波郷の「鶴」に投句。1969年波郷没。その間の夫への献身的な看護を詠んだ作品を集めた句集「見舞籠」で第14回俳人協会賞。看護生活を記録した「夫帰り来よ」が講談社から出版。

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