本当は楽しい英文法(オックスフォード1人暮らし日記)

中世の建物と若い学生の街-オックスフォードでクラッシックギターと向きあう第二の人生
今度は英文法をご一緒に!

本当は楽しい英文法  should

2017-06-30 11:16:31 | Weblog

家から電車でひと駅で行ける「あじさい寺」と地元では言われているお寺に、紫陽花を見に行ってきました。

新聞には先週末あたりは結構人が多かったと出ていたようですが、平日の昨日はひっそりとした感じで、紫陽花によく似合っていました。 桜の花見は賑やかなのが似合うし、花それぞれで違うものですね。

近所の友人にも「今行った方がいいよ。」と勧めたいものです。

「行くべきだよ。」というふうにお勧めするときには、should でいうのが”お勧めです”

以前に、must と have to について書いたと思います。

話し言葉では、must は個人的な意見で「そうするべき」(have toでも可)一方、have toは個人的意見ではなくてルールで「そうするべき」というときに使うことが多い、と。

「素敵な本だよ。 読むべきだよ。」 It's a fantastic book.   You must read it! (個人的意見)

「この薬、1日3回服用だって。」 You have to take this medicine three times a day. (ルール)

みたいに使いますね。

must ほど強くではないけれど、「〜した方がいいよ、お勧めです。」というときにshould がよくが使われますが、must ほどでもないので、I think や 逆に、I don't think を頭につけて、少しぼやかして言われることが多いです。

It's a good book.  I think you should read it.  

(いい本だから読むといいと思うよ。)

You look tired.  I don't think you should go to work today.

(疲れてるみたいね。今日は仕事に行かない方がいいんじゃない。)

 

ついでに思い出しておきましょう!

 

日本語では「今日は仕事に行かない方がいいと思う。」と普通に言いますが、これを直訳して:

I think you should not got to work today. と英語でいうとちょっとヘンです。

英語では結論が文頭にくるので:

I don't think you should go to work today.

となります。 

逆に、これを直訳して「あなたは今日は仕事に行くべきだと思わない。」と言うと、日本語ではなんだか持って回った言い方!となりますね。

 

I think you should buy that bag. (そのバッグ買った方がいいと思うよ。

 →  I don't think you should buy that bag. (そのバッグ買わない方がいいと思うよ。)と日本語ではどちらも、「思うよ」とした方が自然です。

でも、英語で話していると、I think と聞くと、肯定だなと思い、I don't think と聞けば否定だなと思います。

だから、さっきのI think you should not got to work today.のようにI think と聞いたのに、you should not ~ と否定が続くと、「は〜?」と戸惑います。

 



本当は楽しい英文法  助動詞の「過去」→「仮定法」

2017-06-25 10:58:40 | Weblog

17日土曜日の朝、関西の親戚から京都、伏見に住む従兄弟が亡くなったと電話がありました。 半年前の12月の母の法事には元気だったので、信じられませんでしたが、 スキルス胃癌とのことで、 進行が早かったそうです。 

19日月曜日は、スピーチコンテストの審査員という仕事を引き受けていたので心配しましたが、お通夜、告別式は20日からで、出席することができました。

式を終えて東京に帰ると、今度は小林麻央さんが、やはり癌で亡くなったということが報道され、癌の残酷さに打ちのめされた一週間となりました。

「〜だったのかもしれない。」 would have been ~

「〜だったに違いない。」 must have been ~

「〜しておくべきだった。」should have done 

こんな言葉がいっぱい頭に浮かびました。

以前に助動詞が使われる文章で、助動詞を過去形にしても必ずしも過去を表すことにはならないので、内容を過去にするにはどうするかを書きました。

I didn't know that he was seriously ill.   

I should have gone to see him. 

(but I didn't know)

(彼が深刻な病気だとは知りませんでした。 お見舞いに伺うべきでした。 でも知らなかったのです。)

と「助動詞の後の動詞が完了形になる」でしたね。

ここから仮定法につながります。

もし知っていれば → 行ったのに。(知らなかったので、行かなかった)

If I had known he was in hospital, → I would have gone to see him.

(もし彼が入院していると知っていたなら、お見舞いに行っていたのに。)

 

半年前に会った時には、「今度一緒に伏見の酒蔵巡りをしましょう。」と笑っていた、彼の顔が目に浮かびます。

合掌

 


本当は楽しい英文法  used to ~

2017-06-07 11:06:01 | Weblog

NHKの番組で、Downton Abbey (ダウントン・アビー)という20世紀初頭のイギリスの社会を描いた物語をやっていて楽しく観ています。 解りにくかったイギリス社会の二重構造、すなわち、 貴族上流階層と労働者階層がなぜ両立しているのか?なぜ「二つの英語」が存在するのか? が、この物語を観ていると、すんなり解る気がします。 

(もちろん字幕にして、話されている英語を聞かなければ吹き替えでは解りません!)

ケイトが結婚式を挙げたホテルも昔のこう言った貴族の館だったと思われます。 タイトルが出るたびに思い出されます。

(式場の建物)

(結婚式の翌日、お庭を散歩。)

この建物はかつては貴族の館の一つでした。 というのは:

This building used to be one of the aristocratic mansions.

というふうに、used toを使って言います。 必ず過去形です。

学校で「〜したものだ」と習いました。

「〜したものだ」という意味は:

1. 過去のことである。

2. 過去に繰り返し習慣的にやっていたことだ、あるいは、過去はそんな状態であった。

3. 今はやってない、現在はそうではないことである。


です。

過去の習慣

I used to play the guitar.

(以前はしょっちゅうギターを弾いていましたが、今はやめています。)

過去の状態

This building used to be a cinema.

(この建物は以前は映画館でした。)

疑問形も過去形で:

Did you use to play golf?

(以前はゴルフをよくなさっていたのですか?)

となります。

よく、間違えないようにと、一緒に習うのが:

be (get) used to ~ですね。

これは、「〜に慣れている」と言う意味です。 似ていて間違いやすいと言うことです。

I have lived in Tokyo for a long time, so I am used to the noise.

(東京には長く住んでいますので、騒音には慣れっこです。)

I am used to driving in Paris now but it was hard at the beginning.

(今はパリの運転にも慣れましたが、初めの頃は大変でした。)

* be used to~ のtoは前置詞ですからその後ろは名詞(動名詞)になります。

パリを我が物顔に運転していた頃はこんな風に言っていました。 でも、もうあの街を自分で運転して走るなんてことは無理ですね〜。