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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句051・聴覚013・井上白文地

2011-07-25 00:09:09 | 五感俳句

●五感俳句051・聴覚013・井上白文地

 

○「我講義軍靴の音にたゝかれたり」(井上白文地01)

季語(無季)

教壇で講義をしていると、軍靴で歩く音が廊下に響いてきました。その音に自らの講義内容がたたかれたかのようです。すべての音までもが戦争一色に染められてゆく時代です。

 

井上白文地(いのうえはくぶんじ)(1904~1946)

代表句「山陰線英霊一基づつ訣れ」02

季語(無季)

季語(無季)。福井県敦賀在に生まれ僧院に養子となる。後兵庫県飾磨に移る。福井中学、旧三高、京大をへて、関西大学などに社会学哲学を講ず。三高京大俳句会に入り、『ホトトギス』『京鹿子』に句を投じ、1933年より『京大俳句』を創刊し1940年の弾圧にて終わる。1946年兵役にあって北朝鮮にて戦病死と推定される。句集なし。俳誌『三角点』はその弟子により刊行される。

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