お久しぶりです。
すみません。 ブログをやめたわけではありません。 パソコンを新しくしたこと、 携帯を新しくスマホにしたこと、 春期のTOEICの講座が初めての大学であったことなど! 初めてづくめでオタオタしていました。
その間にも、上野の美術館でガラヴァッジョを観てきました。 そのあとランチをした和風レストラン韻松亭でたまたまニューヨークから来たというアメリカ人の女の子二人連れと一緒になり楽しい食事をしましたよ。 日本は初めてということでしたが、 イタリアで勉強したとか、 今は中国で勉強しているとか、かなりインターナショナルなお二人で話も弾みました。 手前味噌ながら、やはり英語が自由になるということは楽しいことです。
さて、 今日の話題は久しぶりなので、 日本語と英語で表現が逆さまになるものを集めてみようと思います。
1. come と go
言葉を覚え始めた1歳からずっと西洋文化の中で育った次男が度々登場いたします。
アメリカの日本人補習校で日本人のお友達ができると、一生懸命日本語に慣れようとしていました。
お友達に電話をしています。
「じゃ、今から君のおうちに僕が来るから。」
I will come to your house. の直訳です。
英語では、 相手に近づいて行く時にはcomeを使います。
ですから相手が今いる家に行くというつもりで、
I will go to your house. というと息子の上の日本語みたいな感じになります。
go 行く come 来る
の使い方は日本人にとって時々こんな感じで難しい時があります。
2. 否定疑問形
我が家の長男はブラジルで生まれたものの、うまい具合に幼稚園の3年間を日本で過ごしました。 だから「こいのぼりの歌」も歌えるし、折り紙も折れます。
何よりも大切なことは、 言語の発想がしっかり日本語の基礎で出来ています。
一方前述の次男は幼稚園前から西洋語の中で育ちましたので、発想は西洋語です。
さて、二人がかなり大きくなってからのことです。
夕食後も、 テーブルで遊んでいるので、私が(日本語で)言いました。
「あなたたちもう食べないの?」(You don't eat anymore?)
すると長男は首をタテに振り、次男は首をヨコに振りました。
日本語系の長男は「うん、もう食べない」のつもりで首をタテに、 一方西洋語系の次男は, No, I don't (eat anymore). のつもりですから首はヨコです。
You don't need this? (これ要りませんね?)
Yes, I do! (いえ、 要ります!)
No, I don't. (はい、要りません。)
みたいな感じになります。
つまり二人とも「もう食べない」と首を振っているわけです。
思わず私は叫びました。 「あなたたち首の振り方を統一してくれる!」
これに似たので気をつけることばにmind があります。
これはmind が嫌だ、 気になるという言葉だから、嫌ならyes 嫌でないなら、つまり、構わないならnoです。
Do you mind my smoking? (タバコ吸ってもいいですか?)
直訳は:私がタバコを吸うのは気になりますか?嫌ですか? です。
「かまいませんよ。」というなら答えは、No です。
でも紛らわしいから、 No, please do. といえばいいですね。
では、今日はこの辺で。